旅は終わり、世界は始まる
石井ゆかりさんという方をご存知だろうか。
占い師であり、ライターでもある人だ。
この人の文章はとても優しくて、柔らかくて、占い師らしからぬ清々しさがある。
私は毎年、この人の年報、1年間の星座別占いを楽しみにしている。
こんな1年になりますよ、というイメージと、月ごとの様子が分かるようになっていて、分かりやすいのだ。
年始、半年後、年末くらいにチェックして答え合わせもしている。それくらいファンだ。
その、石井ゆかりさんの年報によれば、2018年の牡羊座のテーマは「統べる」だった。
内側にある自分のテーマを見つけ出すような、あらゆるものをまとめる、というようなもの。
答え合わせをしていて、たしかにな、と思った。
2018年は怒涛だった。
大きな仕事を抱えたり、同人の方でもかなりアクティブに活動した。
そこに区切りをつけたら、息子の発達障害ときちんと向き合いながら、小学校就学に向けて勉強も始めた。
過去に好きだったものにも手を伸ばしたりした。
大人になると、もしくは子どもを持つと、それまでのものを手放すことを強要される。
「いい年だから」
「子どももいるんだから」
周りや環境に言われずとも、自分自身に自分が強要してしまうこともある。
それで手放したもの、無意識に遠ざけた、色んなものたち。
2018年は意識したわけではないが、それらをもう一度拾い上げた年だった。
そうしてみて分かったのは、好きなものはいつまでも好きで、決してなくならないということだった。
そして、好きなものは好きでいてよいのだとも分かった。
だって、好きなものを好きと言うことを、素敵だと言ってくれる人がいるのだから。
そして豈図らんや、占いの通り、私の内側には私という統一国家が生まれたのである。
それを実感し、2019年の年報を確認したところ、自分探しの旅を終えた牡羊は、目的を持った旅に出るという。
この統一国家を、きちんと繁栄させる旅の始まりなのかもしれない。
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魔法雑貨やファンタジー雑貨の各種イベントにももっと参加をしたい。
CUDを始めとするユニバーサルデザインについて、特に息子の障害も含めて知識を増やしたい。
webで、人に寄り添う何者かとして、羊のような存在を目指して、邁進していきたい。
そんな旅を、始めようと思う。
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