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先に書くべきルールとは?(ゲームのルールの伝言ゲーム)

こちらはアナログゲームマガジンの連載「ゲームのルールの伝言ゲーム」の37回目、途中まで無料で読めます。文字数は約4,300字+図表です。


書く順番の原則

今までもオススメしている『日本語スタイルガイド第3版』の中で、かなり勉強になった記述があります。

筋道は、思いついたまま書いていくのではなく、意味のある順に文を並べることである。たとえば、次のような展開方法がある。
・全体から部分へと展開する。
・概要から詳細へと展開する。
・既知の事柄から未知の事柄へと展開する。
・重要な事柄から説明する。
・相手が知りたい事柄から説明する。
・作業や手順を流れに沿って説明する。

『日本語スタイルガイド第3版』 P118

「時系列に沿って伝えましょう」というようなアドバイスはよく見かけるものの、順番についてここまで具体的で体系だっている記載はなかなかありませんでした。

今までの連載で述べたように、全体から、概要から伝えるということも含まれています。

そういった優先順位をつけるために、説明書に書く内容を「どれが重要か、どれが概要や全体か」と区分して情報を整理してから、書き始めることが大事です。

説明書での優先順位区分

ボードゲームの説明書全般で、どういった区分が可能か考えてみました。優先度は「高・中・低」の三区分とします。

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