備忘録13.下世話な話

世のカップルやご夫婦はどうしているのかこの話題。話し合いで落としどころを決めたりできる人たちもいるのかとても気になるところです。内容が内容なので隠し隠し書いてゆきます。

おつきあいをしていた学生の頃は、会うのは週末の土日。大体いつも通っているゲームセンターに行き、ホテルに入りぐだぐだするという流れ。正直なところ、私は年に1回もなくても平気なタイプでむしろ苦手な方でした。今でも。けれど相手は健康な男性なので、会えばいつも求めたがりました。会えれば十分に楽しかったし、帰り際はいつまでも帰ることを惜しんだりするようなこともありました。

けれど、こちら側の心境としては、そのために自分の体が使われているのだろうかと思うことも多かったのです。今では男性側の体の造りや心境に沿うことも少しはできるのですけれど。毎回毎回、会う前に連絡を取るときに憂鬱になる日もあったように思います。

おつきあいをしている頃は、それでも毎回対応していました。楽しいと思えることもありました。女性の側は気持ちの面の方が大事なのか、前向きにとらえられていない日の方が多かった私にとって痛みの方が多かったために徐々にその行為自体が苦手になってゆきました。

それは結婚してからも変わらず。夫はむしろ好きな時にできるくらいの気持ちでいたのかもしれませんし、本当に愛されていたからそうだったのかもしれません。毎晩のように攻防戦が繰り広げられていました。あまりに嫌で、深夜に泣き叫んだことも何度かありました。

たまに応じることができても身体が全く反応しないので、カラカラのそこに突き刺さるものが自分の内側を削っていく痛みに数分と耐えられず、やめてもらうこともありました。そんなことが何度も繰り返されていくうちに、無事に中に入ったとしても「早く終わらないかな」と頭の中でぼーっと考え、無心になることを貫くようになっていました。

せめて、せめて上手に誘ってほしいと訴える私でしたが、それってどういう風に?と聞かれると今でも答えられません。性や性教育に消極的な国柄も手伝っているとは思いますが、知識が全くないまま今に至る勢いです。

相手が可愛そうだというのなら、私だって可哀想だ。

そう思っていました。

信頼関係があって成り立つ部分が大きいのだと気づいた今では、もう当時のあの頃から既に歪んでいたのかなとも思いました。

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