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Excel 実践ピボット革命 第10章 みんなで実践ピボット革命! 

本章の狙い 

○実践ピボット革命の目指すもの
〇実践テンプレートからシステムへ
〇エクセルでBIツール DXを補完
〇参考 パワークエリ、事例紹介

ピボットテーブルとパワークエリを連携した「エクセルでBI」
ツールとして使いこなしましょう!
システム化では、データのセキュリティ保護の対策をしましょう!

みんなの誤解!「ピボットテーブルはExcelのツールである」
➡私が、30年間探求してきた結論
「Excelに組み込まれているが、別の分析ツールである」
ピボットテーブルは、①データキャッシュを理解し、②マウス操作に慣れて、③便利な機能をメニュー選択する。応用力のツールです!

新関数・AIなど急速に進歩して、人間の知識も置き換わります。
でも、マウスを使ってデータ分析するピボットテーブルは、「応用力」「人間」が考える=英知のスキルだと思っています。

既に、エクセルの資格を持っている人なら、私の実践ノウハウ=マウス術の習得は容易です。是非とも、協力して欲しいのです。

ピボットテーブルは、マウス操作「コツ」を掴むのが難しい!
自転車乗りと同じで、知識や動画を視ても身につかないのです!
マウスを使って、慣れて、身つけてん楽しむことが可能です。

エクセルの教育者 実践ピボットテーブル=マウス術の指導
エクセル検定   ピボットテーブル、パワークエリの「実践検定」
システム開発者  実践ピボット・システムを活用 RPA連携
DX推進     実践ピボット・システム=DXを補完するツール
ソフト会社    CSVデータの活用、実践テンプレートの紹介

「実践ピボット革命」は、ユーザーがエクセルを使いこなすことです!
「楽に、楽しく、みんなに役立つ」エクセルは、私たちユーザーが、主体的に関わって創造していくものだと、思っています。 

37.実践テンプレートをシステムに


25年前から「ピボット分析」「ユーザー・システム」という理想像は
「実践テンプレート」として実現できました。
その「旗印」として、2020年に商標を取得しました。
🄬MEGUSEEDです。

Management 経営 Evolution 進化 Goalゴール Userユーザー
SEED 種  皆さんのお役に立とうという思いを込めています。

 パワークエリは、BIツールPowerBI用に開発されたツールで、
エクセル2016から組み込まれ、ピボットテーブルの弱点を補う相棒です。
「クエリ」はシステム化ソフトACCESSのように、エクセルでもマウス操作で、システム化ができるようになりました。
習得が容易、みんなで使う = 雛形化 ⇒ レポート・システムに

(1)実践スキル習得

 「実践ピボットテーブルはここまで使える」紹介が大きな役割です。
共通の使いこなし方を、皆さんに慣れて覚えていただくものです。
・・実践の基本を理解、応用力を身につける
 エクセル指導、資格検定などに追加して欲しいと思います。
 ピボットテーブルの解説書・・サンプルで「機能」の使い方を紹介
 実践テンプレートは、総合的な「使いこなし方」を紹介します。

現時点では、「エクセルでBI」を教える人がいません。
 エクセルの資格を取得している人なら、理解は容易です。
私の事例を参考にして、皆さんの要望に応えることも可能です。
 皆さんの実践を支援するサポート体制、仲間づくりが必要です。

(2)業務用テンプレートをシステム化

①社内共通システムに DWHデータベースの利用
   業務別テンプレートを1つ作成 ⇒ コピーして各人で使用 
 
実践例 SAP・ERPデータから、管理レポートを全てピボット化
     ERP(統合業務ソフト)データベース 200人で使用
     損益管理、原価管理、購買管理、在庫管理・・

②各ソフトを補完する共通テンプレート 
会計ソフト、販売ソフトなどのCSVは共通で利用できます。
私は、「ソフト別テンプレート」を作成・準備していますので、直ぐに使えるテンプレートとして提供可能です。皆さんは、バラバラに自前でエクセル化する必要はありません。応用も可能です。
  例:弥生会計、Freee、ジョブカン会計、flamなど試作済

③エクセル・システムに
  複数のエクセルで作業していても、データを統合すればOKです。
 パワークエリ⇒データを整理・組み直して、複数入力の解消
 実践ピボットテーブル⇒分析レポートいう手順で、作成します。
「実践ピボット・システム」は、使いながら改善するものです。
ユーザーの成長に合わせて、サポートする体制作りも必要です。

④システム開発 レポート作成は実践ピボットでシステム化
20年前、私は社内説明会で「管理レポートは全て、ピボットテーブル化できる」と報告しました。ピボットテーブル化は、レポート・システムをユーザーへ移管し、システム部門の負担を軽減します。
DX推進での人材不足に対応する、大きな力になります。
システム開発の負担軽減、RPAとの連携なども可能です。
是非、専門家の方々にも、認知して欲しいと思います。


38.エクセルでBIツール DXを実現!


中小企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)は、
業務のシステム化、データを情報にして経営に活かす「データ経営」です。
システム化、ソフトの導入、BIツールへの移行など、
いろいろな取り組みがされています。
①エクセル なかなか使いこなせない。脱エクセル、RPAも・・
②システム、ソフト=業務を楽に、早く、効率化   [ACCESS]
➂BIツール=データ分析で役立つ情報を取得、共有 [PowerBI]
こうしたシステム化は、会社ごとに異なり、費用も掛かり、中小企業では人材不足です。どうしたら課題を解決できるのでしょうか?

エクセルでBIは、関数・マクロを使わずにマウス操作で、こうした対応が可能です。しかも、ソフトのCSVデータ活用などの連携も可能で、「良いとこどり」で、DXを進めることができます。
ユーザーと一緒に取り組めば、他のツールと比べ導入コストが著しく押さえられます。

(1)データ分析力を究める

データを客観的な基準=管理会計や実務管理能力などに基づき、
比較と要因解析による分析で「優位性・劣位性」を明らかにして、
PDCAの遂行や経営判断に役立ちます。
実践ピボットテーブルは、素晴らしいツールです。
      データ分析=比較・要因解析 
 比較  = 予算・実績・前年、相関関係[統計手法など]
 要因解析 = 数量、単価、原価・・ 因数分解、重要度
 

(2)データ活用力を高める

VLOOKUP関数、VBAマクロなどの高度なスキルに替わる画期的な「ツール」が、新機能パワークエリ「取得と変換」です。

(3) 実践力 実務のスキル・ノウハウを活かす総合力

データ分析とデータ活用は、個別でなく、相互に高めるものです。
スキルを共通化し、ノウハウを応用力にすると「実践力」です。
私は、長年の実務経験①経営管理、②システム、➂表計算[エクセル] 3つの実践スキルを活かすことで、この総合力を向上しました。

39.パワークエリ「データ活用」概説


BIツールのPowerBIの機能として開発され、
エクセル2016から標準機能として利用でき、
ACCESSのようなデータ処理が可能です。
Power Queryエディターで、Excelの外で動き、
エクセルや他のファイルのデータを接続・変換して
データを作成・加工します。
Excelには、テーブルとして読込みます。
エクセルの行数100万件の制約も解消して、
「レポート作成」から「データ活用」まで可能な画期的なツールです。
[特徴]
 1)ピボットテーブルが使いやすくなる [元データの作成容易]
 2)マクロを使わずにクエリのステップ設定 [作業のビジュアル化]
 3)[機能] 接続、変換、結合、管理
 ①データの取得  データ/テーブルまたは範囲から
 ②PowerQueryエディター[エクセル外]
  ➂テーブルに取込む。ピボットテーブルで読込みも可能。

Youtube動画で、容易に理解できます。是非勉強してください。
私は、3年前から使い始めていますが、まだまだこれからです。

1.【データの取得】

〇テーブルまたは範囲から
〇ファイルから  ・エクセル、txt、csv・・
〇フォルダー 複数のファイルを選択できます
〇データソースの設定   

2.PowerQueryエディター

 エクセルの外での操作になります。
 操作中は、エクセルは使えません。

[主な機能]
①元データの読み込み 
   テーブル、範囲[名前]
   CSV、他のエクセル ファイルパス指定から
②クエリのマージ、追加
   マージ ・・VLOOKUP関数よりも高度な検索・結合が可能
   追加  ・・様々なクエリの結合

➂列の追加、編集
   グループ化・・集計
   インデックス
   列のピボット解除、ピボット
   展開
④パラメータ
⑤詳細エディター
⑥プロパティ、オプション設定

3.テーブルでエクセルに取込み

4.ピボットテーブルへ

40.パワークエリの実践事例


事例 VLOOKUP関数・マクロを使わずに最新累計
  直近累計 2022年4月~5月データに6月分追加
従来の対応  マクロで自動化
   累計データの追加  フィルターで当月分クリア
最新の当月分を追加[コピペ]
マスタ検索   ・・VLOOKUP関数 

1⃣パワークエリの一般的な使い方による対応

繰返し利用するには、累計更新した結果を「元データ」にコピペする
あるいは、過去の全データを結合する方法など、課題が残ります。
パワークエリは、個々の機能を理解しても、実践応用は難しいです。
 知識を目的に応じて「使いこなす」「応用力」を養うことが必要です。
 その実践事例を1つご紹介します。

2⃣追加データだけで最新累計を「自動化」する方法

パワークエリのソース設定に工夫!

応用例: 毎月のシート、エクセルなどを分けなくても済む
      4月、5月、6月・・・・・ 累計
       ⇒  当月 、 累計 の2つに
◎これらの操作手順が、すべてマクロで設定でき、
かつ、「更新」クリックで、最新データがエクセルに取り込まれる。

→ダッシュボードとの連携などが可能になります。  解説29 


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