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自己紹介【不妊治療と仕事】


ご覧いただきありがとうございます。
はじめまして、めぐると申します。

作業療法士として10年以上リハビリの仕事に従事しつつ、約2年間不妊治療のクリニックに通い、体外受精にて第1子を授かることができました。(現在妊娠16週目に入りました)

悩み、もがきながら歩んできた時間を忘れてしまわないように、その時々に感じた心の温度をありのまま思い出せるように、記憶を手繰り寄せながらここに記していきたいと思っています。


具体的な治療経過はこちら

2019.7 結婚
2021.9 自己流で妊活開始
2022.1 婦人科にてタイミング療法開始
2022.9 左卵管の閉塞を指摘され、不妊治療専門クリニックへ転院
2022.12 卵管鏡下卵管形成術(FT)実施
2022.12 人工授精にステップアップ
2023.4 人工授精にて妊娠するも10Wに進行流産
2023.8 体外受精に向けて採卵実施するもOHSS重症と診断され入院
2023.10 凍結胚移植にて妊娠



”初めての治療”はいつも不安でいっぱいだった

卵管造影検査、卵管鏡下卵管形成術(FT)、人工授精、自己注射、採卵、OHSS、凍結胚移植、初めてのことに出くわす度に検索魔になり、体験談を読み漁っていました。
過ぎ去ってみれば「意外と大丈夫」ってこともあれば、「想像以上の痛みだった!聞いてないよ!」って怒り狂ったこともあったりして。
私自身がブログやYouTube等の体験談にたくさん救われたので、同じように私の経験が誰かの不安を少しだけ軽くする一助になればいいな、なんて願いを込めて。



心身ともに疲弊した仕事との両立

約9年間、作業療法士としてリハビリ専門の病院に勤めていましたが、自己研鑽の為の研修や時間外労働も多く、妊活を意識し始めたタイミングで転職を決意。
1か月の休養期間を経て、訪問リハビリへ転職。
以前からカウンセリングの仕事に興味があり、このタイミングで公認心理師の資格を取得しました。

転職から半年ほど経過した頃、職場の上司に相談の上、本格的に不妊治療を開始。
大変ありがたいことに快く背中を押してくださる方ばかりの環境で、なんとか時間を調整しながら通院できていました。そう、なんとか。

通院のスケジュールだけはどうしても思い通りにはならない。
恐らく不妊治療中の働く女性がほぼ全員ぶつかる壁がこれだ。
「明日もう一度来てください」「2日後に来てください」
常にスケジュール帳と睨めっこしていました。

訪問サービスという仕事柄、曜日毎に利用者様の枠が決まっている。
こちらの都合で急にお休みになったり、曜日や時間が変更になることが多く、治療の為とは言え大変心苦しい思いだった。
小さな事業所で、代診を依頼できるほどのマンパワーはなかったので、すべて自分で緻密なパズルを組むような調整が必要になる。
月末は特に報告関係の書類に追われる為、そんな時に通院ラッシュが被ると本当に地獄の日々だった。
誰に責められる訳でもないのに、多くの人に迷惑をかけているという事実に打ちのめされて何度も泣いた。
投薬の副作用にも慢性的に悩まされたし、手術や流産等、大きな出来事の後にも何食わぬ顔で働いた。
心をすり減らすばかりで、大好きで生きがいのように感じていた仕事も嫌いになりそうだった。
それでも歯を食いしばって耐えるしかない。
その時々で場当たり的に乗り切るしかないのだ。
不妊治療と仕事を両立するとはそういうことだ。

保険適用になったとはいえ不妊治療は莫大な費用がかかる。
これもまた事実。
綺麗事で済まされない事実と折り合いをつけながら真っ暗なトンネルの中をひた走る。
私にとってはそんな感じの日々だった。


今後は、治療の感想や費用面、限度額適用認定証や傷病手当等、利用できる制度についてもお話していけたらなと思います。
お付き合いいただけると嬉しいです。


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