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めぐる、3号/紙で伝える 「ガリ版」 こぼれ話

死ぬまで文字を刻みたいー。こう話すのは現役ガリ版印刷者の坂本秀童子(しゅうどうじ)さん。

昭和時代、学校で配られるプリントや配布物、ビラはほとんどがガリ版で刷られていました。

全自動のコピー機の台頭とともにガリ版印刷は衰退の一路をたどります。

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「3畳ほどの場所と道具さえあれば、どこでも刷れる」と、坂本さんは言います。

電気などいらない、究極のアナログ印刷。一文字ずつ鉄筆で文字を刻み、一つひとつ手で刷って、インクののり具合を確かめて、気に入らなければボツにする。

「こだわり」という言葉では収まりきらないほど、魂を込めた冊子を彼は手がけます。

その名も『謄写技法(とうしゃぎほう)』

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めぐる、第3号では、ガリ版の奥深さ、そして坂本さんの思いや謄写技法についてつづりました。

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