感性と嗜好と変わらないもの

この数年で味覚が変わった。
以前は嫌いだったきのこやチーズが好きになった。
飲めなかったハイボールも発泡酒もワインも飲めるようになった。
昔好きだったけれど今はあまり食べなくなったというものは思い当たらないけれど。

感性も変わった。
露出の多い服やかっこいい服、きれいな服、白と黒と赤。激しいロック。ボディピアス。暗い音楽。
そういうものが好きだった。
けれど今は大正モダンやアメリカンレトロを彷彿とさせるような服が好きだ。シックな服。スカーフ。ボタンや花モチーフのピアス。ポップな音楽。
そういうものたちに惹かれる。

変わらないものはなんだろう。
好きになる人は皆どこか似ている気がする。
好きな食べ物。夜の散歩。星。海。自然。お酒。
ぼくのりりっくのぼうよみ。小説。東京。
一度好きになったもの、心から惚れたものはこの先もずっと好きであり続けるだろう。そうありたい。

たくさんの経験や考えを通して人は変わっていく。
私は良い方に変われているのだろうか。
今はまだ分からない。
けれどきっと数年後に思い出して懐かしく思えるような日々を過ごしたい。そして変わり続けたい。
私は変化を求める。良い変化を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?