縁 2018/9/20

誰かと仲良くなるということは「相手を理解して、尊重する」ということ。昔のわたしは勘違いをしていて「自分を理解してもらって、尊重してもらう」ことが、仲良くなった証だと思っていた。

「相手を理解し、尊重する」ことと「自分を理解してもらい、尊重されること」は表裏だと思う。ただ「相手を理解し、尊重する」が先だ。これがないと、相手はわたしを理解しようとはしない。

じゃあ、誰が本当にわたしのことを理解してくれるの?と思ったあなた。わたしを本当に理解し、尊重してあげられるのはあなた自身しかいない。

とても仲が良かった友達が次第によそよそしくなったなあと感じるとき、いつの間にか相手のことより「わたしのことを理解してよ」という状態になっていることが多い気がする。そして反省する。

このごろは、誰かと仲良くなったり、離れたりするのは縁だから、それにまかせたらいいな、とも思う。「もうあの子とはこれっきり」なんて、決めなくていい。生きている限り、何がどうなるかなんてわからないんだし、また「会いたいな」と思ったら連絡したらいい。縁が続くかなんて、タイミングもあるし、無理せず、それこそ相手を尊重しながら、自分の気持ちにも寄り添えばいい。うまくいかないことも、長い人生の中にはあるだろうけど、切れてしまった縁があるなら、きっと、新しい縁だって入ってくるって信じてる。

学生時代の友達とは疎遠になって、20年近く経とうとしている今になって、次々と同級生たちと再会して驚いている。突然復活した縁は、嬉しくもあるけど、どこか慎重になる気持ちもあったりして、ソワソワしている。どんな縁でも受け止めよう、と自分に言い聞かせながら。


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