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図書館のススメⅡ

4月に横浜に引っ越した。早速、図書館の様子を伺いに出かけたところ、受けられる行政サービスも場所が変われば随分異なるのだと驚いた。

文京区では本・雑誌を30点まで借りることができたからとにかくバンバン借りてバンバン返した。予約も100件まで入れられたから、とりあえず人気作に予約を入れて気長に待つというスタイルを取ることもできた。

一方で横浜市は、予約&貸し出しがそれぞれ6件まで...。人気作に予約など入れていたらいっぺんに何冊も借りられなくなってしまうから、より厳格な本選びの姿勢が求められる。

さすがにこれは不便だろう。そう思って少し調べると、

横浜市の図書館は他の政令指定都市と比較して、一人当たりの蔵書冊数や予算が少なかったり、1区1館としていることで人口比が考慮されておらず、その影響もありアクセス性に課題を抱え、市民の皆様からも増設等のご要望が多い課題です。私はこれまで議会において、図書館の充実、増設について提案し、図書館施策に取り組んできています。

https://www.fujisakikotaro.jp/blog/activity/entry4542.html

この市議会議員さんがどんな方なのかは詳しくは知らない。ただ、どうやら図書館に課題がないわけでもないらしい。

たしかに、自分が住む横浜駅の周辺は駅をまたいだ東西の移動が難儀で、家から図書館に行くにもバスを乗り継がないとならない。遠くの図書館から近くに本を取り寄せたとしても、その近くの図書館がまだ遠いのだ。

だから、横浜市には文京区にはなかった移動図書館があるのだろう。



移動図書館は、それはそれで風情がある。

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晴れの日は広場のような場所にカウンターが広がり、取り寄せられた本と返却された本がうず高く積まれる。街の中に図書館が突如出現するのだ。

だから当然、雨の日に図書館はやって来ない。2週間後に予定された次の巡回日まで本の引取り期間も延長されるから、その時間にテレワークの仕事が入らないように日々の調整をこなしながら、ただ未来が晴れることを願うのだ。

以前よりも、図書館とは少しゆっくりなペースで向き合っていくことになりそうだ。そもそも、読む本がなくて困っていたわけでもなかったのだ。本棚にはまだ読んでいない本があり、大量の本が詰まった段ボールをまだ開けられてもいないのであった。


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