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キラキラ光る、夜空の星よ

こんにちは!

今日は、大切な日に溢れる思いを、静かに綴ってみようと思います。

今日は大好きだった祖母の、9回目の命日でした。

早起きをして、今も祖父が暮らす家のお仏壇に手を合わせに行ってきました。

和裁の先生だった祖母は、とても明るくて、華やかな人でした。

近所の方からも慕われ、家族からも愛されていました。

わたしは、4人の孫の中で唯一の女の子だったので、浴衣や着物を仕立ててもらったり、一緒に洋服を買いに行ったりと、とても可愛がってもらいました。

お花が大好きだった祖母の影響で、わたしもお花が大好きになりました。

祖母の家の前は、都会なはずなのに川が流れ、緑が生い茂る、とても豊かな場所でした。よく家の周りを一緒に散歩しました。夜になると、星がたくさん見えました。

わたしは覚えていませんが、幼い頃に祖母に抱かれていた時に「キラキラ光る星」がたくさん見えたので、「キラキラおばあちゃん!」とわたしが言い出したそうです。それからずっと、家族からはキラキラおばあちゃんと呼ばれていました。

祖母が他界した9年前、わたしは大学生をしていました。

当時、バンド活動やシンガーソングライターなど音楽活動をしていたわたしは、祖母への思いを曲にして残しました。

今でも、毎年、命日にはこの曲を必ず口ずさみます。

当時、初めて死というものと向き合ったこと。初めてのお葬式。止まらない涙。もう会えない違和感。大好きだった祖母への思い。

今年は久しぶりに、ここに文字にして、残してみようと思います。

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都会の端っこの小さな川の前

優しい一軒家にあなたは暮らしてました

いつでもどんな時も優しく迎えてくれて

あなたが大好きで離れたくはなかった


あなたが産んでくれたのがわたしのママで

あなたは世界で1人のわたしのおばあちゃん


いつだっていつだってわたしを愛してくれましたね

あなたの笑顔はまぶしかった

天国のあなたまで届きますか?この声は

今、あなたに 会いたい


あなたが旅立つ日みんなが集まった

ごめんねもっとたくさん会いに行けば良かったね

たくさんの人たちがあなたのためだけに泣いてた

こんなに愛されてあなたは幸せでしたね


「あなたの孫で良かった」と綴った折鶴と

あなたが大好きだったたくさんの花を入れました


ゆらゆらと揺れながらあなたは空へと上って行きました

「19の煙」を見つめてた

天国のあなたまで聞こえますか?この声は

今、あなたに 会いたい


いつだっていつだってわたしを愛してくれましたね

だから私は誓ったのです

この先の人生にどんな高い壁が現れようと

必死で笑って乗り越えてみるよ

ありがとうありがとう、あなたはこの世から旅立つことで

私の背中を押してくれた

流れ星、落ちました、綺麗な星が1つ死にました

そして私の心になりました


もう2度と会えない

もう2度と話せない

写真の中のあなたは

笑顔のまま

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おばあちゃん。

あれからわたしは、色々なことがあったよ。

就職して、社会人を経験して。大切な人ができて、お別れをして。体調を崩して、退職をして。ヨーガに出逢って、救われて。鍼灸を見つけて、学び始めた。

全部全部、ちゃんと話したかったことばかりだよ。

けど、心配しないでね。

今は、ようやくありのままの自分を受け入れることが、ずいぶんとできるようになったよ。

心も体も辛かったけど、やっと元気になってきた。

仏壇の前で手を合わせると、「りなちゃ〜ん!」って、抱きしめてくれるあの声と笑顔が、今でもそのままわたしの心に浮かんでくるよ。

お母さんのことも、ちゃんと支えるから、任せてね。

また、会いに行くね。

いつも見守っていてくれて、有り難う!

また、いつかね。







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