【 二十世紀梨のジャム(梨飴) 】
1週間ほど前に、実家から届いた二十世紀梨の大箱。
兵庫県北部に住む両親が、毎年、親戚たちへ送る時に、私達兄弟3人にも送ってくれます。
何十箱と送るので、子供にまで大箱送ってくれなくていいのに。
と言いつつも、とても嬉しく感謝で、毎年美味しく頂いてます♪
400g弱の玉が24個で、さっそく次の日には、電車で1時間ほどの大阪市内に住む娘に、半分おすそ分け。
二十世紀梨といえば、鳥取が産地ですが、山陰地方・鳥取と同様の気候の兵庫県北部も、秋は二十世紀梨の名産地です。
私にとって、梨といえば、何と言っても二十世紀。
地域がら、長十郎などの果肉の柔らかい梨は、めったに口に入らなかったこともあり、梨といえば、このシャリシャリがあってこそ☆
と、もっぱら生食ですが、今年は、ジャムを作りたい気分になり。
生食では大好きなシャリシャリ感が、ジャムにしたら、ちょっとどうなんーとも脳裏をかすめつつ、
今回ジャムにしてみたのは、鳥取出身の知人との会話。
私の元義母の実家は鳥取で、時々、道の駅なんかの梨ジャムをいただいたこともあり、やはり梨はジャムには不向きかなぁと思いつつ、
「秋には梨がありすぎて。
ジャムというか、梨飴をおばあちゃんがいつも作ってたよ。
喉にいいって。」
梨飴!
それは初耳。
さすが、鳥取の梨産地。
喉にいいなら、では今度実家から送られてきたら作ってみよう☆
ってことで、皮と芯を除いた梨の30%量のきび糖で、鍋を火にかけ、完成。
皮もむいたし、キレイな色に仕上げたいなと、グラニュー糖で煮ようかと思いましたが、お店で売り切れていたので、いつものきび糖で。
なので、茶色のリンゴジャム的に仕上がってますが、20分ぐらいの加熱途中に、アクを取りがてらお味見したら、なんと、喉によい雰囲気がある~
喉によいものとして、黒豆の煮汁とか、オリーブの葉のハーブティーとか使いますが、梨飴もなかなかよさそうですよ。
ただ、お砂糖は、グラニュー糖などの透明なものを使うほうがよいかな。
梨にてんさい糖やきび糖を使うと、色だけでなく、砂糖原料の風味が気になるかもしれません。
きび糖なんて、ホットケーキのシロップにすると、色はそのまま茶色でいいけど、風味が、もうちょっとこの茶色並に深ければいいのになぁという、
案外、平坦な甘みに感じてますが、
梨を煮たら、あらあら、きびの主張が強く出る気配。。
梨の、加熱したりの加工には、梨のみの風味を残すのが大事な気がします。
他のフルーツだと、違う甘みと合う場合もあるでしょうが、梨の甘みや風味は、他の甘みと仲良くできにくいかも。
作ってみて、初めて分かることが色々あって楽しいですね^^
これで、喉が気になる時に、紅茶に入れて飲んでみようとか、冬の楽しみができました。
ちなみに、今回はレモン汁は入れずで、梨は全てすり下ろしたので、水分がとても多く、全く固まらずのシャバシャバにもほどがあるほどのシャバ度。
出来上がりの画像を、娘にLINEしたら、
「すぐ腐りそう」
と返ってきましたが^^;
確かに、1瓶は、日持ちチェックのため使わず、冷蔵庫に放置してみます。
娘はコンポートにするのが上手なので、
何年か前に、洋梨タルトのレシピで、二十世紀梨タルトを作っていました。
このタルト生地がレシピ秀逸で、水分多いフィリングを詰めても、長らくサクサクを保っているし、味がまずとても美味しいので、普通にクッキーとして焼いたり。
お金を貯めて、庫内30Lのビストロを買って、グラタンやシュークリームなど、色々と焼いているようです。
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