きっかけはどこからでしょう?風が吹けば桶屋が儲かる並みにいろいろあって「めぐらし舎」をスタートすることになりました。初めての投稿は私が副業を始めることになった経緯をお話ししようと思います。

私の本業と転機について

私は現在、インテリアのEC事業をメインで展開する地方の中小企業で働いています。EC事業ってみなさんご存知でしょうか?当社は実店舗を持たずネットショップのみで小売を行う形態の会社です。お馴染みのamazon・楽天市場など、ショッピングモールにインテリアのお店を出しています。私はWEB店舗の運営、マーケティングや、家具の商品企画やバイヤー、商品撮影など全般の業務を担ってきました。

ところが5年ほど経ったある日、青天の霹靂が!

会社が大きくなってきたので、定期的に新卒採用を開始しようというのです。そして、専任の採用担当のポジションとして、私にお声がかかったのです。

「そう来たか!」というのが第一印象。だって、私、就職活動をほぼしたことがないんです。新卒のカードは潔く捨て、フリーターをしていました。現職も前職も、人からの紹介で潜り込みました。紹介者には感謝してもしきれません。

そんな私が、「新卒を採用する立場に?会社説明会とか面接とかって何するんだろう?インターンシップ?何それ、美味しいの?」状態です。しかもひとり部署・ひとり採用担当。社内にはお手本になる人も頼れる人もいないという追い込まれ具合でした。

幸いだったのが、社長以下ほとんどの社員が就職活動をまともにしていなかったこと。(なんて会社だ?!)新卒採用がどんなものか、知っている人がいない会社だったのです。だから私が「新卒採用とはこういうもんです。」とハッタリをかませば「そうか、そういうものなのか。」と、皆が素直に協力してくれました。こうして手探り状態のまま1年半を駆け抜けました。

尽力の結果なんとか新卒採用は成功し、新卒1期生が入社してきました。その頃、私はふと思いました。「こんな自己流で採用してうまくいったのは偶然では?それに新入社員は果たして定着してくれるのか?」と。

資格の取得にチャレンジしました

何か新しい取り組みをせねば!焦り混じりでいろいろ調べた結果、行き着いたのが「国家資格キャリアコンサルタント」の取得という目標です。キャリアコンサルタントとは、個々人の適性や職業経験に応じて職業設計を行い、これに即した職業選択や能力開発を効果的に行う専門家です。この資格があれば、採用担当として会社の入り口だけに関わるのでなく、入社後も社員のサポートが担えるのではと思いました。

キャリアコンサルタント資格の受験の為には、まず養成講座というスクーリングを105時間受講しなくてはなりません。養成講座では自分自身のキャリアについて、過去から未来までを深く考えるワークがたくさんあります。人のキャリア相談に乗る前に、まずは自分の足元を見ろってことですよね。これが自分にとってよい経験になりました。

一緒に養成講座を受けた人の中には「仕事を辞めようか悩んだ結果ここにたどり着いたけど、もう少し前向きに仕事に取り組んでみる!」という方がいらっしゃいました。他にも「会社の人間関係を改善する働きかけを自分から行うことができた!」という声も。講座が終了に近くにつれ、自身のキャリアを見直すことで仕事がうまくいくという状況を作り出せているようでした。なんかすごい!

キャリアコンサルタントの資格について「食えない資格」だとか「国家資格にしては敷居が低すぎる」だとか、いろいろ言われています。確かに万能な資格ではないですが、少なくとも自分のキャリアについて考えることができただけで元は取れたな、というのが私の感想です。

そう、自分のキャリア!私のキャリアに向かう姿勢は「来るもの拒まず」でした。自ら進んでやりたいことがあるわけではなく、出世やお金を稼ぐことにもさほど興味はない。やりたいことがないことを強みにして、目の前に差し出された課題を1つ1つ真剣にこなしてきた、という感じです。養成講座の中でクルンボルツ先生の「ハップンスタンス・ラーニング・セオリー」がとってもしっくり来ました。


流れに任せて進んだキャリア

さて、随分話がそれました。自分の転機を振り返ってみたときに、共通点が見つかったんです。それは「自分のことを何かしら発信していると、思いもよらないところから声がかかり、新しい展開が始まること」。

例えば、大学卒業後フリーターをしていた私は「そろそろ正社員として働きたい!」と会う人にどんどん声を掛けていました。すると、声をかけていない知り合いから突然「車の営業職を探しているから話聞いてみない?」という話が舞い込みました。

現職にめぐりあったときも同じです。前職を辞めた後、職業訓練校に通いながら次の仕事をどうするか考えているときのこと。仕事をしていない状況や職業訓練校に通っていることをSNSで発信していました。

とある天気のよい日、テラス席でランチのパンを食べながら落ちたパンくずをスズメに与える様子を発信したところ、「私も今、失業中で、東京の公園で同じくスズメにパンあげてる!」と知人から連絡が、笑。そこから話が弾み、後にその人からの紹介で、今の会社に入社することになったのでした。

「何かを発信すること=新しい展開が始まるための伏線」という行動パターンが私の中に根付いています。別にスピリチュアルではないですよ。ゲン担ぎのようなものです。

2019年8月に無事キャリアコンサルタントの資格を取得することができました。取得前から、資格が取れたら新しいことがしたいな、というのが私の中にあり、今回も漠然とながらいろんな人に話していました。

すると2つ、またまた思いもしなかった場所からお話が舞い込んだのです。

そして副業開始に流れ着きました

1つは一緒にキャリアコンサルタント資格の勉強をした、同じ講座の同期のAさん。知り合いの会社がホームページ運営に手を焼いているので運用代行お願いできないか、という依頼。

もう1つは取引先のTさん。採用広報についての講師の依頼をいただきました。私の会社で成功している採用への取り組みを他企業に向け、1回2時間で情報共有してくれないか、という依頼。

どちらの案件も、私が本業として経験を積んでいる内容です。そして会社や事業を「売り込む」という点で根っこは同じ。この方向性でいろんな方のお役に立てるのではと思い、副業として立ち上げてみようと思ったわけです。

長文失礼しました。つらつらと経緯を書いてしまいました。

今後も引き続き気の向くままに文章を書いてみようと思います。ご興味がございましたらご贔屓によろしくお願いします!発信することで誰かに繋がり、新しい展開へ広がることを期待して。

↑ちなみに、まだまだ完成度低いですが、副業サイト作ってみました。noteとともに育てていきたいと思っております。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?