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募金と物資支援で繋がる

突然ですが、「身近にできる国際協力」と聞いて皆さんが最初に思い浮かべるのは何でしょうか?
私が真っ先に思いついたのは「募金や物資支援」でした。
もしかすると同じものを思い浮かべた方も多かったかもしれませんね。

ということで…
今回はそんな「募金と物資支援」についてお話ししようと思います。

一口に募金や物資支援と言っても、様々な種類や送り先、用途があることは、きっとご存知の方も多いと思います。

【募金の場合】
・現金での募金
・ネットからの募金
・定期制(月額制)の募金
【物資支援の場合】
・書き損じ葉書や切手、ペットボトルキャップなどをお金に変えて、ワクチンや文房具などの購入費にあてる
・絵本を送る

ここに書いているのは、世の中にある募金や物資支援のほんの一部であり、インターネットで検索をかけるだけでも、数え切れないほど出てきます。
では、皆さんは募金や物資支援をするときに、こんなにたくさんの種類の中から何を基準に見極めているでしょうか?

街頭募金やポスター、テレビやラジオのCM、YouTubeの広告、学生さんであれば学校で取り組んでいるなど、日常生活の中で募金や物資支援を知るきっかけは、様々なところにあると思います。
募金や物資支援をする上で、まずはこのようなきっかけに触れ、興味を持つことが、行動を起こす第一歩になります。
しかし、上記であげたようなきっかけだけで知ることのできる情報はごく僅かです。

募金や物資支援をしている方、過去にしたことがある方は、どのくらいその活動について理解しているでしょうか?
正直なことをいうと、、、「たまたまやっているのを見かけたから…」「あまりよくわからないまま…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私自身も、中学生のときに通っていた学校の中で募金活動や物資支援をすることがありました。
しかし、”募金や物資支援=良い”というイメージだけで、その団体や送り先、使われ方についてあまり積極的に知ろうとはしていませんでした。
つまり「なんとなく」で行動してしまっていたのです。

「なんとなく」でした募金や物資支援も結局誰かの役に立っているなら良いじゃないかそう思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、特に物資支援の場合は、「なんとなく」で送ったものが却って(かえって)誰かに迷惑をかけている可能性があるのです。

例えば、衣類や雑貨をそのまま送る場合、送り先についてよく理解していないと、その国の気候に合わないことや、宗教や文化の違いで使えないことがあります。
また、個人で物資を送る場合、数に限りがあるため、送り先での分配によっては争いが起こり、コミュニティを壊してしまうことに繋がる場合もあります。

このように「なんとなく」での物資支援にはリスクが伴うのです。

また、募金の場合も、様々な種類があるからこそ、その団体が本当に信頼できるものなのか、自分が本当に協力したいと思えるものなのかを考える必要があります。


最後に、ここまで読んでくださった方にお願いがあります。
「募金や物資支援をする場合は、少しだけでもそのことについて自分で調べてみてください」
団体の活動実績や、募金の使われ方、送り先のことなど、どんなことでも構いません。
募金や物資支援をきっかけに、まだ会ったことのない誰か、遠く離れた誰かについて知ってもらえれば良いなと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました♡

ライター:西風明


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