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「異次元の少子化対策」でやってほしい事1

女性が「子どもが欲しい」と思うタイミングとは?

「異次元の少子化対策」というキャッチフレーズで、岸田首相自ら取り組む宣言をされました。今回の少子化対策の柱は、「児童手当など経済的支援の強化」「学童保育や病児保育、産後ケアなどの支援拡充」「働き方改革の推進」の3つのようです。それぞれの対策について、20年以上「子連れママがはたらく」ということに関わってきた私なりに、どんな対策だったら「もう1人産んでもいいな〜?」とママが思うのか?を考えてみました。
そして、ママだけではなく、女性が「子どもが欲しい」と思うのはどんなタイミングなのか?ということも併せて考えてみました。

「出産子育てはキャリアの邪魔」と言った女子大生

私が理事長を務めているNPO法人ママの働き方応援隊
2012年から「赤ちゃん先生プロジェクト」なるものを全国各地で展開しています。ミッションは「子育て中がメリットになるはたらきかたを創る」です。その赤ちゃん先生事業立ち上げ当時、神戸大学にテスト開催でお邪魔した時のこと。神戸大学といえば、国立でかなり優秀な学生達が多い大学です。赤ちゃん先生の授業スタート前に学生達に子育てについてどんなふうにイメージしているか?聞いてみました。
理系の大学院生だったある女子大生がキッパリと「出産育児はキャリアの邪魔になるから考えていません」と言ったのです。赤ちゃんを連れていたママ達の顔が凍りつきました。

子どもが欲しい!に立ちはだかる壁「出産〜育児とキャリアがリンクしない」

「子どもは欲しいけどキャリアはどうなる?」これは、日本で働く女性のほとんどが感じる「迷い」なのだと思います。産休育休などの制度が整っている大手企業だったり、公務員だったりであっても、その制度を使うこと自体「自分のキャリアが停滞してしまう」という不安を抱えるのだそうです。
そんなふうに思ってしまう原因はなんだろう?と、私なりに考えてみました。それは、仕事という公的な場ではプライベートを出してはいけないという「暗黙の同調圧力」があるのではないか?つまり、「個よりも公を優先する企業文化」があると感じます。(私自身も、子育てしながら大手証券会社で仕事していた頃、顧客には子育て中であることは隠していました)

キャリアの中に子育てを入れよう!

子育て中の女性は一気に様々なタスクをこなさなければならない環境に置かれます。もちろん、最近は男性の育児休暇も叫ばれ出していますので、パートナーが子育てをサポートしてくれることもありますが、それにしても、乳幼児の子育ては24時間365日「強制的な職業訓練」のようにハンパないタスクの連続なのです。これ、違う角度から見たら、たった1年ですが膨大な時間をかけて寝てるだけだった赤ちゃんが歩いたり喋ったりという「人間にしていく」ものすごいプロジェクトのリーダーを担っているのです。このことがキャリアとみなされていないのはなんとも勿体無い!と思うのです。

「異次元の少子化対策」でやってほしい事2へ続く


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恵夕喜子(めぐみゆきこ)
鹿児島県奄美市生まれ
子育て中に、バブル期の大手証券会社で営業職を12年間。
同時に息子が入ったカブスカウトでリーダー体験10年間。
教育事業に興味を持ち、女性専門のコンサルタント会社で経験を積み2006年に独立。
2007年にNPO法人ママの働き方応援隊を立ち上げ、
2012年、出産後の女性が講師として、赤ちゃんと一緒に参加できる「赤ちゃん先生」をスタート
2023年世界一子どもの幸福度が高いと言われるオランダで広がったイエナプランをベースに
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