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狂った組織から学んだ4つの成功法則

《狂った組織は狂った人間から始まる》

僕が所属していた団体には、狂った先輩がいた。一見すると、よく喋るうるさい先輩。だがその本性は、人を精神的に追い込み、自殺寸前にまで至らせるサイコパスだった。

厄介なのが、その対象は極一部に限られていたこと。そのため知らない人には、僕らの叫びは聞こえなかった。

半年だ。半年、僕らは耐えた。しかし友達の「気がついたら死のうとしていた」というセリフを聞き、もう我慢できなくなった。

実は、僕自身に被害が及ぶことはなかった。唯一逆らった人間だったから、あえて関わってはこなかった。

僕も先輩と戦えるのは自分だけだと思っていたから、事件が起こっては先輩の動向を監視していた。

いつからか周囲の期待は、僕一点に集まっていた。話し合っていても、僕がどうにか解決させるという流れになる。

そのときは僕も満更ではなかったから、彼らの期待に応えるつもりだった。何より僕もはやく終止符を打ちたかった。

そして決戦のとき、僕は負けた。理由は単純明快、ほかの団員が「先輩に逆らう方が大変から」だそうだ。

ふざけるな。苦しいまま惰性で過ごしてたまるか。大変でも走らなきゃ進まねーだろ。ところが多くは無気力で、抗おうとすらしなかったのだ。

ショックだったのが仲間だと思っていた連中も、他と変わらない傍観者であったこと。負けたよく翌日から、彼らは僕を腫れ物のように見てきた。陰で悪口を言っているようでもあった。

そのときは落ち込んだが、この経験は僕に大切なことを教えてくれた。

《4つの成功法則》

面倒ごととバカには関わるな
そもそも先輩に対抗しようとせず、その団体に見切りをつけて前に進めば良かったのだ。ところが僕は固執し、多大な時間を失った。

政治は無駄
ということ。ここでの政治は国ではなく、組織の中の政治、派閥争いなどである。これは1つ目と同様に、時間の無駄でしかない。しかも何の生産性もないため、政治争いをしているやつはバカである。

味方のフリをした傍観者には気をつけろ
彼らは最初、こちらに良い顔をして媚びてくるが、形勢が変わった途端に手のひらを返して攻撃してくる。場合によっては直接の敵より質が悪い。

世の中、挑戦者は少数派
僕は上を目指して生きている。革新的で改革派、常に挑戦者だった。だから同じような人間も、もう少しいると思っていた。

ところが大概の人間は保守的で、誰かの目を気にして働きかけようとしない。良い悪いの判断を他人に任せて、同調して、自分の身だけを守ろうとする。そんなやつがほとんどなのだ。

《まとめ》

どんな経験でも捉え方によっては成長に繋げられる。これ僕が大学2年生のときの話だが、この早い歳で良い経験をしたと思う。

時間を大切にするようになった。人間を見る目が培われた。良い歳こいて派閥争いとか、社内政治とか下らないことをせずに済んだのだから。

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