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一般市民ランナーとバセドウ病とのお付き合い

バセドウ病というものを持っています。

当初は、激しい運動を行わなければ、全く日常生活に問題はないし、薬を飲めばすぐ治るし、走るのにも全く影響無し、と思っていましたが、勝手に薬をサボって悪化させてしまったことから、それなりに影響はあるものだと今は思いながら、お付き合いをしています。

バセドウ病によるランナー的な影響も含めて、再発した状態を記していきたいと思います。

運動する人で、バセドウ病と診断されて、これからトレーニングをどうしようと思っている方の参考になればと思います。


まずはバセドウ病とは


概要はこんな感じです。

・甲状腺の病気。甲状腺機能亢進症 と言います。甲状腺ホルモンが働きすぎてしまう病気。
・症状は、代謝が上がり体重が減少、食欲増加、心拍数が上がる、動悸息切れ、手の震え、発汗、眼球突出など
・原因は不明。ストレス、遺伝、喫煙、過労と関連があると言われている
・30-40代、女性に多い
・スポーツ選手では、
  水泳オリンピックメダリスト 星奈津美さん
  プロゴルファー 福島弘子さん
  プロサッカー 本田圭佑さん
・治療は、服薬・手術などある。服薬の場合数年間など時間がかかる

発見時の病状


2017年10月に発見しました。私の場合は貧血が合わせて見つかりましたが、貧血の方が症状が酷く、バセドウ病としての症状はそれほどではなかったのかもしれません。

マラソンのトレーニングを週5日定期的に行ったりレースに参加する中、これまでよりも明らかに調子が悪いことが発見のきっかけでした。

・2017年6月頃、ジョギングが辛い気がする
・8月、LSDのペース(非常にゆっくり長時間走る練習)で5分程度でぐったり疲れてしまう
・9月、秋口の気持ち良い気候の中、ジョギングで1km程度で大汗をかき、呼吸がゼーハーしてしまう
・10月、当時のベストタイムが52分くらいの10kmレースで、頑張って走って60分もかかってしまった

ちょうどこの時期に、恥ずかしながらですが、爪の水虫である爪白癬の治療のため、肝臓に負担のかかる投薬を行っており、その治療の過程で必要な血液検査を行った結果、ヘモグロビンの値が基準値より下回っていました。

それをきっかけに、貧血内科で検査してもらったところ、症状を聞いた先生がバセドウ病を疑い精密検査を勧められ、再度専門の病院でみてもらった結果、バセドウ病であることが分かりました。

バセドウ病の治療


バセドウ病を薬で治療する場合、メルカゾール という薬を毎日飲むことになります。症状により1日に飲む量が異なるようです。私の場合は、当初2ヶ月くらいは1日2錠、その後は1日1錠→週6日で1日1錠というように、徐々に減っていき、最終的には週5日で1日1錠となっていました。

また薬を出すためには、毎回血液検査を行って、副作用が出ていないかをチェックする必要があるそうです。簡易な検査の場合は、採血から1時間程度で血液検査の結果が出るため1日で採血と診察が終わり、薬を処方してもらえます。時々、甲状腺関係の細かな値まで確認する場合は、1週間の検査期間が必要とのことから、診察の1週間前に採血に来た上で、診察を受ける必要があります。


職場から近くなく、駅からも離れた病院なので、通院は負担に感じていました。診察は採血結果を見てコメントしているだけに見えたので、近場で採血して、結果を病院に送り、診察はリモートで行って処方してくれたらいいのに と本気で思っていました。(今も思っています・・・)

最初の回復の経緯


治療を初めて1週間後から徐々にジョギングを行い出し、1ヶ月後のレースで確実に体調の回復を感じて、その後は発症前とほぼ同じ頻度でマラソン練習を再開していました。

3ヶ月後の2018年1月はハーフマラソン、2018年2月にはフルマラソンでPBを更新し、華麗なる復活!と自画自賛していました・・・・。

その後も2019年もPBを継続的に更新しており、薬は飲んでいるけれど、もうバセドウ病なんて治った気分となってしまっていました。

それから、バセドウ病は、薬さえ飲めばいつでもマラソンでPBが出せる体になる!と甘く考えていてしまいました。

続く

練習ホーム多摩川大橋より🎵

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