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純喫茶のサイドメニューは心のオアシス

お気に入りの場所を聞かれたら、迷わず喫茶店を挙げる。

そしてわたしは、コーヒーはもちろん、サイドメニューもついついチェックして頼んでしまう。

Instagramに載せた時に、毎度リアクションを多くもらっているので、ちょっと変わったサイドメニューを厳選してご紹介しようと思う。

コーヒーの店ドゥー (目黒)

予定の前に、どうしても行きたくて閉店1時間前に駆け込んだ。そしてそれが正解だった。夜は空いていて、じっくり空間を楽しめる。

0.5階ぐらいの場所にお店のドアがある

どうしても訪れたかった理由は、クロックムッシュが食べたかったから。「どこのものよりも美味しい」「衝撃を受けた」という感想をちらほら見たことがあり、気になっていたのだ。

そしてクロックムッシュがやって来た!
見よ!バターが染み込んでカリッと焼かれた表面を!中身はとてもシンプルで、ハムとチーズ。でも、不思議と夢中になってしまう。

マスターはニコニコ優しくて、ドリンクのおかわりが半額になる粋な計らいも☕️

今回はサイドメニューにフォーカスしているけれど、ドゥーはコーヒーも非常に美味しい。クロックムッシュと合わせて2度衝撃を受けた。

ミロンガ ヌオーバ (神保町)

歴史ある名店。タンゴを聴きながら、ゆ〜っくりとした時間を過ごせる。イヤホンは付けないで!喫茶店の良いところの一つに、パソコンをいやでも触れない雰囲気があると思う。己に集中できる感じ。

しっとりしたパウンドケーキに出会うと、嬉しくなるのはわたしだけでしょうか。コーヒーの苦味とマッチして、口の中に幸せが広がる〜〜
店員さんの素っ気なさというか、あまり深入りしない感じも良い。

ちなみに、この向かいにあるラドリオも素敵。

トロワバグ (神保町)

神保町の中でも穴場だと認定している。名は知れているのだけど、他のお店とは違い、意外と席が空いていて入りやすいのがうれしい。そして1人で行ってもカウンター席の居心地が最高に良い!

トロワバグでもおすすめなのが、クロックムッシュ。ドゥーとは異なり、こちらはふわふわしながらも、中はずっしりでボリューム満点!フォークだけで食べるのは至難の業なのだけど、そこで苦戦する時間すら癒しになる。正義の粒マスタードが入ったマカロニサラダも付いてきます。

奥にひっそり見えている、ミニチュアのお茶セットと幸せを呼ぶ人形みたいな子がキュート。

喫茶エース (神田)

言わずと知れた名店。神田という土地柄、休憩しに来るサラリーマンや常連のおじいちゃんが多い印象。

のりトーストは何故だかコーヒーとの相性が抜群で、永遠に食べられるんじゃないかと錯覚する。薄くプレスされ、バターと醤油が染み込んだトーストの間に、のりが登場!どこか懐かしい味で、これが止まらないんだ〜〜

他にもエースでは、アメリカンドーナッツやクリームトーストなどの他ではあまり見られないメニューも用意されていて、全部制覇したい気持ち。

喫茶パンジー (赤坂)

最後は、赤坂で1964年(最初の東京五輪の年だ)から店を構えているパンジー。駅のすぐそばにありながら広い店内には、年配の店員さんが大体4人いて、テキパキとサーブしてくれる。タバコOKの方はぜひ!

ここでも食べてほしいのは、のりトースト!エースとパンジーが、のりトースト界の二代巨頭ではないかと個人的には思っている。

こっちは磯辺巻きスタイル!可愛い〜!量はたしかに多いけれど、トースト自体は薄いのでパクパク食べられる。気付いたらなくなってるから恐ろしい。バターの染みたトーストに、七味唐辛子かな?というピリ辛の粉末と醤油がかけられ、それを海苔がやさしく巻いている。

空いていることも多いので、都会の喧騒に疲れた方はぜひここで休憩を。

喫茶店よ、永遠なれ

わたしは歴史のある喫茶店に行くのが大好き。そこで、過去このお店が見てきた街がどんな様子だったのか、想いを馳せることが好き。

お気に入りのお店はたくさんあるけれど、それらはいつなくなってもおかしくない。わたしはさまざまな美味しいものを、素敵な空間で食べるのが趣味であり生きがいなので、これからも守っていきたいし、稼いだお金は経験に換えるために使いたい。

あぁ、明日はどこに行こうかしら!

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