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呼吸NO13でも重症



呼吸器科へ

月に一度、おなじみの受診。夫と二人で受ける。三月にひどい肺炎になり入院、退院、その後一度受診した。肺炎になると大抵良くて一ヶ月、悪くて二ヶ月は咳が長引くのは分かっていたので前回は咳が酷くても当たり前。
今月の受診は緊張……まではいかないがなんだか常時よりも「帰りたいなぁ」という気持ちが強かった。よく考えれば今回は採血しようと言われていたし、加えて「症状が悪いから今の吸入器から皮下注射の薬に変更するかどうかを考えておいて」とも言われたので素人考えで「もしかしていきなり今日注射されるのかも」と少し身構えていた面もある。

診察室


いつも夫と二人で診察室に入ることができる。なんとなく順番は私から。
「どうですか」と定型文で聞かれる。私の返答もまぁいつもとあまり変わらない。咳止めを飲みきっても特によくならなかったこと、以前にもらってた漢方を飲んだら少しは変化があったがよくなったというほどのことはなく、咳き込みは続いていること。
胸の音を聞いてもらうのも大きく吸って、吐いて、これをするだけだが結構咳き込んで上手くいかない。次は呼気の検査。確か呼気N O検査とかいう名前だったと思う。初診の時は120という数字を叩きだした。ちなみに正常の値は28以下だっただろう。二月くらいに測った時は21。
今回はどうだ、めちゃくちゃ咳するし28を越えてしまうのか?
計測。
結果は13。かなりびっくりして「前は21だったよね」と小声で夫に言う。凄くいい数字だ。その後は血圧を測り、指先で酸素濃度を測る。実はチラッと見えたのが見間違いでなければ93だったような気がする。こっちはヤバい数値結果だ。酸素は96以上ないといけない。
先生は手早く処方する薬を決めて電子カルテに入力していく。「皮下注射の話は今回はしないのかな」と思ったらそのタイミングでその件を聞かれた。

どうする、皮下注射

そもそも注射にしようかとなったのは私の肺炎の発症回数に由来するのだろう。今年の肺炎を含めて考えると六回くらいは肺炎にかかっている。
(しかも段々酷くなっている気がする)
喘息の治療にはステロイド吸入薬がポピュラーかと思うがステロイドなだけに身体の中は必要な菌もやっつけてしまう。先生曰く私のかなり免疫力は下がっている、ステロイドを使用するということはそういうことだ。説明を聞いてだから肺炎にも何度もなるんだなと納得。
皮下注射は前向きに検討してる、と答えたのでもうやる感じだ。
しかし思っていたのとは違って「ハイそうですか」とサックリ打てるものでもないらしい。しかも病院では打ってもらえず自宅で注射する自己注射だ。
兎にも角にもこの日の採血の結果次第、ということを先生は強調して言っていた。それでは私たちからも採血の結果待ちのため重ねて言うことはない。
処置室で採血をしてもらい、近辺で買い物など知って帰宅する。


検査結果待ちと不安

今回、注射を前向きだと答えることができたのは、別の病院で偏頭痛の皮下注射を打っているからだ。最初は偏頭痛予防の錠剤だったがあまり効かず、注射を勧められてもやっぱり自己注射というのは怖かったし拒否していた。しかし時間が経つにつれ偏頭痛のつらさは耐え難いし、強く痛む度鎮痛剤を飲んでいたら一ヶ月の鎮痛剤服用回数の上限目安の10回なんてあっという間にオーバーしてしまう。鎮痛剤を多く飲み過ぎるとそれによる頭痛を引き起こすこともあるので降参して自己注射をするようになってちょうど一年くらい経つ。まあ注射に慣れたと言えば慣れたし、前回の肺炎は呼吸不全を起こして一週間の入院になり、それがかなり堪えた。
できればもう二度と入院したくない、それくらいしんどい一週間だった。ただ皮下注射は自分で打つのは場所が限られるし、夫に打ってもらうとしてもタイミングが自分のキッカケじゃないとただでさえ怖いのに余計怖い。かと言って同じ場所に打っているとそれは良くないらしいので、打つ注射が増えるということは限られた皮下注射打てる場所、そこに今までの倍の回数注射することになる。私が不安を抱いているのはそこだ。まあ、でもここまで喘息が悪いのなら仕方ない。
正直、時々落ち込む。子供の時も小児喘息で『薬のない生活がしたい』と思っていた幼少期、成長して自然に治ったので安心していたのに大人になってまた喘息。毎日四度の服薬。朝は吸入。不幸だと思ってしまったらドツボだ。
前を向いて歩くしかない。

先生の話に戻るが、採血しようかと先生が言ったきっかけも入院。入院時の血液検査の結果を見てのことで、どうやら貧血じゃないかと検査することになった。後からスマホで調べたら、血液検査は症状が悪いのは何が原因かどの注射にするのか判断材料になるようだ。
貧血には心当たりがある気もする。よく口角が切れたりだとかムズムズ脚症候群に悩まされたり。とは言えきっと私貧血なんだ!と思ってる時に限ってそうじゃなかったりも往々にしてあることなので淡々と結果を待とうと思う。


以下の記事は身体を張って書いているので気が向いたら是非ご一読ください。



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