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第4週 木曜日 作家・歌人 伊勢 (歌人)

今日も百人一首に載っている女性歌人の一人を紹介します。

今日は伊勢 (歌人)です。


伊勢 (いせ、)は872年(貞観14年)頃 - 938年(天慶元年)頃)に生きたと考えられています。
どこで生まれたかは知られていないようです。
三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。
藤原北家真夏流、伊勢守藤原継蔭の娘と言われています。
伊勢の御(いせのご)、伊勢の御息所とも呼ばれた。


はじめ宇多天皇の中宮温子に女房として仕えました。
その後藤原仲平・時平兄弟や平貞文と交際の後、宇多天皇の寵愛を受けその皇子を生んだが早世してしまいました。
その後は宇多天皇の皇子敦慶親王と結婚して中務を生んだとされています。

宇多天皇の没後、摂津国嶋上郡古曽部の地に庵を結んで隠棲したそうです。

情熱的な恋歌で知られ、『古今和歌集』(22首)以下の勅撰和歌集に176首が入集し、『古今和歌集』・『後撰和歌集』(65首)・『拾遺和歌集』(25首)では女流歌人として最も多く採録されている。
また、小倉百人一首にも歌が採られています。
家集に『伊勢集』があります。


現在まで伊勢に関するゆかりの地があります。


伊勢寺 伊勢が草庵を結んだ跡に建てられたと伝えられる寺院。
古曽部 - 伊勢が草庵を結んだ土地です。


めぐめぐが思う伊勢のすごいところ

1生まれた子供を早くなくすなどのつらい人生を過ごされていますが、その後結婚してまた子供を産むなど大変な人生をおくられています。

2 たくさんの情熱的な歌を残されていること。その数女流歌人の中で一番多いのは素晴らしいことだと思います。

3また住んだところが現在まで伝えられていること。真実のほどはわかりませんが、それは伊勢が素晴らしい女流歌人であったことの何よりの証だと思います。



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