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幼少期と母の愛

女の子の日に生まれそこなったわたしは
案の定、オテンバ娘に育っていきました。

ですが、その反面
とにかく小さい頃から
大きな病気ばかりしていました。


わたしが生まれて間もなく
父は、バイクに乗っているときに
大きな追突事故にあいました。

奇跡的に助かって
なんとか社会復帰できたものの

今でいう、高次脳機能障害
のような症状に悩まされ、
月の半分も働けない状態が続きました。

父の世話をしながら、
病気がちのわたしと兄を育てながら

生活を支えるために
働き続けてくれた母には、
今でも頭が上がりません。
 

わたしの右腿足には、
ぺコンとくぼみがあります。

当時、マイシンという
とても良く効く筋肉注射があって
どうやらその副作用らしいのですが、

庶民にとっては
とても高価な注射だったらしく

ただただ、わたしを
助けてもらいたい一心で
お医者さんにお願いしてくれたようです。

その注射のおかげで今があり
腿のくぼみ程度で済んだのだから
神さまに感謝なのですが、

わたしは、
この右腿のくぼみ跡を見るたびに
親の愛、命について考えさせられるのです。

つづく…

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