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【幸旅 #2】温泉&多摩動物公園

 こんにちは。めぐみです。
 先日、多摩動物公園(通称 多摩Zooたまズー)へ行ってきました。
 近場のお出かけも、言わば日帰り旅だろうということで幸旅としてご紹介します。

 今回のテーマは『全力で夏を感じる!』。
 閑散期である真夏に強い日差しを浴びながら汗だくになって歩くのが、これぞ夏!という感じがして好きです。普段は完全インドア派かつ、汗っかきなので外に出ないようにしているのですが。笑

 さて、お盆休み初日だった幸の8月11日(金)はどんな一日になったのでしょうか。
 幸旅、お楽しみいただければ幸いです。

<計画>前日の話し合い

 ちょうどお盆期間の直前のお休み(閑散期)だったので、思い付きで多摩Zooへ行こう!となりました。
 冬なら温泉旅行も良いのですがさすがに真夏はね、と温泉は一旦ボツに。ただそれでも温泉が諦めきれなかったのか、夫が近くの温泉施設を提案してきました。
 あまり気乗りしなかったのですが、以前一度行ったことのある施設で、当日早朝から開いているとのこと。早朝なら空いてるかなぁと、とりあえずHPをチェックしてみることに。
 そこで『涼流リョウリュウ』というイベントを発見!前日までの期間限定でしたが、好評なら期間延長とのこと。源泉をブレンドした25℃~30℃ほどの水は夏の温泉で気持ちいいかも!と盛り上がり、温泉に行くことが決まりました。
 多摩Zooの方は『サマーナイト』というイベントで20時まで開園の日です。本当なら歩き回った後に温泉でさっぱりしたいところですが、人ごみを避けたいので早朝の温泉からの動物園の流れに決めました。

<温泉>多摩境天然温泉 森乃彩

 いよいよ当日、朝7時の開店に合わせて行く……わけではなく。優雅に朝ごはんを食べて、着いたのは8時少し前。
 施設内の清算をまとめてくれるリストバンド(靴箱の鍵)を手に受付を済ませていざ温泉へ。ちょうどオープン直後に入浴された方々が上がった後なのか、人影もまばらで快適でした。

8時◇お湯を楽しむ

 替り湯は漢方の香りが強めだったので最初にゆっくり浸かります。
 その後、露天風呂のぬる湯にのんびり浸かり、汗ばんできたところでいざ、かけ流し涼泉『涼流リョウリュウ』へ。

 そっと足にかけ湯してみると、思ったより冷たい!
 え、これ浸かれる?と思いながらも、そっと奥に進んで座ってみます。徐々に慣れてくると、思いのほか癒されます。
 石の枕に頭を乗せると真っ青な青空が見えて、心地よい風が頬を撫ぜていきます。すぐそばには林があって、蝉たちの大合唱と源泉を混ぜたかけ流しの水音が耳も楽しませてくれました。
 のんびり浸かっているとトンボが寄ってきました。涼みに来たのかな、とのんきに眺めていたのですが、そのまま迷うことなく私にとまりまして。えっ!?と驚いた拍子に離れてくれました。笑
 私が動かなかったら、あのまま休まれちゃうところだったのかも。

 何はともあれ、期待していた以上に涼流リョウリュウは気持ち良かった!来年の夏もあったらまた行きたいです。夏の温泉も好きになりそう。
 そんなこんなで間に涼流リョウリュウを挟みつつ、露天風呂も内湯も楽しんで1時間くらいのんびり浸かってから出ました。
 次回はサウナと炭酸泉にも入ってみたいですね。昨今のサウナブームでいろいろなルールができているみたいで、下調べもしていなかった幸は日和りました。
 露天風呂と内湯と脱衣所の中継地点になったスペースに冷水機があるのは嬉しかったです。水分補給、大事!

9時◇湯あがり(休憩処)

 湯あがりに涼もうと屋外の休憩スペースへ向かうと夫が先に涼んでいました。考えることは一緒だな、なんて思いながら並んで一休み。のんびりと、お湯の気持ちよさとか、どのお風呂が良かったとか話しながら風を浴びるのが、幸せなひと時です。
 時間はまだ9時過ぎ。ちょうど混み合う前に上がれて良いタイミングでした。

 休憩処が沢山あるのも楽しいポイントです。
 ぽかぽかの間へ行くと、ソファがあって寝転びました。リクライニングできそうなのにレバーが見当たらない??とごそごそ探していると、清掃しているスタッフさんが寄ってきて教えてくれました。
「それ、壊れちゃってるんですよ」
 最初はあったんですけどね、と苦笑いするスタッフさんにつられて笑ってしまいました。がっつりお昼寝したいときには良さそうです。笑

11時◇お昼ご飯

 休憩後、館内を散策しているとお食事処がオープンの時間になりました。ちょっと早いけれどお昼を食べるかどうか、相談が始まります。
 あれこれ考えていたら、オムライスが目に入りました。ちらりと夫を見ると目が合ってにっこり。外食自体久しぶりだったのですが、外でオムライスを食べるのも久しぶりで、お互い視線だけで『食べる』の選択肢が可決されました。笑
 いそいそと席を探しますが、広い!時間が早かったこともあって、選び放題でした。ひとまず窓際を確保して注文に向かいます。オムライス二つをお願いすると、元気な店員さん達がニコニコと対応してくださいました。

 オムライス(オムハヤシ)は、とっても好みの味だったので、たぶんまたリピートします!
 ただ、付属のサラダのドレッシングは柚子胡椒以外をお願いしたいところ。なかなかに刺激的なお味でした。美味しいは美味しいのですけど、刺激が強いのは苦手なのです……。

11時半◇作戦会議

 ということで、食べながら作戦会議。一旦家に帰る予定でしたが、ご飯も食べたし家よりも多摩Zooの方が近い場所に居るしということで、このまま直行しちゃおう!と話がまとまります。
 日傘とか帽子とか、持ってきていないものも多いけれど、わざわざ帰るほどでもない、とめんどくさがりな幸はいろいろ諦めました。笑
 そして、いざ多摩Zooへ!(ようやく)

<動物園>多摩動物公園

 最寄りの駐車場は料金が高いので、ほんの少し先の駐車場へ向かいます。いつも停める所は12時を過ぎると大体料金が安くなります。少し心配だったので駐車場が閉まる時間を尋ねると、サマーナイトに合わせて営業してくれているとのことで安心でした。
(結果から言うと、そんな時間まで体力が持たなかったのですが。)

 モノレールの下をくぐり、大きなゾウに迎えられて久しぶりの来園にわくわくしてきます。じりじりと照り付ける太陽もなんのその。チケットを購入して、ようやく入園です!
 鳥インフル等いろいろと怖いので、足ふきマットで入念に靴裏を消毒してゲートをくぐります。

 まずはどこを回ろうかと地図をチェック。工事中の箇所があって迂回する必要があるかもしれないので、毎回確認しています。
 今回はとりあえずとんぼばしを渡ることと、コアラを見てから近くの休憩所で休むことだけ決めました。
 大体のルートと先に見たい動物をチェックしたら、最初の難関は、坂!
 日ごろから運動不足の幸は息切れ&足ぷるぷるで何とか上り坂をクリアしました。(すでに汗だく……)

12時半◇昆虫生態園

ハチミツ10%スープとタテハモドキ?

 まず最初は、お気に入りの昆虫園です。
 ここは蝶たちの楽園。ひらひらと優雅に舞う蝶に癒される、すてきな場所です。が、常夏……外より暑いです、本当に。熱中症にお気をつけて。

 ここではたまーに、蝶が寄ってきて身体や鞄にとまってくれることがあります。(※人間から捕まえに行くのはダメです。)
 蝶が自らとまった時はどうしようもないですよね。過去に一度、10分以上離れてくれないことがありました。さすがに離れるのを待てず、葉っぱに足が移るように誘導したのですが……。正しい対処法をご存じの方、ぜひ教えてください。

おしゃれなペンダントライトのようなシルエット

 ファンタジーの世界に迷い込んだかような写真が撮れました。夏は蝶の数も多くて絵になります。隠れ家のような雰囲気がお気に入りの一枚です。

オオゴマダラ

 一番存在感があるオオゴマダラ。大きくて昆虫園の中を縦横無尽に舞っています。逆さハートに見えて可愛い♡

アオタテハモドキ?

 蝶はいつまでいても見飽きない……のですが、暑さには勝てず。少し粘ったものの、音を上げて外に出ました。
 壁沿いに出口へ向かうと、ホタルがいます。ぽわぽわと光る柔らかな輝きに癒されました。

13時◇昆虫園本館

 昆虫園本館は、何といってもハキリアリ!自分の身体くらいの葉っぱを一人で運んでいく姿がけなげで可愛いです。途中でよろけたりすると、頑張れって応援したくなります。キノコを養殖するなんて、どうやったら思いつくのか、不思議です。
 余談ですが、最近テレビでハキリアリが出す音という話をしていました。良い葉っぱがあると、ガシガシ噛みながら仲間に音で合図を送るのだそうです。さらにお気に入りの葉っぱの時はノリノリで違う音をさせるとか。鼻歌交じりにお仕事してるってことですか!可愛いじゃないですか!!

 ちょっと歩いただけなのに喉が渇いて、ひとまず昆虫公園で飲み物を買ってベンチで一休み。蝉の声が、これぞ夏!といった感じです。

13時半◇てくてく散歩

 とんぼばしを渡ってキジを見て、ニホンザルの猿山にほのぼのしながらのんびりと歩き、ツキノワグマを過ぎるとまたもや視界に南国が現れました。

暑いのにぴったり寄り添うインコ

 日よけのパラソルがなんだかいい感じ。眺めているだけで、時間の流れがゆったりと感じられます。

 そしてこの先にはウサギとカヤネズミ!カヤネズミ、本当可愛い。ネズミなのに。

 それからウォークインバードゲージへ。少し前までの鳥インフルの騒ぎでまだ開いてないかと思いきや、入り口に人だかりができていたので試しに近づいてみると、開いていました!
 ゲージ内には放し飼いにされた鳥たちが思い思いに生活しています。
 出口にはアオダイショウがきゅるんとした瞳で出迎えてくれました。ヘビが苦手な方は出口エリアにご注意を。

 スイギュウはいないね、なんて話しながらてくてく歩いていると、屋内に居るアジアゾウを見下ろせるスペースができていました。以前来た時にはなかったのか、気づかなかっただけなのか。足元がゾウの運動場だと思うと、その高さにちょっとぞわっとします。それでも数頭のゾウが遊んでいる姿にほっこりしました。

うたた寝中のシフゾウ

 カモシカに挨拶をしてシフゾウの前を通りかかると、みんなばらばらに水たまりに浸かっています!水を飲みながら涼んでるのかとよくよく見てみると、頭がこっくりこっくり動いてました。時々鼻まで浸かってぶくぶくして、ハッと起きる。か、可愛い!
 とっても平和な気持ちになりました。

 オランウータンを横目に見ながら、ワライカワセミに会いに行きます。なかなか笑って(鳴いて)くれる場面には遭遇できないですね。
 ワラビーたちも可愛くて目の保養になります。

14時◇コアラ館

コアラの寝顔

 次は最初に決めた目的地のコアラ館!
 実はコアラに会いたいというより、コアラの手前に居る小動物たちが可愛くて。(コラ
 どうしてオーストラリアの動物たちって、あんなに飛び跳ねるのが好きなんでしょうね?可愛いですけど。
 でも今回はコアラの可愛い寝顔が撮れた気がします!(当人比)

レッサーパンダの気分♪グリーンアップルソーダ&ゾウの水浴びソーダ

 ということで、休憩。
 屋内の休憩所は人がいっぱいだったので、屋外の屋根ありスペース(カンガルー広場)へ。子供たちのはしゃぐ声と、引率の先生たちが頑張る声が賑やかで、楽しい気分になります。
 ソーダが美味しくて、歩いた疲れがしゅわっと癒されました。ちなみに青いゾウさんはチョコなので、早めに食べるのをお勧めします。暑さでへにょっとなるので、溶ける前にぜひ。

 久しぶりの動物園にはしゃいでいた幸はTwitter(X)にも投稿しました。▼

15時◇アフリカ園へ移動

 ゆっくり休憩した後は、次の作戦会議です。
 ひとまずまだ行っていないアフリカ園を目指すことに。
 カンガルーを見て、たまご広場の謎の東屋を探検して。結構疲れていたので、所どころに飲み物休憩を入れました。
 猛禽類を見て、コノハズクチャレンジ(何羽見つけられるか)をして。シロフクロウのつやつやな羽毛にうっとりした後、チョウゲンボウを眺めながらワシ・タカ広場で休憩。

 そういえばバクを見てないねという話になって、マレーバクを見に行くと、ちょうど水浴び中でした。水中のマレーバク、あまり見たことなかったのでラッキーでした。一組の父子が先にいらっしゃり、その少し後ろから見学。
 水中に潜っては顔を出してを繰り返すバレーバクの顔の泡が、太陽光をきらきら反射してとってもきれいでした。

 そこから少し戻ってアフリカ園へ。ちょうどキリンたちが室内に入るところを見ながら、サバンナキッチンへ向かいました。

16時◇サバンナキッチンで夕ご飯

 着いたのは16時ごろ。中途半端な時間ではあったものの、お昼も早かったし夕飯にしちゃうか、という話になりました。
 レジが混雑していてしばらく並ぶことになったのですが、近くにマレーバクの所で遭遇した父子がいて、会話が耳に入ってしまいました。

父「休憩したら次は何見る?」
子「マレーバク!!」
父「えっ。……マレーバクは、もう良いんじゃない?」
子「マレーバク見に行く!!」
父「えー。もう2時間もマレーバク見たよ?他の動物さんも見に行こうよ」
子「やだ。マレーバクが良い!」
父「えぇー。……まじかぁ(ボソッ)」

 たぶん並んでいた人たちみんな、心の中でお父さんを応援してましたよ。どうりでちょっと疲れた様子でベンチに座っていたはずですね。保護者って大変……。お疲れさまです。

ゾウのどろ浴びパンケーキ

 メニューとにらめっこして、ようやく頼んだのは『ゾウのどろ浴びパンケーキ』。夫は塩分が足りない!と言ってラーメン食べてました。笑
 席が空いていたのは二階のテラス。外は日陰でもじんわり暑いです。更に温かいパンケーキの上でしばらくすると。

ゾウのどろ浴びパンケーキ(泥浴び中?)

 あ、泥浴びしてる!!
 良い感じにゾウがぺたりと泥に寝転んで可愛い仕上がりに。見た目がチョコっぽいので甘いのかなと思ったら、ほうじ茶クリームで結構渋めのお味。アイスは美味しかったのですが、パンケーキのクリームはもうちょっと甘い方が好みでした。

16時半◇ウォッチングセンターへ

 体力が回復したところでチーターやサーバルキャットを見学。フラミンゴを見て、アフリカゾウのところへ。飼育員さんこだわりの筒から楽しそうに草を食べていました。そこからシマウマやタヌキの方を回ったのですが、姿は見えず。タヌキは毎回探すのを楽しみにしているのですが、今回は見つけられませんでした。
 意気消沈していましたが、二回目のカヤネズミ!心のオアシスです。本当に可愛い。

 そして、ウォッチングセンターへ。休憩スペースやカフェスペースが充実しています。
 けれど、目的は施設内の展示スペース。飼育員さんの工夫を凝らした展示がいつも楽しくて、毎回立ち寄っています。野生の生き物や草花の観察ポイントとか、勉強になります。(覚えられないけど)ヘビも可愛かった。
 今回は『飼育係がみた野生のゾウたち』の写真展もありました。見ているだけで創作意欲を掻き立てられるような、すてきな写真がたくさんあって有意義な時間でした。

17時◇アジアの平原へ

 で、すでに十分歩き回って疲れていたはずの私たちですが。ご飯と展示で元気を取り戻し、やっぱりウマも見たいよね、という話になります。帰るのをもったいなく思うくらい楽しかったのです。

 というわけで、インドサイを通ってオオカミを見に行きます。……が、オオカミがいない。
 何処かに隠れているのかと思いきや、すでに屋内に帰っていました。屋内を見学できる場所には人だかり。ちらっと見たところ、どの子もものすごく疲れ果てた顔をして、床にぺったりと伏せていました。
「うちの〇〇ちゃんと同じね」
「うちの××が散歩から帰った時みたい」
 皆さん、ご自宅の愛犬と似てると大盛り上がりでした。分かります。

オオカミの見える通路

 このひんやりした通路は幸のお気に入りスポットです。ちょっと休憩。
 今回は外を見ていても誰も来てくれないのが寂しいですが、稀に天井のガラスからもオオカミが見えてくれることがあって、楽しい場所です。

 なかなか足が疲れたので外のベンチでも休憩。モウコノウマを見ながらのんびりした時間が流れます。

18時◇サマーナイトタイム

 普段ならもう閉園時間で慌てている頃ですが、まったりゆっくり散策できて嬉しいサマーナイト。
 蹄の音に癒されてぐるっと回って帰ろうかと話していたのですが、まさかの通行止め。元来た道を辿って、トラやハクビシンを見て……いた辺りからちょっと記憶があいまいです。疲れてたのかな。
 確か、シフゾウ広場のゾウの芝生アートが見えるかな、なんて話しながら歩いていたような?やっぱりあいまいです。
 気付いた時には今回三回目のカヤネズミ!本当に、この小ささが可愛すぎる!!姿を見れないことも多いので、三回とも見れて幸せでした。

 サマーナイトに合わせて夕方から来園者も増えてきました。そろそろ18時半。12時過ぎに入園したので、六時間半もいたのですね。
 一日だけでほとんどすべての動物たちを回ったのは初めてでした。いつも時間と体力が足りない。
 もう十分堪能したよねと、お土産屋さんを覗いて可愛いグッズに心を奪われつつ帰ることにしました。

小さな旅の終わり

多摩モノレール 多摩動物園駅

 駐車場へ戻る途中で振り返ると、綺麗な夕空が。心地よい疲労ときらきらした夏の思い出を持ち帰って、充実した楽しい一日となりました。

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 幸の日帰り旅、最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
 何かの参考や暇つぶしになっていれば嬉しいです。
 あなたの次の旅行にも、素敵な出逢いがありますように。


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