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物語製作 参考書

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物語創作につまずいたとき、何も書けなくなってしまったわたしのように、物語製作に迷走している方々の一筋の光になれればと、いろんな小説家さんのプロット制作のお話を集めてみました。 …
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2023年7月の記事一覧

最低限のプロットのつくり方・中編

最低限のプロットのつくり方・中編です。 前編はこちら。 プロット最初の一歩前回ご紹介したように、物語は「問題を解決する過程」です。 典型的な長編は四章構成で、章の終わりに問題が解決し、次の章に進みます。 ですので、長編では4回、「問題とその解決」が起こるわけです。 図で見るとわかりやすいでしょう。 盛り上がっているところが、問題を解決する地点です。 プロットづくりの最初の一歩は、この4つの問題を考えることです。 問題を決めるだけで、物語のおおまなかな流れは決ま

執筆記録をつけよう

定期的に小説を書いているなら、記録をつけてみるといいです。 記録すると自分の執筆速度も分かりますし、計画も立てやすくなります。 今回は記録のつけ方についてです。 記録をつける記録のつけ方は自由ですが、簡単なのは、その日に書いた文字数を記録することです。 スプレッドシートなどに記録していくのがいいでしょう。 執筆文字数を足して、トータル文字数も出していくと便利です。 私はGoogleスプレッドシートに記録しています。 こんな感じです。 今回すごく苦労したので、進

書いている途中で迷ったら

「どちらの展開にしたらいいんだろう?」 「このアイデアの方が良い気がするけど……」 詳細なプロットを作っていても、途中で別のアイデアが浮かんで迷ってしまうことがあると思います。 今回は迷ったときの判断基準の話です。 簡単な判断基準プロットは地図のようなものなので、詳細なプロットを決めてその通り進めば、それほど苦労せずにゴールまでたどり着けます。 ですが、途中で新しいアイデアを思いついてしまい、どうしようか迷ってしまうことがありますよね。 実際のところ、そういった迷い

プロットの「最初の三行」の意味

二日前に公開した私のプロットですが、「シーン表」の中の「最初の三行」について補足しておきます。多分、この紹介は初めてだったと思いますので。 なぜ「最初の三行」を作ったか「最初の三行」欄を作ったのは、ある人からの指摘が元でした。 まだ新人賞に応募をしていた頃です。その指摘は 「酒本さんの小説は、パッと読んで、何を書いているのか分からない」というものでした。ショックでした。 ※「最初の三行」の説明をする前に、私のプロットの全体構成がわかる記事をリンクしておきます。未読の方はま

私のプロットを公開します。(『アッコの夏』サマスペ!2)

昨日、作家さん仲間が集まって、かねてから計画のあった【プロット勉強会】を実施しました。その報告をしたところ、思いのほか反響があり、プロットを見たいと言う声をいただきました。 ※貼り付けた懇親会の写真を見た方から「おじさん同士が仲良く呑んでいる風にしか見えないのが(笑)😆」というコメントがあって思ったのですが、確かに仲が良いというか、気心が知れている人でないと自分のプロットを見せたり、意見をもらう気にはならないかもしれません。 プロットは、そのくらい「恥ずかしい」ものなので