成長の記録、になるはずの何か

久しぶりに記事を書く気持ちになってnoteを開いたら、2ヶ月ほど前に書いた記事を見つけた。

今思うと、このとき既に適応障害になっていたのだなと思う。
(適応障害については別の記事で書こうと思う)
2ヶ月経った今、当時とは考え方が変わった部分もあるのだけど、記録として残しておこうと思う。


2024.04.07

付き合って1年ちょっと、同棲し始めて10ヶ月弱。
彼と別れることになった。

ことの発端は年末年始。
私よりも年上で、すぐにでも結婚したい彼に対して、まだキャリアを積み始めたばかりで自分のことで精一杯な私が「今は結婚する気はない」と言ったことから始まった。

ちょうど同じ時期に、彼は昔から一緒に仕事をしていた友人と会社を立ち上げた。
建築士を目指し始めた高校生の頃から、結婚相手と一緒に建築を仕事にしたいとなんとなく考えていた私にとっては思いもよらない展開だった。

前から一緒に仕事をしているのは知っていたけど、会社にして一生共に仕事をする(もしかしたら一生ではないのかもしれないけど)という話は全く聞いていなかった。
私は私でパートナーとは一緒に仕事をしたいという話を彼にしたことはなく、そのことも彼にとっては思いもよらなかったらしい。

彼と自分は、建築をベースに(といってもガッツリ建築がしたいわけでもないのだけど)、幅広くデザインに関わることを仕事にしたい人で、
彼は私よりも2年ほどキャリアが上なこともあり、私がいつか自分でやってみたいと思っていたことを自分たちの力で取り組み始めていた。
今の仕事に精一杯な自分のすぐ横で、自分がやってみたいことをしている彼をみていると、焦る気持ちと羨ましい気持ちが入り混じり、素直に応援できない自分がいた。

そして年が明け、自分の2級建築士の試験勉強が始まった。
元々仕事が多く、タスク管理も少し甘い自分にとって、仕事と試験勉強を同時にすることはかなり難しいことだった。
家に帰っても、一緒に料理をしたり家事をしたりする時間もそっちのけで、少しでも勉強時間を取りたいと、彼に負担をかけてしまった。

2人を取り巻く生活や環境、気持ちの変化が始まってから、
何度も話し合った。
本業にも立ち上げた会社の仕事にも邁進したい彼と、まだそのステージに進めていない自分。自分のことで精一杯で、家事を分担できない自分。
そして建築士試験を受ける2人。

一緒にいるのは難しいと言われてしまった。

仕事に勉強に精一杯で、休日もゆっくりできず、相手をみて羨ましがって、日に日に笑顔が消えていく。
確かに自分が相手の立場だったら、そんな人が隣にいるのはしんどいと思う。ましてや家事も手伝ってくれないのだから。

本当に大事なのは、何だったのだろうか。
資格を取ること?相手を思いやる気持ち?人と比べず、素直に相手の成長を喜べる余裕?


最近、自分のことを好きじゃないことに気づいた。
高校生から大学2年生頃にかけて、自分のことが嫌になり、毎日鬱々と過ごしていた時期があった。ふと、その時の自分の精神状態に近いことに気がついた。

前回も、一番の要因は人と比べて自分にがっかりしてしまうことだった。
当時は少し関心のあったバイブルを教えてくれる方にたまたま出会って、どんな人でも等しく奇跡的で特別な存在であって、神様はどんな人も等しく愛してくれていることを教えてくれた。

心の底から本当にそうなんだ、という感覚にまでは至らなかったにしても、当時の自分なりになんとなく理解して、人と比べるのを意識的にやめ、自分が好きでいられる自分になることに意識を集中することができた。
結果、ここ数年は素直に自分のことが好きでいられていた。

また元の状態に近くなっていることに、全く気づいていなかった。
いつからそうなってしまっていたのだろう。
もっと早く気づいて、対処できていたら良かったのかもしれない。

少し遅かったけど、今日、やっと気づくことができた。
ここ数週間ずっと彼との関係や、自分を取り巻く感情について考え続けていて、「あれ、今、自分のこと好き?」とふと思った。

気づけたから、自分を変えるためにできることが何かしらありそうだ。
自分が好きな自分でいるために、
やってみたいことには積極的にチャレンジする。
やると決めたことは最後までやり切る。
人と比べない。そのためにもあえて人と違うことをする。
他の人の幸せを祈り、喜ぶ。
自分も特別な存在で、愛されているということを自覚し、感謝する。
神様からもらっているものを少しでも感じ取れるようにし、それを他の人に与えられないか試してみる。

全然好きじゃないところから始まった彼との別れは、思いがけず辛い。
タイプじゃなかったけれど、彼の考え方も、話が合うところも、ちょっとひょうきんなところも、気がつけばとても好きになっていた。

でもまずは、もう一度、自分自身を愛してあげられるようにしないと。
自分を愛せない人は、きっと他の人を愛することなんてできないのだから。
まずは自分に優しく、自分を愛して、そこから溢れた分を他の誰かにあげられたらいいなと思う。

その相手はもしかしたら彼なのかもしれないし、全然違う他の誰かなのかもしれない。
でも今はそんなことを考えず、自分にフォーカスする必要があるのだと思う。もう一度、きちんと自分と向き合うことをしたいと思う。

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