資産運用の第一歩は、あなたの○○○○を確認し、○○○を決めること
これは、ダニエル・カーネマンという人の有名な言葉です。この人、行動経済学という心理学者なのですが、2002年にノーベル経済学賞を受賞しました。
この考え方、資産運用でも当てはまります。例えば、SMBC日興証券のHPには、こう書かれています。
「人は必ずしも合理的な選択をするとは限らない」という考え方が出発点になっているとは!合理的な選択をするとは限らないのがデフォルトってことですね。
教科書通りにやっていればいいと分かっていても。合理的な選択肢が分かっていても。実際にその通りの行動が出来るかどうかは別なのです。それが人間ってもん。日常生活でもそうですし、お金が絡む資産運用なら、よりその傾向になるでしょう。
必ずしも合理的な行動をするとは限らない中で、どのようにすれば、より合理的な行動が出来るか。それが、冒頭に書いた通り、「合理的なゴール」を設定することです。合理的なゴールがあれば、人はそのゴールに向けて合理的な行動を出来るようになるのです。
資産運用で言えば、「お金を育てたゴールはどこにあるのか」「なんのために資産を増やしたいのか」を自分の中で明確に持つことが大切です。
例えば、走るというスポーツ。同じ走るでも、マラソンを目指している人と、100m走を目指している人では、当たり前ですがゴールが違いますよね。走る距離が全然違う。そのための練習方法も全然違う。
また、同じマラソンでも、3時間切りを目指しているプロ級の人と、7時間かかってもいいから完走を目指している初心者の人では、これまたゴール(目標)が全然違います。練習方法も全然違います。プロにとって良い練習方法が、初心者にとっても良いとは限りません。というか、むしろ別の練習方法のほうが良いでしょう。
資産運用も同じです。ゴールは人によって違う。だからゴールに向けたプロセスも違う。「今流行っているから」という方法も、あなたとってベストな選択肢かどうかは、全然別問題です。だから「どのような資産運用がいいかな」と悩んでいるのであれば、まずはゴールを決めてください。
ゴールが決まったら、ゴールに向かって、最適な手段を模索するのです。そのために、今あなたがどこにいるのか、スタート地点を確認します。そしたら見えてくるでしょう。〇年後までに、子どもの教育資金として〇万円貯める、とか、〇歳までに〇万円をキープするために、〇%で運用する、とか。すると、そのためには毎年〇%ずつ増やしていきたいのか、という手段を選んでいくことになるのです。そしてそれは、人によって正解は違うのです。
あなたはいかがでしょうか。
ゴールをしっかり考えないと、資産運用がブレブレになります。ゴールが決まっていないと、方法はブレます。
逆に、スタートとゴールが決まっていれば、そのための手段は見えてきます。資産運用でいれば、リターンとリスクをどのぐらいとれるのか、もある程度見えて来ます。
先日、日経womanマネー特集がありました。
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「投資はおすすめ」と口をそろえる「投資する派」。また、投資をせずに資産を築くことに成功した「投資しない派」。それぞれに資産形成がうまくいく秘訣を聞きました。
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などなど。
色んな方々の資産運用経験談は、大変参考になります。私もこういう経験談を読むのが大好きです。ただ、読んで終わりにしないために。ふむふむと納得して終わりにしないために。
この方々とあなたは、同じようなスタート地点でしょうか。そしてゴールも同じなのでしょうか。同じであれば是非ぜひ参考にして実践してみましょう。違うのであれば、1意見として参考にしつつ、他の方法を模索しましょう。
まずは、あなたの資産運用のスタート地点を確認し、ゴールを決めてみてはいかがでしょうか。「あなたの資産運用のスタート地点を確認し、ゴールを決めること」、これが資産運用の第一歩。
次回は、『ニューヨークのラーメンは、一杯○○円!?インフレの中での資産運用』です。明後日水曜日に更新予定!お楽しみに!今週は資産運用シリーズで書いていこうと思っています。
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