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保活に役立つ!しかも手取りも増やす方法~前編~

今日は、「少しでも保育園に入れる確率が上がるように、年収は下げずに所得を減らす」という話。ちなみに、保活以外でも、色々メリットがある方法です。手取りが10万円以上増える可能性が高いよ。

具体的な方法としては、1~3が特に有効!

1.企業型確定拠出年金
2.iDeCo(イデコ)
3.生命保険料控除

はい!ここでページを閉じようとしないで!うん、分かるよ。こんな言葉が並んだ時点で、「・・・ま、いっか。」ってなるよね。まだ読んで!めっちゃ分かりやすく説明するから。そして、「うわ、こんなお得な制度を使ってないなんて、めちゃくちゃもったいない!」という気持ちになるから。

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なんで今日この記事を書こうと思ったかと言うと、こんなリクエストがあったのです。

iDeCoを使った所得控除が保活に役立つというお話の詳細をぜひ聞きたいです

ということで、今日はiDeCo(イデコ)について、書いていきたいと思います。この記事は2,800字ぐらいだから、5分ぐらいでサラッと読めます。


◆iDeCo(イデコ)が保活に役立つってどういうこと?

就職するための活動を就活と略したり、婚約するための活動を婚活と略す今日この頃。保育園に入るための活動と言えば…そう、保活。

仕事復帰のためには避けられない保活。その中でも、認可保育園に入りたいと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

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認可保育園に入るための条件と言えば、点数やポイント制。ひとり親かどうか、すでに認証保育所等に預けているか、などによって加点、減点がされます。

でね、待機児童の多い地域では、「両親フルタイム」でも入れなんです。だってそういう地域って、みんなが両親フルタイム共働きだもの。みんな、同じ点数、ポイントになっちゃうの。

そんな時に!
同じ点数、ポイントなら、誰が入りやすいか、ご存知ですか?

市役所の人に相談しまくって顔を覚えてもらった人?
どうしても入りたい理由をつらつらと長く書いた人?

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違います。

同じ点数、ポイントなら、「所得が低い世帯」の方が優先的に保育園に入れます。

では、「所得が少ない」かどうかを、市役所区役所はどうやって判断するのかって?


住民税ですよ。


住民税が少ない人の方が、優先的に保育園に入れるのです。

「え!?だって住民税を多く払っている人の方が、その自治体にお金の貢献をしているのに!?」と思ったそこのあなた。あなたはきっと、所得が多い人なのでしょう。

考え方としては、

住民税が少ない
=生活に余裕がない人が多い
=認可保育園に入れないと大変
=だから優先的に保育園に入れましょう

ということ。

うん、分かるんだけど…分かるんだけど…保活のために仕事を減らして年収を下げたら本末転倒だし…どうすればいいの!?というそこのあなた。


年収を変えず、所得だけを下げて、住民税を下げる方法があるのです!
住民税が下がったら、保育園に入りやすくなる!!!

年収と所得の違いって何?って方はこちらの記事をどうぞ。


でね、年収を下げずに、住民税を下げる!
そのためには、経費(=所得控除)を使う!
今日は、その具体的なお話です。

経費(=所得控除)として使えるものに、iDeCo(イデコ)があります。


◆iDeCoがどうメリットになるの?

iDeCo(イデコ)。
名前は聞いたことがあるけれど、何だかよく分かっていない、という人も多いのではないでしょうか。


正式名称は、個人型確定拠出年金。

すっごく簡単に言うと、「個人の年金」です。
もっと簡単に言うと、「現役のうちにお金を積み立てて、老後の個人年金を作ること」です。

毎月1万円とかを積み立てて、積み立てた分を60歳になったら自分で受け取るの。万が一途中で死んじゃっても、財産として残るから、とりっぱぐれることはないので安心です(笑)

でね、この積み立て方法の何が良いかって言うと…!


なんと!
積み立てた分が、「全額経費」として認められるんですよー!!!


このすごさ、分かりますか??
自分の老後のために積み立てたお金なのに、「経費」扱いしてくれるんですよ!貯金なのに!わぉ!


「経費」扱いしてくれるってことは、どういうことか。
こういうことです。

収入-経費=所得(会社でいう利益のようなもの)

所得が減ります。
所得が減ると、税金が減ります!

大切なことなので、もう一度言います。

所得が減ると、税金が減ります!


つまり。

イデコをやる
=経費扱いできる
=所得控除できる
=所得が減る
=税金が減る

ということです!

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イデコをやるだけで!税金が減る!
税金が減る=所得税と住民税が減る!
住民税が減る=保育園に入りやすくなる!

という図式が成り立つのです!
素晴らしい!


じゃぁ、具体的にイデコってどんなものなのかを、説明していきます。


◆イデコのポイント3つ、注意点3つ

すっごく簡単に言うと、「個人の年金」、
もっと簡単に言うと、「現役のうちにお金を積み立てて、老後の個人年金を作ること」と言いました。

積み立てるって毎月いくら?何歳まで出来るの?などのお声にお応えして、ポイントを3つまとめました。

<iDeCo(イデコ)のポイント3つ>
1.毎月の積み立ては5,000円から。1,000円単位で設定可能
 ただし、積み立て金額に上限あり
 公務員:月12,000円(年間144,000円)
 企業年金のない会社員:月23,000円(年間276,000円)
 自営業:月68,000円(年間816,000円)
2.20歳以上60歳未満の人(50歳以上は注意点あり)
3.積み立て金額の全額が所得控除(つまり全額経費扱いです!)

少し補足。全額経費扱いに出来るから、そりゃ上限額ありますよね。会社員で年間27万6千円が上限です。勤めている会社によって違うけれど、年間の上限が14万4千円の人もいます。

全額経費扱いだから、上限金額MAXやるのが一番オトクです。でも、「今年は収入が減ったから積立キツイ…」という場合でも、積み立て金額は年1回変更出来るので大丈夫!


では次に、注意点。これも3つにまとめました。

<注意点4つ>
1.60歳までは積み立てたお金を引き出せない(割れない貯金箱
2.手数料がかかる(でも手数料以上に、手取りが増える)
3.積み立てたお金は、定期預金でもいいし、投資信託でもいい。
 ※投資信託にすると、元本割れリスクもあります。「保活のため」「節税のため」だけにイデコをやるなら、まずは定期預金でもOKです。


60歳までは引き出せないので、60歳まで使わないお金であることが鉄則です。いや、でもほんま老後のお金貯めとかなあかんで。この話は、また別の記事で書きたいところです。


ここまで読んだあなたは、こう思ったかもしれません。積み立てたお金が経費として認められるなんて、そんないい話ある!?

その背景について、書いていると長くなったので、後半の記事に書きました。具体的なiDeCoの申込み方法についても載せたので、是非読んでみてください。

今日中に、アップします。

<次の記事で分かること>
・iDeCo(イデコ)の背景
・具体的な申込み方法
・結局、いくらお得になるのか





●前回の記事


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