2023年、どのぐらい給料が上がった？2024年、どのぐらい上がる予定？

題名の通りなんですけれども、
2023年、どのぐらい給与が上がったか、
2024年、どのぐらい上がる予定か、っていう話です。

なぜこの話かと言うとですね…
物価が上がってきたから！

「最近、モノやサービスの値段が上がってきたなぁ」
と思う方も多いのではないでしょうか。

物心ついてからずっとデフレ時代を生きてきた30代の私にとって、今の状況は「こ…これがインフレというものか」と初めての体験をしています。新鮮。インフレって本当に存在していたんだ。教科書の中だけの言葉かと思っていた。

物価が上がってきたとなれば、気になるのは…
そう、お給料が増えたかどうか。

物価だけ上がって、入ってくるお給料が上がらなかったら、生活大変ですもんね。物価が上がっているなら、お給料も上がってて欲しいところですよね！

ということで、調べてみました。

日本の企業は、平均賃金どうなっているのだろうか、と。
2023年は、どのぐらい増えたのか、それとも増えなかったのか、と。

厚生労働省によると、2023年の平均賃金は、
2.1%増えました。

◆2023年の平均賃金
＜対象＞
・7万8632ヶ所を無作為で調査
・正社員などフルタイムで働く人
・残業代などを含まない所定内給与

＜一般労働者の平均賃金＞
月31万8300円
前年比2.1%増

厚生労働省2023年の賃金構造基本統計調査の速報値

「前年比2.1%増えた」と聞いて、どう思われましたか。

なんとこの数字、29年ぶりの高水準だったのです！
（2.6%増の1994年以来）

29年ぶりって、なかなかの数字ですよね。
22歳で社会人になると仮定したら、
社会人29年目は51歳。

つまり、50歳ぐらい以下のほぼすべての人にとって、
ここまで賃上げされたのは、初めてなのです！！

業種別は以下の通り。

◆2023年の平均賃金
◎サービス業　＋6.4%
◎金融・保険業　＋5.2%
◎建設業　＋4.4%

ではここで、気になります。
2023年度は＋2.1%だった賃上げ、
2024年度はどうなるのでしょうか。

同じぐらい増える？（2%ぐらい？）
さらに増える？（4%ぐらい？）
もしくは、伸び率が下がっちゃう？（1%ぐらい？）

みなさん、ここで一旦立ち止まって考えてみて下さい。

では、回答です。

2024年度の賃上げはどうなるのか。

ここで、日経新聞が定期的に行っている「社長100人アンケート」をご紹介します。

「社長100人アンケート」にて、
2024年春の賃上げ率の想定を尋ねたところ…

＜2024年春の賃上げ想定率＞
賃上げ「5%台」最多
・5%台　　34.6%
・4%台　　19.2%
・7~9%台　15.4%
・3%台　　15.4%

（2023年12月7日～21日、143社からの回答）

2024年1月日経新聞より

2024年春の想定は、「5%台」が最多でした！

ちなみに1年前の同じ調査では、3%台が多かったです。
さらに「賃上げは見送りする」「賃下げする」と回答した会社が1年前は数社あったのですが、今回は0社。

物価高や人材確保を意識しているのでしょう。

ではここから、いくつかの会社の社長コメントをご紹介していきますね。