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【働き方はつくれる】産後の働き方のモヤモヤ解消のヒントを、友人からもらった。

「ダブル正社員」って聞いたことがありますか?

副業(複業)や起業が珍しくなくなってきた今日この頃。とは言えそれらは、メインの本業があってこそだと思っていました。

しかし、私のその固定観念を覆す働き方があったのです。

それが、「ダブル正社員」!!
しかも、その「ダブル正社員」という働き方をしていたのが、なんと!大学のサークルが一緒だった友人なのです。

そのインタビュー記事がこちら。


ダブル正社員経て「週3」 働き方つくった人の技と覚悟


正社員をダブルでという発想が、もはや私にとって新鮮でした。そんな働き方があるなんて!

でも、実際のところ、ダブル正社員ってどうなんだろう?という思いもありました。どんな働き方をしているの?って。


◆昭和脳な私の考え

私自身、自分の考え方が昭和脳だなぁと思うことがあります。だから今でも、時代の変化に対して自然についていく、ではなくて、意識して変化に対応していっている、という感覚です。

その1つが「正社員で働くなら、週5日勤務、しかも少なくとも定時は働く」という概念。

仕事が大好きなこともあり、出産前は一番最後まで残業していました。「残業すること=仕事が好き=いいこと」という概念はさすがになかったですが、個人営業だったこともあり、時間をかえればかけるほど結果がついてくるんですよね。個人営業って、究極は「質×量」で結果がついてきます。だから純粋に量を増やせば、営業成績もついてくるんですよ。その結果が見える感覚がとても好きで、気が付いたらよく最後まで残っていました。


◆出産後の働き方のモヤモヤ

しかし、出産後は今までと同じ働き方をしたくても出来なかった。なぜなら保育園のお迎えがあるから。お迎え当番でない日でも、仕事の後には「育児」という超重要かつ巨大プロジェクトが待っているのです。

だから、今まで自分がしてきた働き方を変えざるを得なかった。子どもが0歳の頃は、基本的に16:30に仕事を終えていました。その後半年ほども、17:00頃に仕事を終えていました。その時間に仕事を終えないと、その後の育児時間がとれなかったからです。

フルタイムとは言え、他の人より残業がない分勤務時間は短い。1日10時間で100の成果を挙げるのが普通なのであれば、1日8時間で120の成果を挙げよう。そのためにはどうすればいいか、必死に考えて行動してきました。

ただ1つ、どうしても自分の中でモヤモヤがあったんです。「残業せず働いていることで、チームとしての一体感や、貢献度が薄れるのではないか」ということです。

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仕事って「結果を出していればいい」っていう単純な問題ではないですよね。結果は大切だけど、チームとして働いている以上、結果だけが全てではない。いくら成果を挙げていても、チームとしてうまく回っていないと、仕事は楽しくありません。だからこそ「残業せず働いていることで、チームとしての一体感や、貢献度が薄れるのではないか」というモヤモヤは私の中でありました。「早く帰らせてもらって申し訳ない」という感覚です。そのモヤモヤについて、今回の日経DUALの記事で、ヒントをもらった気がします。

少し長いですが、引用します。

ダブル正社員という働き方で蓑口さんが感じたのは、「週3」勤務による、チームメンバーとの温度差。「会社に週5日いないことでチームとしての一体感や、貢献度が薄れていっているという課題を感じました」

それまで1社の正社員だった状態では「週5日会社にいること=働いている」という認識を持っていた蓑口さん。「私は週3日でこれを達成しますと周りに示す必要がありました。ただ、自分だけが働き方を変えると、ほかの人と同じ目線で会話できなくなります。私の上にいたマネージャーが当時子育て中だったこともあり、時間を提供する働き方ではなく、成果ベースに変えようと提案したところ、賛同が得られました。当時5人いたチーム全員が会社に週5日来なくても、リモートワークでも可能なように、一人ひとりが自分たちの目標と成果を言語化できる状態を目指して、チーム全体で働き方を変えました」

最初に取り組んだのは、それをなくすために、部署に対して、働き方や目標制度を変更するよう働きかけることでした。

引用:持続可能なエコキャリ戦略より

文字でこうやって書くと簡単に見えますが、実際に行動に移すのはとても大変だったと思います。ここで紹介したポイント(自分だけではなく周囲の働き方も変える)以外にも、4つのポイントが載っていました。

◆自分だけではなく周囲の働き方も変える

「仕事との距離」って人によって違うと思うんですよ。だからみんなが同じ働き方をする必要はないと思っています。サイボウズのCEOも、働くってキャンプファイヤーのようなものだとおっしゃっていました。炎の中心で踊りたい人もいれば、すみっこで眺めたい人もいる。みんなが自分にとって適切な距離でキャンプファイヤーという仕事を楽しめればいい。働き方についての考え方は、このnoteで詳しく書いたので、もし良ければ読んでみてください。

この「働き方は人それぞれ」という考え方がベースにある上で、友人のインタビューによって、モヤモヤ解消のヒントをもらえました。

この部分も新鮮でした。

チームに導入したのはOKRという目標管理制度の考え方。「昔からある、トップダウンの目標設定は、例えば、○円の売り上げを作るためにはこのチームはこれをしなくてはいけない、だからあなたはこれを目標にしなさい、というもの。
私たちが導入したのは、トップとボトムの両方からアプローチする目標管理制度で、例えば、売り上げを○円にするために、自分はどう貢献ができるのか、メンバー個人も自分で考えて上司に提案。ぶつかった部分で徹底的に議論をします。上司はそれが会社の目標に沿っているか、これはちょっとずれている、ここはもう少し頑張れるのでは、この目標数値は下げたほうがいいのでは、ここはほかのメンバーを助けることで目標を伸ばそう、などと対話しながらチューニングしていきます」

引用:持続可能なエコキャリ戦略より

この方法、相当コミュニケーションをとっていますよね。すごいなぁ。


ということで、参考になるエッセンスが詰まったこちらの記事、是非読んでみてください!友人の写真もいい感じ。


私の備忘録として、サマリーを載せておきます。

◆ダブル正社員の「技」と覚悟5つのポイント

ポイント(1)ライフミッションが持続の「エンジン」に
ポイント(2)実践することで「働き方は自分でつくれる」を理解する
ポイント(3)自分だけではなく周囲の働き方も変える
ポイント(4)一緒に働く人の「理想」を引き出し、自分の理想もつぶやく
ポイント(5)自分自身が「自身の価値」を信じる


働き方についてこんなに考えるようになったのも、子育てがあるから(仕事だけでないから)×管理職になったからなんだろうなぁ。
だって、めちゃくちゃ自分事だもの。

(2,921字)


日経xwomanテラスにも書いています。
アンバサダーやってます。
今日書いたこの内容を頑張って900字以上削りました。
日経xwomanは2,000字以内なのです。
今回、ちょうどぴったり2,000字にした(笑)こちらの記事も是非クリックしてみてください!


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