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優しいもの、好きなものを選ぶ生き方

友人宅から、昭和の食器類を譲り受けました。来月結婚する彼女に使わないのか聞くと「新居のテイストと合わない、ちぐはぐになってしまう」
と。

あれまぁ、それでいうなら我が家はとってもちぐはぐですよ。
私は沖縄雑貨が好きだし、キャラクターものだって好き。アメリカの玩具も、お気に入りの焼き物も置いています。

私や夫の目で選んだ「好き」をあつめているので、それはそれで一貫してると思っていて。もはや他人からみてちぐはぐであろうがかまわないのです。

「民芸」「民藝」と呼ぶには、柳先生やバーナード先生に叱られるかもしれないけれど、暮らしに遊び心、人の手のぬくもりが感じられるようなものが好きです。時に「おばあちゃん、おじいちゃんが好きそうな」と形容されそうなものたち。「昭和だね」と言われてしまいそうなものたち。大好きで、憧れでした。

だから今回譲り受けた品々は本当に嬉しくて。それに、昔の’いいもの’を使うと、ていねいな暮らしをしようと自然と思えてきます。
おいしいものを作ろう。新鮮なものを買おう。きれいに盛り付けよう。使ったら洗おう。洗ったらすぐに拭こう。「しなければ」じゃなく、「しよう」になる。ついでに自分の「好き」のセンスも磨かれていくように思えます。

Eテレの番組(趣味どきっ! 暮らしにいかす にっぽんの布 第5回「小池梨江×ホームスパン」)でもちらっと出ていた、産業廃棄物、海洋プラスチックごみの問題。私も気になるところです。
出演されていた小池さん。とにかく安いものを買う、いたんだら捨てればいいという考えはどうなのかな、と言っていました。小さな一歩だけど、私はちょっとでも優しいものを選択しようと。そんなことだったと思います。

そうだな。ちぐはぐな中にも、そういう優しい選択は、していきたいな。と思う私です。

(できるだけ)いいものを、(できるだけ)長く。身の丈に合わない高級品は買えないし、なかなかぴったりのものに出会うのが難しくはあるけれど、人生が進むにつれ少しずつでいいので、思い入れの品を取り入れていきたいです。

今日も、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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