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「日銀・金融政策」とは

私の備忘録です (⌒-⌒; )
数年前に勉強したノートを加筆修正しました。

経済に関することを読むと、よく出てくる言葉のざっくりとした説明です。


日本銀行(にっぽんぎんこう)とは
資本金1億円(5500万円は政府)
ジャスダック上場法人
→ 国の機関ではない!

<目的>
物価の安定
金融システムの安定

<役割>
日本の中央銀行
1. 政府の銀行
2. 銀行の銀行
3. 発券銀行

日本銀行のレポート
①日銀短観(年4回のアンケート調査)
 業状判断DIが最も注目される

②金融経済月報(毎月アップデート)
 日銀サイドから見た経済状況

*信用創造とは
銀行は集めた預金のみで貸出しを行っているのではなく、一気に引き出しが来ないという想定の下、新たに預金通貨を生みだしている。
貨幣乗数・・・実際にあるお金より多い

*マネーストックとは
世の中に出回っている量(国の分は含めない)
M1 現金通貨+預金通貨
M3 M1+準通貨(定期預金)+CD(譲渡性預金)
(M2 M3から郵便貯金を除く…かつて国営だったので)

*マネタリーベースとは
政策当局が供給する通貨
=日本銀行券発行高+硬貨流通高+日銀当座預金
 日銀が関与できる

金融政策
マネタリーベースの操作

・売りオペレーション
 インフレ時 国債売却
 資金吸収(お金減)→金利上昇

・買いオペレーション
 デフレ時 国債購入
 資金供給(お金増)→金利低下

資金供給+信用創造でお金の流通を増やし経済活動に影響を与え、利息が下がる事で借入が増え好景気へ!
のはずが!!!
結局借り手がなく銀行が国債を買い日銀にお金が戻ってきている状況……。

ちなみに
金利はお金のレンタル料
お金 増 → 金利下がる
お金 減 → 金利上がる

*金融政策の歴史
1994年10月以前は公定歩合で操作(全銀行同利息)

~公開市場操作により各銀行の競争となる〜

短期金融市場、無担保コール翌日物金利(政策金利)で操作
→銀行同士で担保なし1日貸出しの金利

1992年2月 ゼロ金利政策スタート

2000年8月 解除

2001年2月 再スタート

2001年3月 量的緩和政策スタート(マネタリーベースで調整)

2006年3月 解除

2006年7月 ゼロ金利政策も解除

リーマンショック

2008年10月 ゼロ金利政策スタート

2010年10月 包括的な金融緩和政策導入(日銀が直接ETFやREIT購入)

2013年1月 インフレターゲット導入(物価2%UP-20年で1,5倍)

2013年4月 質的量的緩和政策(国債買入、ETF、REIT買入拡大)

2016年1月 マイナス金利政策導入

緩和政策継続中

コロナ禍対策の財政拡大政策中

必要があれば追加的な金融緩和措置を講じると発表されてます

コロナ後の出口策がどうなるのか?


緩和政策すれば物価は上がるのか?
政府の目論見では、物価が上がると信じたら借金してでも資産を購入するので、物価は上昇~円安になるはずが…全くうまく行かない状態だったところにコロナ禍……。


<参考:お金の歴史>
商品貨幣(米・小麦・塩等) 劣化するのが問題
 ↓
貝殻貨幣(キレイで粒のそろった貝) 希少なのが問題
 ↓
金属貨幣(コイン) 国の発行で支配の道具機能となる
 ↓
紙幣(預かり証=対象は金が主流)金本位制
最初は預かりだけだったのが貸出しもやるようになり、預かり証が紙幣の役割となる
 ↓
兌換紙幣(金との交換可)
 ↓
不換紙幣(金との交換不可)
 ↓
デジタル通貨になるか?
日銀もブロックチェーン化の研究を進めている
世界のいろんな国ではもう実装されているニュースもありますが、日本ではまだ難しそうです (;^ω^)

さてこの先お金はどう変わっていくのか、経済はどう変わっていくのか?

資本主義の問題は成長を続けないと破綻すること。

コロナ後の世界がどう変わるのか???
借金大国日本…問題が山積みです。

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