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本を出版できるかな

 昨年10月から、仕事を休み自宅で療養しています。
 私は自死遺族なのですが、誰かを自死で失う度に体調を崩し、働けなくなってしまっています。1度目は親友、2度目は母です。

 今回はそういったことはないのですが、夏休みの帰省中に父が急遽体調不良となり、深夜に救急搬送することに。その時は意識もなく、このままあっけなく逝ってしまうのではないかという不安がとめどなく襲ってきたことを今でも鮮明に覚えています。コロナ禍により搬送先がいつまでも決まらず、救急隊到着から病院到着まで数時間かかってしまったことも実際に経験しました。父を失うかもしれない、という気持ちから、きっとまた不調になったのだと考えています。

 noteを始めるきっかけになったのも、母の死でした。死後、どう生きていたらいいのか分からず途方に暮れていた時、衝動的に「読みたい!」「書きたい!」と感じました。私は、何かを読んだり書いたりすることで気持ちの整理が出来たり、心が落ち着くということがその時に分かったのです。

 母や親友の死、父のこと、と書き綴っているうちに、結婚の事や今の生活のことなども続けて書いてみたくなりました。そして、そうしているうちにだんだんと「本に出来たらいいな」と感じ始めるようになったのです。

 自死遺族の話、不妊治療の話、決して明るい内容は書けないし、これを乗り越えました!と自信をもって言える程私は前を向けていません。それでも、当時の私が記事を読むことや書くことに救いを求めたように、他にも同じように辛い気持ちでいらっしゃる方がいるんじゃないか。それなら、地道に書き続けてもいいんじゃないか、と思えるようになりました。

 この休職期間、もちろん病気療養が主な目的なので、心身の具合と相談しながらではありますが、コツコツと文字を書き続けてみたいと思っています。


拙い文章しか書けませんが、読んで下さったあなたに気に入っていただけたら、とても嬉しいです。