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子供を産んだ女性にしか分からないことって?


メンタルケアのため、復職後の今も月一回のペースで、週末に地元・沖縄に帰っている。

土曜、中学から10年以上仲のいい友人とカフェでおしゃべりをした。

友人も私も、
◯歳までに結婚したい、子供は◯人欲しい
と言った願望はなく
結婚のタイミング(ダンナにしたいほど好きな人とうまくいけば)で結婚、出産したい

今は目に見えてわかる"仕事"や趣味が楽しい
、と感じているタイプ。アラサーにしては焦っていないほうだ。

しかし、友人の祖母は顔を見せに行くたびに「彼氏できた?」「男はいる?」「◯◯(いとこ)は子供産んだね」と言った言葉を、挨拶がてら言ってくるらしい。

おばあちゃんだし考え方が古いし、話のネタとして軽い気持ちで言っていることは頭で分かっていても、友人のは毎度「またか」と反射的にテンションは下がる。
おまけに友人の姉も2歳の子が居るので、親戚の中でも特に彼女がシングルであることが目立つ状態らしい。


(私達世代は小学からクラスにハーフが居たり、軍人と結婚し子を持ったりしている人も多いので、世代間ギャップが激しい現状です)


話を戻して
私の母は、他のことも常に自由にさせてくれますが、私の結婚やその相手、出産についても、何も口出ししない。

ただ、ことあることに母が口にして引っかかるのが
「やっぱり子供を産んだ人にしか分からない、気付かないものがある。子供を育てた人とそうでない人には違いがある」という価値観。

私は、もちろん全世界の"母親"を全うしている女性たちを尊敬します、出産は命懸け、子育てもとても大変なものだと見聞きしています。

しかし、一方で
研究者の女性には研究者の女性にしかわからないことがある
開発者な女性には開発する過程でしか気付かない世界がある

もちろん
女性記者には女性記者だからこその目線で、埋もれた事実を詳らかに出来ることがある

と思って生きています。だから働く女性、特に熱心に世の中の為に能力を活かしている女性に憧れる。


↑は母への反発心なのだろうか。
母にも働いていた頃がありました。その仕事はなりたくてなりたくて叶えたことで、側で見ていても母にピッタリでした。体が弱く早めの退職も泣く泣くの決断でした。


兼業主婦であった母だからこそ、"産んだ/産んでいない"で女性の物の見方が変わることは余りに当たり前で他の事にも通じると、気づいて欲しい。

母は「ハタチまでしか生きられない」と言われた生まれ持っての持病を小学生で県外治療した。人より体力がない自分が、元気な子供を2人も産めたことが「何よりの誇りであり支え」なのかもしれません。そう思うと、私はいつも本人に指摘できない。言えないです。

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