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自分の顔写真のハンカチを友人に送ると呪いの手紙みたいになる

megaya

毎年、クリスマスが近づくと地元の友人と集まってプレゼント交換をしている。こういうイベントを恥ずかしげもなく一緒にやってくれる人がいるって最高だ。

プレゼント交換の金額は数年ごとにあげていっており、今は上限が5000円まになっている。
5000円あれば選択肢は無限大だし、30代になるとプレゼントもだんだんと洗練されたものになっていき、「誰がもらってもうれしいプレゼント」を選ぶようになってくる。

「ヘアケアオイル」だったり、「タオルセット」だったり、「ハンドソープ」だったり。しかも、ちゃんとしたブランドものだ。大人のプレゼント交換会だ。

そこにきて、僕だけが自作グッズを送っている。これもまた毎年恒例だ。僕のプレゼントに当たった友人は阿鼻叫喚する。

一昨年は自分の顔写真Tシャツを作り、3年前は自分のトークを録音したラジオテープをプレゼントした。ちょっとした嫌がらせである。


そし去年のクリスマスはハンカチをプレゼントすることにした。11月中に何枚か顔写真を撮っておき、それをまとめた特性ハンカチだ。最高の出来だ。手間も時間も顔もすべてが揃っている。


ハンカチはおたクラブというサイトで作った。画像を送るだけでいいし、金額も10枚で3000円と手軽。良い時代になったもんだ。自作グッズ作りが捗るぜ。

クリスマス当日に僕のプレゼントをもらった友人はめっちゃ笑ってくれる。
というか、笑うしかないだろう。

そして10秒ほど笑ったあとにうなだれる。冷静になる瞬間が急にやってくるのだ。この顔を見るのが僕は大好きだ。

こっちは一生懸命プレゼントを選でいるのに……
5000円も払ったのに……
周りは良いものをもらっているのに……
クリスマスなのに……

そんな友人の悲痛な心の叫びが聞こえてくるようだ。湧いてでてくる悲しみと怒りの気持ちに蓋をするように、友人の手元には僕のグッズがある。ああ、なんて愉快な光景なんだろうか!酒が美味い、酒が美味いぞ!!



僕のハンカチを受け取った友人が相当嫌だったのか、ハンカチは周り回って今は誰だか知らない彼氏のもとにあるらしい。なんで?

その彼氏もどんな気持ちで持って帰っていったのか謎である。11月の中でお気に入りの僕の顔でもあったのだろうか。



ああ、今年も何を作るのか楽しみだ。
次は自分の写真集でも作ろうかな。


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