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1月に見たコンテンツ - 39歳 / 離婚しようよ / インセプション / 母性

「今年は動画コンテンツをいっぱい見る」という目標を年始に立てた。

今までバラエティ番組ばかりを見てきており、このまま有名映画やドラマを知らずに死ぬのはもったいないなと感じたからだ。あと、みんながおもしろいって言ってるものはだいたいおもしろいので見て損はない。

ということで、1月に見ておもしろかったものをいくつか紹介していきたいと思う。

ドラマ

39歳

1月早々にして最高のドラマに出会ってしまった。

「韓国ドラマとか興味ねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」とか思ってた自分を一瞬で破壊してくれた。

39歳で仲良しな3人の女性が仕事や恋、家族、友人など様々な問題に立ち向かっていく話。

これだけ聞くと普通の話なのだが、39歳は1話目の冒頭でいきなり3人のうちの誰かが死ぬことが示唆されるシーンから始まる。そして、2〜3話目で誰が死ぬのかすぐに発覚する。

視聴者の心を鷲掴みにするスピード感が早い。仲良し3人組の物語から、一変して「友人のためにどう生きていくのか」という話に変わっていくのだ。ドラマチック〜〜〜〜〜〜!

さすが最近のドラマだけあってストーリーが見事。変に設定を引っぱったりせずに、一気に視聴者を引き付ける構成になっているのだ。

また、3人の「大人だけれど子供らしい」という役作りが見事である。自分も30を超えてわかってきたのだけれど、世の中に大人なんていないのである。大人のふりした子供がいっぱいいるだけだ。39歳ではそのあたりの等身大の大人を描くのがうまい。

あと、キム・ソヌの不器用だけど頑張る系男子が俺の性癖に刺さりまくる。かっこいいんだ、こいつ。

離婚しようよ

バカな2世政治家と有名女優の夫婦が、とあるキッカケで離婚を宣言するところから始まるドラマ。

CM契約や地方選挙への立候補など様々なしがらみがあり、離婚したいのに周りがさせてくれない状況がおもしろい。こういった「変なシチュエーションだけど説得力がある」設定をつくるのが宮藤官九郎はうますぎる。さすが。

松坂桃李がアホすぎるうえに性に奔放すぎて笑える。松坂桃李ってかっこいいだけじゃなくて3枚目のキャラを演じられるのが良いよね〜〜〜〜〜。ただ演じてるだけじゃなくて似合ってるのがたまらない。

バカみたいな内容のドラマだけれど、選挙の大詰めでは今までの努力の集大成がグッと詰まって感動する。

そしてラストでは、結婚や離婚のあり方を改めて考えさせてくれる。結婚してから恋愛してもいいし、離婚しても家族として一緒にいてもいいのかもしれない。多様性って難しい。

宮藤官九郎のドラマが好きな人は絶対に観るべき。かしこみ〜かしこみ〜

御手洗家、炎上する

母親が自宅放火犯に仕立てられ、父親も家庭も地位も奪われた娘が、偽名を使って家事代行スタッフとして犯人の家に潜入する話。

ちょっと無理やりな部分はあるが、王道のサスペンスで続きが気になって一気に見てしまった。

鈴木京香の怪演が見事。見ればみるほど嫌いになっていく。ただし、父親はそれ以上にクソ。クソ野郎。クソの煮詰め。クソのおせち料理。登場人物に純粋な善人が少ないので、見ていて気分が悪くなる。

最後まで仕掛けがあっておもしろかったが、恋愛要素いるかな?とちょっとモヤッた。

ストレンジャー・シングス シーズン1

「みんながおもしろいって言ってるやつはおもしろい」の代表作。

未知と戦う子供たちって見ていて応援したくなるし、自分も童心に帰れるから楽しいよね。

ストレンジャー・シングスはSF要素とリアリティのバランス感覚が絶妙。

今、シーズン2を見ている途中だけれど、子どもたちがちょっと成長して大きくなっていて感動している。ハリー・ポッターと同じ現象。

サンクチュアリ -聖域-

おもしろかった。王道のサクセスストーリーで内容もわかりやすい。流行った理由がわかった。

主人公の猿桜の演技はもちろん良かったのだけれど、脇を固める染谷将太とピエール瀧が抜群だった。

特に、染谷将太。ちょっとしか映らないシーンでも「あ〜オタク気質の人ってこういう仕草するよな〜〜」という動作が染み付いていた。役者ってすげぇ……と改めて感じた。

映画

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

ディカプリオがパイロットや医師、弁護士に扮して小切手を偽造しつつひたすらトム・ハンクスから逃げる映画。悪党版のフォレスト・ガンプって感じ。

まったく知識ないで見たんだけど、最後に実話だって知って驚いた。

ウルフ・オブ・ウォールストリート

ディカプリオが株式仲介の会社を立ち上げ、ウォール街のトップまで成り上がっていく話。

この映画がおもしろいのは内容の8割が金とドラッグとセックスに終始している点である。とにかく欲まみれ。会社で乱交パーティーとかを当たり前のようにする。そしてとことん成功する。

だいたいこういう映画って主人公に迷いとか葛藤があると思うんだけど、ディカプリオにはそれが一切ない。とにかく突き進む。犯罪をして金を稼ぎながら、ドラッグとセックスにまっすぐ突進していく。ひたむきな情熱があるためなのか悪人なのに悪人に見えない。むしろ、見ていて気持ちが良い。

絶対にこの会社には入りたくないと外側からは思えるけど、内側でこの成功を味わったら病みつきになりそう。

インセプション

おもしろいけれど難しい。難しいからおもしろいのかもしれない。とにもかくにも名作に変わりはない。

意識したわけではなく、今月は気づいたらディカプリオの映画を3本見ていた。全部かっこいい。ディカプリオを好きになった1月だった。

死刑にいたる病

おもしろかったが、設定も主人公のキャラも暗い。とにかく映画を通してずっと暗い。気分が落ち込んでるときに見るものではない。

阿部サダヲはサイコパスな演技が似合う。この映画を見た弊害として、阿部サダヲが笑ってるだけで恐怖を感じるようになってしまった。

インサイド・ヘッド

脳内の感情が可視化されたら〜という内容のディズニー映画。

「喜びの感情は大事だけれど、人間には悲しみも必要だよ」ってことを子供にもわかりやすくアニメーションにするディズニーはやっぱり神。

今年、2がやるらしい、絶対観る。

侵入者たちの晩餐

 バカリズム脚本。家に侵入する人たちの話。

何重にも伏線が貼られていて、「なるほど〜〜〜〜〜」と感心した。伊坂幸太郎の小説に近い仕掛けづくり。

バカリズムの脚本作品は、ブラッシュアップライフも素敵な選TAXIも殺意の道程も架空OL日記も全部おもしろい。まじで天才だわ。

母性

登場人物全員の演技力がエグエグなので、物語に引き込まれていく。特に高畑淳子。本当〜〜〜〜〜〜〜に嫌いになる。それくらい演技がうまい。

内容もエグエグなので、エグエグな気持ちになりたい人にはおすすめ。湊かなえって本当に嫌な物語つくるよね。大好き。

その他

AmazonのAudibleで小説を聴くのを試している。

『推し、燃ゆ』をとりあえず聴いた。小説を聴くってどうなの?と思ったけど、歩きながら物語に没頭できるのは体験として良かった。玉城ティナのナレーションはちょっと癖があって聞き辛い部分はあったのだけれど。

今は、『流浪の月』を聴いている。ナレーターの人がうまい。Audibleの体験は本のおもしろさももちろん大事だが、ナレーターの腕によってけっこう左右されるのかもしれない。

1月に読んで圧倒的におもしろかったマンガは『Thisコミュニケーション』だ。

設定が秀逸。1〜3巻の終わりの引きが素晴らしく、必ず続きが読みたくなる。好き嫌いが別れる設定なので、ハマれば一気に全巻買いしてしまうと思う。

とりあえず1巻だけでも読んでほしい。

おもしろい作品が世の中には多すぎる

映画やドラマを見出すと、「え?これ一生かかっても全部見れないじゃん……」という幸せな絶望に包まれる。もっと早く映画やドラマを見ておけばよかったという後悔もあるが、今年の目標を決めておいてよかった。

有名作を全然見ていないので、おすすめあったら教えてください。全部見ます。

最後に、今見ている途中の作品↓

  • ウェンズデー

    • アダムスファミリーのスピンオフ作品

    • 「ティム・バートンがハリー・ポッターをつくったら」って感じの作品

  • ストレンジャー・シングス シーズン2

    • 引き続き見てる

  • VIVANT

    • 7話まで見た

    • ちょっと飽きてきた、そんなに好きじゃないかも

  • このサイテーな世界の終わり方

    • サイコパスな少年とハチャメチャな行動をする女の子のロードムービー

    • 1話だけ見たけどおもしろい

  • 山田くんとLv999の恋をする

    • なにも考えないで見られるアニメ

    • 作業しながら横で流しておくとかでちょうどいい


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