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【警視庁を受験するなら必見】二次試験の流れ・面接の質問内容と注意点を全公開

こちらの記事⇦で警視庁の一次試験を解説したので、今回は警視庁の二次試験の流れや面接の質問内容について解説します。
(実際に警視庁の試験を受験した方に頂いた情報です。)

警視庁の二次試験の流れ・面接の質問内容

試験会場は警察学校で、受付時間は8:20〜8:45です。私は付近に着いたのが8:00頃だったので、早すぎたなと思ったのですが、歩いてる受験生は結構いたので私もその流れに乗って学校へ行きました。

門の前で職員に受験票を見せてから中に入りました。
教室は受験番号と照らし合わせて何階の何教室かを見て行きます。私がその教室では一番乗りでした。

教室の外でイスに座っている職員に受験番号と名前を言ってから教室に入ります。
教室の中にも職員がいるので、その方にも受験番号と名前を言って、書類を3枚貰って席に着きます。

書類①、②と身体検査表を貰ったら、黒板に①から先にペンで記入してくださいと書いてあるので、それに従って書きます。書類①と②はA4サイズ×2くらいの大きさで、表面だけです。

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警視庁の二次試験で作成する書類について

二次試験で作成する書類の内容は、
・今回、過去の受験歴
 何回も受験していて書ききれない人は最新の受験歴から書いてくださいとのことでした。

・学歴、職歴(アルバイト含む)
 いつ入学して、卒業したかの年度は西暦ではなく、全部和暦でした。
学校の正式名称、郵便番号、住所、何科かを書きました。
職歴のアルバイトは3ヶ月以上働いた場合のみ書きます。

・趣味、資格
 趣味は一言書く程度です。資格はいつ取ったか、なんという資格名かを書く気がします。私は資格を書いてないのでうろ覚えです。

・ゼミの名前と簡単な活動内容
 ゼミの名前は先生の名前+ゼミで書きます。(例:山口ゼミ)
 活動内容を書くところは1行なので簡単に書きます。

・部活動歴と役職
 学生時代にやっていた部活動とキャプテンや副キャプテンをやっていたなら、その役職を書きます。

・ボランティアの有無
 ボランティア名、いつのボランティアか、活動団体名(開催している大元?)を書きます。

・長所、短所
 エピソードを書く欄はないです。

・同居している家族情報
 父、母を書くのは絶対で、同居していれば祖父母も書きます。
兄弟がいる方は兄弟のことも書きます。
続柄、名前、仕事内容、職場の住所、生年月日を書きます。
仕事内容の欄にはすごく詳しく書かないといけなくて、例えば、会社で営業をしていたら、◯◯会社で何の営業をしていて、役職はなにかまで書かないといけなかったため、多くの受験生が細かい部署や役職名までは把握しておらず、親に確認していました。
生年月日も西暦ではなく和暦記入だったため、分からない人が多かったです。兄弟の通っている学校名も書くので、家族情報は細かく聞いておくべきだと思いました。

・事故、違反、停学歴
 いつそれをやったのかを書きます。

・運転免許の有無
 免許の番号、種類、いつ取得したかを書きます。

・希望する部署と簡単にその理由
 ◯◯課 1行で簡単に理由を書きます。

・SNSの利用頻度を使っているアカウント名
 Twitter、インスタ、facebook、HP(?)が欄にあり、それを週何回使うかチェック欄にチェックし、アカウント名を書きます。

です。

参考記事⇒警視庁の交番・パトカーの仕事紹介

①と②の違いはほぼなく、家族情報を書く欄が②にあるくらいで、被っている質問がほとんどでした。①と②の書類には、一応小さい文字で“記入は任意です”と書いてありました。先に教室に来た人から全員揃うまで先に書いててねという感じで、全員揃ってからちゃんと書類の説明をされたので、分からない部分は一旦飛ばして書いて大丈夫です。全員上記の情報を紙に書いて持ってきていました。それでも分からない人は、ペン、スマホ、配られた白紙を持って教室の外に出て、親に電話したり、ネットで検索します。ペン、スマホ、紙のみと言われているのに自分の下敷きを持っていきたい!と主張してる人がいて、その方はちょっと怒られてました。また、分からない部分を職員ではなく、前後左右の方に尋ねている方や、職員に聞いてもそれはそこに書いてある通りに書いてくださいと言われている方もいたので、私語はしない、書いてあるのをちゃんと読むのは大事です。

身体検査表は、表裏があって、裏面の上部にはペンで受験番号と名前を書きますが、表面の病歴を書く欄はシャーペン、鉛筆で書きます。
ヘルニア、やけど、中耳炎など、いくつも項目があるので、自分がかかったことがあるものにチェックをし、それを何歳の時に発症したかを書きます。入院や手術をしたならその旨を下の欄に書きます。

これら3つの書類を書いている間にトイレ行きたい人は行って、ついでに検尿もしてきてねという感じでした。
(検尿で、尿を紙コップに入れた後は、その紙コップを手洗い場に置いていきます)

多分1時間〜1時間半くらい書類記入の時間で、①すら書き終わってない人はとりあえずそこでストップで、私の教室は体力、運動機能検査に行きました。

面接、体力試験などを行う順番は教室ごとに違うので、朝一発目から面接の教室もありました。

おススメ記事⇒フリーターは警察官になれないって本当?

体力テスト(身体検査)の内容について

飲み物、Tシャツ、ズボン、タオルを持って一斉に体育館へ移動します。体育館前で軽く説明があり、体育館内でスーツから運動着に着替えます。仕切りもなにもなく、体育館にいる人は全員女性なので、そこで素早く着替えて番号順に整列します。スカートを履いてきている方はストッキングの脱ぎ剥ぎで大変そうでした。

警視庁の二次試験の服装について

ほぼ全員がパンツスーツでした。
ですが、靴下を履いている人は私が見る限り1人もおらず、膝丈までのストッキングの方が多かったです。パンプスを履いているので、靴下だとパンプスが入らないためかと思います。
パンプスが入るなら、靴下でも全然いいのかなと思います。

身体検査で何をするのか

整列した後はTシャツとズボンを限界までまくって肌が見えるようにします。
そして、両手間隔に広がり、立ち姿勢も足を踵につけて45度に開き、腕と手は真っ直ぐ横に付けて顔は正面を向けと言われます。体育館は半分に分かれていて、隣のコートで先にやっている教室があったので、それが気になって横をチラチラ見ている人は何回も注意されていました。私は先頭だったので全く気にならなかったです。

 まず、運動機能検査です。腕を上、横、前に真っ直ぐ伸ばしたり、小さく前に倣えのポーズで手のひらを表裏、指を1本ずつ曲げていく、両手の親指と人差し指で拳銃の形にして、それぞれ関節が動くかどうかを見られました。また、両腕を上げて後ろに回して手の甲同士がつくような体勢をして、体を細かくチェックされました。
 そのあとは一人一人職員の前まで歩いて行き、バスケのディフェンスの姿勢をしながら、前髪と後ろ髪をかきあげて職員に見せます。(髪の毛を結んでいる人は解きます)そこで病歴や警察学校で運動する際になにも支障はないか聞かれます。

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体力試験の内容

次に体力試験です。軽く準備運動をしたあとに、腕立て、腹筋、バービー、反復横跳びの順に行いました。
 腕立ては、号令する職員がいるので、「1、2」の合図で腕立てをします。1で腕を曲げて、2で伸ばします。多分時間が測ってあり、最大30〜40いかないくらいで強制終了します。
胸が床につくくらい曲げますと指示がありますが、シンプルに無理なのと、誰もつけてないので、皆んなが想像してるような普通の腕立てで大丈夫です。膝は付けません。

腹筋は、寝転がって足を肩幅くらいに広げ、腕は太もも横にしてやります。腕は太ももに付いてはダメなので、浮かせた状態です。ズボンを握ってもいけません。

 バービーと反復横跳びは学生時代の体力測定と一緒なので、監督官の指示に従えばなにも難しくありません。
 腕立てと腹筋に関しては、受験生の中で太っている方がいて、誰がどう見てもほぼ腕曲がっていないし、起き上がれてないだろと判断されるような方もいました。カウントされているのかは不明です。
 これらが終わった後はその場でまたスーツに着替えて一斉に教室へ戻ります。

 教室に戻った後は謎の待機時間だったので、書類を書き終えてない人は続きを書いたり、トイレに行ったりしていました。
この時点で結構時間が押しているようでした。時間は12:30をすぎていた気がします。
 昼食&休憩が12:45〜13:30くらいまででした。自席で食べます。

 その後、適性検査のクリペリンがありました。CDから流れる指示を聞いて解き進めます。

二次試験の面接の流れと質問内容について

 そして、面接でした。スーツは着ても着なくても合否に関係しませんと言われましたが、ほぼ全員が着用していました。
道場で面接があり、道場前で受験生を半分に分けられ、イスに座って順番が来るまで待機でした。

呼ばれる順は、おそらくブースごとに受験生が振り分けてあるので、いつ自分は呼ばれるのか全く分からない状態でした。待ち時間は色々考えていたせいか、あまり長くは感じませんでした。
 自分の番号が呼ばれると職員に何番ブースですと言われるので、そこに行きます。

ドアはなくパーテーションで仕切ってあるので、いきなり「失礼します」から言い、椅子の後ろで「受験番号と名前」を言ってから座ります。面接官は3人いて、男・男・女の順で座っていました。

メインで質問するのは真ん中の方で、両隣は最後付近で少し質問するくらいでした。メモは左右の方がすごく取っていました。
私が聞かれた内容は、
・なぜ警視庁か
・最近気になっていること
・家族はあなたが警察官になることどう言っているか
・なぜ転職を考えたのか
・いつ頃から警察官目指したのか
・前職で苦労したこと
・前職の経験で何が警察業務に活かせるか
・警察官になってやりたい部署と理由
・今まで集団生活やったことあるか
・集団生活してると何かしら困ることが出てくると思うけど、なんだと思うか
・体力はあるか
・警察学校でやっていける自信はあるか
・今まで生きてきて、一番頑張ったことはなにか
・休日はなにをして過ごすか
・自分はどういう性格だと思うか
・今まで違反とか補導とか警察にお世話になったことあるか
・長所と短所(短所だけエピソード求められました)
・どこに泊まったか
・時事問題(tiktokがアメリカで禁止する動きがあることについてどう思うか)
・仲のいい友達の名前と漢字の説明
・その友達は何県のどこらへんに住んでるか
・普段新聞は読むか
・情報収集はなにで行っているか
・自己啓発しているか
・海外旅行したことあるか(場所も聞かれました)
・去年は警視庁を受けたか
・お金がないけど、欲しいものがある時どうするか
・今の仕事結構稼いでいるのか
・その給料は普段何に使っているか
・奨学金を借りているか
・どのような警察官になりたいかとその理由
・恩師がいるならばその名前と漢字の説明
・警視庁に要望はあるか
・スポーツ経験
・警視庁のイメージ
です。時間は体感で30分くらいでした。
時間は正確に測っている職員がいるので、面接終了時にその方に面接終わりましたと告げ、自分で教室まで戻ります。全受験生が何時から何時まで面接をしたか記録していました。

最後に、教室に戻った人から身体検査表とTシャツを持って健康診断でした。
受付の人がいるので、その流れに従って受けるだけでした。表に書いた病歴は詳しく聞かれ、メモされます。
それらが全部終わった後はクラス全員が戻るまで教室で待機です。

私は書類記入も全部終わっていたので2時間くらいずーっと皆んなが終わるのを待っていました。書類の記入に手擦っている人が多すぎて帰るギリギリまでクラスの3分の1の人が記入していました。
 17:00〜17:30に終了し、その後は順番に教室ごとに学校を出るので、学校を出たのは18:00前くらいだったと思います。

以上が警視庁の二次試験の情報です。
ぜひ参考にしてください。

警察官採用試験の面接がなぜか不合格だった方は続けて下の記事をご覧ください。

今すぐ読みたい記事→面接で不合格になる原因はこれでした

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