厚切り牛タンを一気に網に載せちゃう女
〇前回までのあらまし:
Thaoは、同様に日本から帰任していたAn君に遠慮していたが、彼が退職すると、活発なその本領をガンガン発揮しだした。
〇今回:
Thaoと近づくきっかけは神様がくれたと思うという話を以前に書いたかと思うが、その❶は下記の通りである。
そう!
彼女が現場のベトナム人メンバーの1番手に来たのだ。僕と吉田さんの仕事の相談のメインは、An君からThaoに変わった。
そして、二人が近付くきっかけの❷は、営業数字が芳しくなく、オフィスが、僕が、パンチドランカーになったことである。本社のグループ代表からとにかく怒鳴られっぱなし。
そこで、吉田さん、Thaoと僕の3人は何とか大手を獲得すべく、オフィスを代表する仕事をとるべく、躍起になった。時にはホーチミンに出張して、時には徹夜をして大手獲得を目ざした。そんな中、極めて著名な企業の受注をすることが出来たのだった。
その仕事もひと段落したある時、こりもせずに僕はThaoにご褒美焼肉と思い誘ってみた。内心は、「また、断ってくるかな?」って思いながらも、「気持ち、気持ち」と思って誘ってみたのである。
すると、珍しく、「いきましょーう!」と、意外な反応。僕は、「お、おう、いこいこ!」と、牛角kim ma店に連れて行った。
当時のハノイでは、焼肉と言えば、焼肉櫻か、焼肉心か、牛角だった。今思うと、日本だと女の部下をサシで誘うのに、焼肉は連れていかないのに、ここはベトナム。なんの迷いもなしに、Thaoが、「肉好き」だと聞いていたから、焼肉に連れて行った。
そこで、驚いたのは運ばれてきた肉を片っ端から網の上に載せてしまうことだった(笑)まぁ、他の肉は一旦良しとしよう!でも、牛タンだけは焼きすぎたら固くなる。僕は特にそのあたりにはうるさいのである。
「Thao、あんな、日本の焼肉はさぁ、食べる分だけこうやって載せて、一番良い焼き加減で食べるんだよ。」とレクチャーした。
「はぁい、わかりました」返事だけは良いのだが、Thaoは雑なのである。仕事はかなりできるが、細かいことは苦手なのである。
次に続きます
#vietnam #hanoi #ベトナム #ハノイ #海外で働く #ベトナムで働く #ハノイで働く #ベトナム人女性と付き合う #国際結婚 #ベトナム人女性と結婚する