新型コロナ「LB.1」について。

朝から暑いですね。
いつもの天気ネタですが、

全国的に最高気温35℃以上の猛暑日の所が続出するようです。
沖縄、九州~東北を中心に35度前後の所が多く、
猛烈な暑さの予報となっています。
沖縄、九州~関東にかけて、
今年最も多い、41区域に熱中症警戒アラートが発表されています。
万全な熱中症対策を(天気.jpより)

熱中症警戒アラートについてググってみると、

熱中症の危険性に対する「気づき」を促すものとして、
府県予報区等内において、
いずれかの暑さ指数情報提供地点における、
翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が、
33(予測値)に達する場合に発表します
(環境省熱中症予防情報サイトより)。

現在、朝の段階で東京は31越え(危険)、
運動中止推奨となっております。
室内でクーラーつけて耐えましょう。

梅雨も明け、またまたコロナが流行ってきてます。
ちょっと前にヤフーでKP.3の話でてました。
今度はLB.1というのが出てきてるようです。

New LB.1 COVID variant is spreading in the US. These are its most common symptoms.
Today.com. Updated July 20, 2024

LB.1は、米国全土で感染者数が増加する中、注目を集めている最新のCOVID-19変異株だ。専門家によると、この新しいオミクロン亜変異株は、急速に拡大しているFLiRT株とともに、予想される夏の流行に寄与しているようだ。この数週間、米国内のほとんどの州で検査陽性者数と救急外来受診者数が増加している。暑さから逃れるために何百万人もの人々が移動したり屋内に集まったりする中、新たな変異種による感染者急増を懸念する声もある。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、LB.1は現在、国内で4番目に多いCOVID-19変異株であり、優勢なKP.3を含むFLiRT株に僅差で続いている。

FLiRTについては5/20の記事を参照ください。
KP.2やKP.3がFLiRTに当たる模様です。

LB.1はJN.1の派生株で、以前の株とは異なる変異が加わっている。CDCのデータによると、5月末以来、LB.1による症例の割合は2倍になっている。
入院や死亡者数を含むCOVID-19の全体的な感染者数は冬に比べるとまだ比較的少ないものの、現在このウイルスが多くの人に感染していることは明らかだ。米国の現在の COVID-19 の傾向と新しい LB.1 株について、これまでにわかっていることをご紹介します。

東京都感染症情報センターによると、
都内での変異種の割合は、
KP.3が87%、KP.2が6.5%、JN.1が5.2%(7/18時点)
となっています。
定点観測でも7人越えで、右肩上がりです。

ここ数週間、米国内のほぼすべての地域で感染者数が増加している。CDCは、7月16日時点で、COVID-19の感染者数が42州で増加または増加する見込み、6州で安定または不確実、0州で減少していると推定している。
CDCによると、検査陽性率は7月6日時点で11%で、 前週の9.1%から上昇した。参考までに、この冬のピークは12%だった。CDCの地図では、検査陽性率が最も高いのはカリフォルニア州と南西部であることが分かる。
下水中のウイルス活性は全国的に「高い」水準にあり、36州では「非常に高い」または「高い」水準となっている。(CDCは米国におけるCOVID-19の新規感染者数の総数を追跡していない)さらに、CDCによると、COVID関連の救急外来受診は過去1週間で15.7%増加し、入院患者数も着実に増加している。
ヴァンダービルト大学医療センターの感染症教授Schaffner博士によると、COVID-19による入院患者数は昨冬に比べると比較的低い水準にとどまっているが、過去2週間で「大幅に」増加していると指摘する。
夏の旅行がピークを迎え、猛暑が続く中、エアコンの効いた屋内に集まる人が増えるにつれ、COVID-19は今後も増加し続けると予想される。

物価高の影響で、
夏に旅行される人は若干減っているようですけど、
猛暑で室内に集まるのは仕方ないですね。

LB.1とは?
Schaffner 氏によると、LB.1 はオミクロンファミリーの一部で、いわば最新のひ孫であり、LB.1 亜種は、冬と春のほとんどの期間に優勢だったJN.1の直接の派生である。
「LB.1 は FLiRT 変異体と密接に関連していますが、スパイクタンパク質のさまざまな部分にいくつかの独自の変異があります」と Pekosz 氏は言います。これには、LB.1 の免疫回避能力に影響を与える重要な変異が含まれます。
「これまでにも、他の変異株(JN.1を含む)でこのような変異が見られた特に心配するほどのことではないし、ウイルスが劇的に変化した兆候でもないようだ」と Pekosz氏は付け加えた。
専門家らは、LB.1の出現は継続的な傾向であると指摘している。SARS-CoV-2ウイルスは変異して新たな変異体を生み出し、それらは免疫を逃れて他の株に打ち勝ち、新たな株が出現するまでその能力が優れている。
CDCによると、米国の人々の97%以上がCOVID-19に対する自然抗体またはワクチン誘発抗体を持っているが、これは時間の経過とともに消失する。

LB.1はJN.1の派生であり、
以前の変異種と同様に、
免疫回避能力(感染しやすい)に優れていますが、
重症化しやすいというわけではないようです。

LB.1 はより伝染性が高い?
オミクロン亜種の特徴は、非常に伝染性が高いことだ。「LB.1は伝染性が非常に高く、非常に容易に広がっています」とSchaffner 氏は言う。
LB.1 は他の新しい株と比べてどうなのか? 「まだ判断するのは早すぎるが、今のところ FLiRT 変異株よりも伝染性が高いという兆候はない」とマウントサイナイ医療システムの感染予防医療ディレクター、バーナード・カミンズ博士は TODAY.com に語った。
「感染やワクチンで得た免疫から逃れる可能性は高いかもしれないが、以前の亜種よりも危険であることは示されていない」とカミンズ氏は言う。
最近の感染者数の増加は、LB.1 や FLiRT 株などの新しい変異株の組み合わせによって引き起こされているようだ。しかし、ゲノム監視と配列決定の減少により、ウイルスを正確に追跡することが困難になっている。「変異株がどのくらいの速さで増加しているかを正確に把握することが難しくなってきている」とPekosz氏は言う。

感染を防ぐのはむずかしそうです。
6/24の記事によると、
感染予防には鼻腔咽頭の粘膜免疫が重要なようです。
私の場合、
最近は、鼻出しマスクで粘膜免疫を鍛えています(効果不明)。


LB.1 の症状は何ですか?
LB.1は、明確な症状や新たな症状を引き起こしているようには見えず、より重篤な疾患を引き起こす兆候もないと専門家らは強調している。
LB.1 の症状は、FLiRT 変異体によって引き起こされる症状と非常によく似ている。Schaffner 氏は、新型ウイルスは前年に比べて概して感染が軽度になっているようだと語る。しかし、COVID-19は依然としてさまざまな病気を引き起こす可能性がある。
喉の痛み、鼻水、咳、微熱といった典型的な症状が現れる人もいます」と、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の感染症部門の臨床責任者でハーバード大学医学部の医学教授でもあるポール・サックス博士はNBCニュースに語った。「一方、吐き気や下痢がほとんどで、呼吸器系の症状はごくわずかという人もいます。症状は多岐にわたります」
そして「入院するほどの重篤な症状を経験する人もいる」とカミンズ氏はTODAY.comに語った。具体的には、65歳以上の高齢者、基礎疾患のある人、免疫不全の人といった高リスクグループだ。
シャフナー氏は、パクスロビドなどの抗ウイルス薬はLB.1やその他の最近の株に対して有効であると指摘している。

本邦では、ほとんどKP.3でしょうけど、
今までの亜種と同じく、
咽頭痛、発熱、咳がメインですね。
値段と効果を説明するとゾ〇ーバを希望する人はいませんね。

パキロ〇ッドは、高齢者の方では、
色々とご相談の上処方せざるを得ないでしょう。
バイデン大統領も内服したみたいです。

(本当に効果あるかは、新しい変異種での臨床試験もないので疑問ですけど)。

ワクチンはLB.1を予防するか?
「現在のワクチンは重症化を防ぐ効果がある」とSchaffner 氏は言う。現在、XXB.1.5株を標的とした2023~2024年用の新型コロナ追加接種はまだ利用可能だ。CDCは高リスクグループに追加接種を推奨している。
専門家らは、今秋に発売される2024~2025年用の改良ワクチンも予防効果が期待されると強調する。「LB.1はKP.2と近縁で、今秋のワクチンで標的となる株はKP.2になると思われます」とペコス氏は言う。
「これまでのデータでは、ワクチンが流行しているものと完全に一致していなくても、交差反応があり、ある程度の予防効果が得られることが示されている」とカミンズ氏は言う。
専門家は、適応のあるすべての人に、この秋に2024~2025年用の新型コロナワクチンの最新接種を受けることを推奨している。

7月から自費でコロナワクチン開始となっております。
1万4000円だったような。
(調べる気もないんですが、XBB対応2価ワクチン?)

そもそも新型の亜種が、
以前と比べて軽症化してるなら、
ワクチンの重症化予防効果なんて、
有意差でるのでしょうか。

また、新型の亜種は、
免疫回避能力が強い(以前獲得した免疫/ワクチンが効果なし)、
という話なのに、
古いワクチンでも交差反応で効果あり、とはどういうこと?
(収斂進化のほうが気になる)


ちなみに、隔離期間について、
CDCによると、
2024年3月に隔離ガイドラインが変更され、
薬を服用せずに発熱が治まり、
症状が少なくとも24時間改善した後は、
通常の活動に戻ってもよい
となっています。


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