なんだか毎回書いてますが、
今日も「暑い」です。
九州では梅雨前線の影響で雨(大雨)の予報のようですが、
関東圏では、熊谷と前橋で36℃と、猛暑日の予想となっています。
熱中症に気を付けましょう。
今回は
新型コロナウイルスにかかる人とかからない人の違いについて、
実際にウイルスを投与してみた!という論文です。
これだけ見るとYoutuberみたいですが、
かなり難しい内容なので、
EpochTimesから引用です。
First-of-Its-Kind Study Explains Why Some People Don’t Get COVID-19.
6/19/2024.
もとの論文は下記となっております。
Human SARS-CoV-2 challenge uncovers local and systemic response dynamics.
Nature. 19 June 2024.
2021年6月から8月に登録し、
接種後1年間追跡したそうです。
(この研究は主に接種後の最初の 28 日間に焦点を当てています。)
直接鼻にα型野生型ウイルスを投与してます。
この頃に、こういった実験を行うのはチャレンジャーですね。
日本では2021年5月から高齢者に対するワクチンが開始ですが、
イギリスは2020年12月頃からだったので、
ワクチンうってる人が多いイメージだったのですが、
参加者は未接種だったようです。
ちょっとわかりにくいので補足。
(もっとわかりにくい?)
①6 人の参加者が持続感染を発症した。
「持続感染」とは、症状を伴い、鼻腔および/または咽頭 PCR による定量可能なウイルス量の検出が少なくとも 2 回連続して行われたことで定義された。
②3 人は、接種後 1.5 日目から 7 日目の間に、散発的かつ陽性境界の PCR 検査結果であった。これらの参加者は「持続感染」に分類される以前の基準を満たさなかったため、別の「一過性感染」グループに割り当てられた。
③7人の参加者は隔離期間中ずっとPCR陰性のままであり、これはこれらの個人が持続的または一過性の感染の発症をうまく防いだことを示している。これらの参加者は全員血清陰性のままであったが、早期の自然免疫応答を示すことが観察されたため、「不完全感染」に割り当てられた。
鼻腔の繊毛細胞を採取して、
様々な検討をおこなっているようです。
不完全感染では、あまり免疫細胞が集まってこないのに対し
持続感染では、免疫反応がより過大であったようです。
HLA関連の話は、
いくつか出て、
そのまま消えていった記憶があります。
今回のはどうなんでしょうね?
持続感染では、
最も初期の症状でさえほとんどが接種後4日目に現れたようですが、
血液中のインターフェロン応答をみると、接種後2日目には早くも開始されていたようです。
鼻の免疫反応が速やかかつ、
適切に行われれば感染は不顕性で済むということのようです。
上気道感染なので、
鼻腔や気道などの粘膜免疫が重要なのは当たり前のことでしょうか。
ワクチンで、
血中の免疫(抗体)を増やして喜んでも、
あまり意味ないのでしょうか?