見出し画像

ジュリアスタート[AR]のかけ心地が格段に良くなるカスタム

メガネユーザーの皆さま、セルフレームのかけ心地は良好ですか?
セルの眼鏡って太いものだと重さもありますし、メタルフレームと比べるとしっくりこないこと多いんですよね。

すごく気に入っているのに、とにかくズレてしまって、着用感がいまひとつだったAR…
鼻盛り加工をしてもらったら、驚くほどかけ心地が向上して感動したお話です!
(インポート眼鏡を愛用の方には常識かもしれませんね)

鼻盛りをお願いしたのはこちら

画像4

お馴染み G.B.Gafas 渋谷店

ARかけにくい問題

眼鏡好きなら1つはもってる?!ジュリアスタート!
中でも一番の人気者、AR(ARNEL復刻)

あまのじゃくというか偏屈なところがある私、みんなが持ってるド定番モデルには惹かれないわ…などとカッコつけていたのですが、このブラウングラデーションにビビっときて即購入に至りました(笑)

画像1

(AR46/22 G.B.Gafas別注カラー ※現在は完売)

AR、かけてみると各方面で人気なのも納得‥バランス良くかけやすいシェイプで、これから出番が多くなりそうだなと♪

しかし、問題はかけ心地!
いくら調整してもらっても、かけ位置がずれて下がってくるんですね、、
この原因は… 自分の鼻に鼻あてが合っていないから!

海外ブランドのアイウェアは、鼻幅が広すぎたり鼻パッドのサイズか極小だったりしますよね。

日本で生産されているタートですが、アメリカンヴィンテージの復刻であり、今後世界的に販売することを考えて欧米人の骨格に合わせて作られています。
なので、日本人がそのままかけると下がってきて合いにくいのですね(泣)

実際、渋谷店ではAR購入者のほとんどの方が鼻盛りされるそうなんです。(特に女性やブリッジ幅24の方)

鼻盛りはイヤだった

そんなわけで、はじめからノーズカスタムを提案してもらっていたのですが、それまで鼻盛りには抵抗がありました。

以前に一度だけ、こちらとは別の眼鏡店で某フランスブランドのサングラス購入時に大きいパッドに替えてもらったのですが、、
見た目の仕上りがビミョーだったのと(取って付けた感)、肝心なかけ心地が改善されなかったので、鼻盛りにあまり良い印象を持っていませんでした。

それを店長にお話すると、こちらでは “フレームのデザインを考慮しつつ、私の鼻に合わせたパッドにカスタマイズ” してくださると!
(むむ、これは期待できそう‥)

ノーズパッドといえば、最近の日本ブランドの多くは、セルフレームもこんな感じで

画像7

画像7

クリングス(金属アーム)にパッドが付いていますね。

このセル枠にチタンパッドの組み合わせ、しっかり鼻に乗ってかけやすいし調整も可能、見た目にも上質感があって好きなんです。

フレーム一体型のタイプからこのクリングスタイプに変更する加工もできる、ということでしたが

今回はARということで、ヴィンテージ感の強いイメージがなるべく変わらないようにと、クリアパッドの付け替えをお願いしました。

工程&仕上がり

鼻盛りのざっくりした工程はこちら↓

①元々の鼻パッドを切り取り接地面がフラットになるようにヤスリで削っていく
②サンドペーパーで表面を磨いた後にバフで艶出しをする
③選んだパッドを位置を考慮しながら特殊な溶剤で付けていく
④様々なサンドペーパーを使い鼻当たりを滑らかにし、仕上げにバフ掛けして一体感を出す

before↓ (面一のすっきり小さめノーズパッド)

画像5

②が終わった状態↓ (ツヤツヤ!)

画像6

土台を丁寧に整えることで、接着の強度が増すのと見た目の美しさにつながります。

ノーズパッドのバリエーションは
なんと20種類以上!
(ほぼ出番がないようなタイプまで?!)

画像9

アセテートのシート生地からくり抜いて一つ一つ手作業で作られるノーズパッド…
鼻パッドを専門で作っているのは、鯖江でも1社のみなんだとか!

様々な形状のパッドの中から、鼻筋の幅や角度、掛けたい位置などを確認しながら最適なものを選んでくれます。

一昔前は小さいパッドが主流でしたが、最近は眼鏡の天地が深くなり、長さのある大きめタイプをよく使うそうです。
トレンドの変遷とともにパッドも変化しているんですね!

after↓ (仕上がり)

画像8

特にクリア生地なので不安はありましたが、
正面から見ても美しい仕上がりです!

画像9

仕上がり後、再度調整してもらい、想像以上にぴったりとかけ心地が良くなりました!

こだわりのサービス

今回、鼻盛り加工の工程を伺って

経験や技術が必要で、とても手間のかかる作業だとわかりましたが、なぜ無料なんでしょうか?!
(こちらで購入のフレームは無料)

画像10

お店によって力量の差が出る部分なので、フィッティングの一環としてこだわって加工されてるとのこと。(すばらしい!)

一流ブランドを扱う眼鏡店でも、お店の考え方の違いがあり、当然ながらスタッフによって技術の差もあるかもしれません。
G.B.Gafas 各店でも、スタッフ皆さんができるように日々技術を磨いているそうです。

画像12

画像12


所有本数が増えてくると、その日の気分で掛け替えるのが楽しみですが、けっきょくかけ心地が良いものに手が伸びますよね!

オリジナルをイジってしまうことに抵抗がある方も

「調整の一環として承っている」というお言葉に甘えて、鼻周りもきちんと合わせてもらうことで、むしろオリジナルのイメージ通りに掛けられる!ということだと思います。

ARに限らず‥鼻盛りありきでアイウェアを購入の際は、クラフトマンシップを感じるお店を選び、快適な眼鏡ライフを送りましょう!

(鼻盛り加工の納期は通常2週間ほど)
(他店購入フレームの鼻盛り加工は現在受け付けていないようです)


回し者ではありませんよ 笑 

渋谷店  最新情報 ↓
https://instagram.com/g.b.gafas_shibuya?utm_medium=copy_link



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?