見出し画像

悩みセラピー、の話

私はこれまでに、幾度もヒプノセラピーを受けて前世探究の足がかりとしておりました。
しかし今回、ヒプノセラピーの本来の役目である「心の傷を癒す」という目的のもと、セラピーを受けてまいりました。

今回はその様子をお伝えいたします。

先日のオカマ診断に納得の行かなかった私(参照記事 https://note.com/megane1420/n/n294a2b161b22)は、その後ネット検索でまた別のところを見つけました。

それは県内某所にある「傾聴カウンセリング・道」さんというところです。(記事にしても良いとの了解を得ましたので、早速記事にしてみました。)

ホームページから予約を入れるのですが、ヒプノセラピーの他にもさまざまななメニューがあるのに驚きました。

メールで予約を入れると、代表のMさんから早速返信が来ました。
初回の方はヒプノセラピーを受ける前に、適正を見るためにまずはカウンセリングを受けていただきたいとのことでした。

確かに、普通の人がいきなり幼少期や前世のトラウマを直視するのは危険がともないます。過去世などで傷つけられたり頃されてしまったりした記憶がよみがえってパニックになったり、よけいに傷ついてしまうこともあり得るからです。

なるほど、しっかりしていて信頼できるな、と感じました。
ので、代表のMさんの言う通りに、初回はカウンセリングから始めることにしたのです。

予約日になり、Mさんのアトリエを訪ねました。
Mさんは顔出しでYouTubeをやっている方なので、どんな人なのかは事前に知っておりました。

実際にお会いすると、小柄で上品な雰囲気の女性でした。

時間は60分で、前半でカウンセリングと催眠の適正診断をし、後半で「インナーチャイルドセラピー」をやってみましょう、ということになりました。

今回は前世探究ではなく、純粋に自身の悩みの解決が目的です。特に父親との関係改善のためのヒントが欲しいと思っていました。
父親と意見がぶつかる事が多くなったのは、きっと幼少期に受けた心の傷が関係しているんだろうな、との目星はついていました。
カウンセリングを受けた結果、今回のセラピーはその幼少期の記憶に焦点を当ててみることになりました。

施術は30分という短い時間でしたので、体感的にはヒプノセラピーの簡易版といいましょうか。
私は他所でヒプノセラピーを受けた経験があり、適正もあるとのことでしたので、前置きをすっとばしてダイレクトに幼少期にダイブしても大丈夫だろうとの判断により、早速始めることになりました。

Mさんのガイダンスに従い、意識を深層心理に沈めて行く感じです。

目を閉じていますが、空想の中にさまざまなビジョンが見えて来るのを感じました。

森の中?暗い道を、車に乗って進んでいます。

運転手は父で、乗っているのは四歳頃の私でした。

運転席の父はぼーっとしていて、私は後部座席から父の様子を伺っています。
ビジョンを通して、その背景にある情景の情報も頭に流れ込んできました。

どうやら父は、奥さん(私の母)に家出をされてしまったようでした。
普通の夫婦喧嘩ではなく、今回ばかりは修復不可能なぐらいのトラブルだったのでしょう。

父は落ち込みながら、子供たちを車に乗せて、、、母を探しに行くところでしょうか?それとも、あてもなく車を走らせているのでしょうか?


子供たち、と書きましたが、他の兄弟は今回のビジョンでは存在感がほとんどありません。あくまで父親と私にだけスポットが当てられている、というイメージでした。

暗い道を黙々と走る車の中で、父はぼそっと「このまま池にでも飛び込んで、死んでしまおうか」と言いました。

やめてよ、怖いよ、と思ったところで、ガイダンスのMさんがストップをかけます。
おそらく、この場面に今回の悩みの手掛かりがあると判断したのでしょう。

インナーチャイルドセラピーは、幼少期に受けたトラウマを探しだし、そこに大人の自分の意識を投入して「もう大丈夫だよ」と、「幼少期の自分を大人の自分の言葉で安心させる」ことが大きな目的となります。

ですので、「トラウマを受けた瞬間の小さな私に対し、大人の自分からメッセージを送ってあげてください」とMさんからのガイダンスがありました。

空想の中に、大人の自分が登場します。
空想の中では、時間が止まっています。車も停止しているので、そこから幼少期の自分を下ろして対面しました。

しかし、何か様子がおかしい。

傷ついているはずの幼少期の自分が、むしろ小躍りをしながら車から降りて来たのです。

背丈こそ四歳児でしたが、なにやら大人びた雰囲気を醸し出していました。
そして、幼少期の私の姿で、大人の私に語りかけてきました。

「やっと来たかい。あのね、この時の僕はまだ四歳でさ、お父さんが落ち込んでても、何もしてあげられなかったんだよねー。
このときの僕って、お父さんから言われた事で傷ついてるんじゃなくてさ、お父さんに何もしてあげられなかったことを悔やんでるんだよ。
でもさ、40歳を過ぎた今の君なら、お父さんを励ましたり、元気づけたりするのをどうすればいいか分かるよね。できるよね。
お父さんって、この時からずっーーっと、ひとっつも成長してないからね。
四歳のときにできなかった事に、今リベンジするんだよ。そのときが、やっと来たんだよー。」

これはインナーチャイルドの姿を借りた、ハイヤーセルフだったのだと感じました。

ハイヤーセルフというのは、スピリチュアル界隈ではよく聞く単語です。
直訳すると、「高次元にいるもう一人の自分自身」ということになりますが、わかりやすく例えるならば、現実の私達が住む世界はTVゲームのようなもので、その画面の外の世界で「私」を操っているのがハイヤーセルフとなります。

ハイヤーセルフはTVゲームの攻略法を知っていますから、それにのっとってゲームのキャラクターを操作しています。
ですが、ゲームのキャラクターの体力や精神力が消耗して進行できなくなったりした時などは、ハイヤーセルフがちょっとだけキャラクターの次元に介入して、体力回復のヒントを与えることがあるようです。

今回がまさにそれだな、と感じました。

そして、すごく意外だな、とも感じました。

いえ、父親との関係に傷つき、私の内面のインナーチャイルドはさぞかし悲しんでいるのだと予想していましたものですから、まさか元気に小躍りして登場するとは思いもしませんでした。

そして、インナーチャイルドの姿を借りたハイヤーだったのも面白いですし、彼の言ったことにも納得できるものがありました。

セラピーの目的はインナーチャイルドを癒すこともそうですが、もっと奥の目的は「心が晴れやかになり、生きにくさを解消すること」であると思います。

今回は「癒し」をすっとばして、心のモヤモヤを晴れやかにするという成果を得たような感じです。

父は今も相変わらずなので、悩みの解決には至っておりません。しかし、セラピーを受けたあとの、悩みを受け止めるこちらの気質が変わったのを感じます。
同じ悩ましい出来事が起きたとしても、以前よりも心に負担がなくなったと言いましょうか。

いやー、これは素敵な体験でした。

Mさんのカウンセリング、セラピーを気に入った私は、次回の予約をさっそく依頼しました。

悩みも晴れたため、次回はヒプノセラピーを受けてみます。

前世の「アレシュ」はどんな事で悩み、どんなふうに乗り越えて行ったのかというのを見たいと思います!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?