僕のなかの物語

「うまくいっているように見せること」それが生きる全てだった。僕はちゃんとできる、なにも問題などない、そうすればみんな笑っていて世界は平和だ。それでいい、それでいいはずだった。なのに、気づけば次第に苦しくなっていて。うまくいっているはずなのに、なんで僕はこんなにも泣いているんだろう――

そんな僕のなかの物語を今編み直そうとしている。でも、そう簡単にいかなくて。もう充分なのに手放せない自分に笑えてくる。僕は僕の生き方を変えるのがこわいんだ。


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