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【留学中】日本人とばかり過ごす人って...

英語環境で英語漬け!日本語は封印!と気合を入れて臨んだ語学留学。
結果を先に言うと、

  • 日本人の友達がたくさんできた

  • 日本人と住んだ

  • 日本人と日本食レストランで働いた

=毎日日本語話してた(メモ取るときも独り言も夢の中も日本語)

でした。渡航前に想像していた「留学の失敗パターン」そのものじゃないか…。


私の留学は失敗だったのか?

私はワーキングホリデーでカナダ・トロントに1年滞在しました。最初の1か月間ホームステイを利用し、以降はシェアハウスに移り住みました。語学学校に通ったのは最初の6か月で、滞在4か月目からアルバイトを始めました。よくあるパターンかと思います。

私の留学は失敗か?自己評価になりますが、「そうでもない」と思います。

最初に述べた日本語だらけの生活で、本当に英語が伸びないまま帰国する人もいるようです。そうなっていたら、自己評価は「失敗気味(でも楽しかった)」になっていたと思います。
「そうでもない」根拠は、自分の英語力と心構えにちゃんと成長を感じたからです。

留学中、カギになるのは?

なんとも抽象的ですが、結局「英語がうまくなりたいという気持ち」です。英語を学びたい日本人同士で過ごすことで良い面がたくさんありました。

日本人の友達をたくさん作る

一言で言うと、日本人の友達が多くて悪いことはありません。
留学する日本人は常にたくさんいますので、語学学校ならとくに”出会う人=英語を学びに来ている人”であるわけなので、考え方に共感できる人が多く、現地生活や英語についての悩みを相談したり共感したりでき、友人たちの存在にとても助けられました。英語のことを日本語で話す時間は、頭の整理にはとってもよかったです。(■■って英語でなんていうんだろう?、××ってこういう使い方するんだね!、○○ってフレーズ使ってみたい…等、くだらないことも含め会話の内容は英語にまつわることが多かったです。)ネイティブの英語を聞き取るのは難しくても、友人が話す英語はなぜか耳に残ることが多く、フレーズを一発でインプットできたり、不思議と日本人から学ぶ英語の方が頭に入りやすかったです。授業以外の時間もとても大切な時間でした。

また、語学学校の授業中、いろんな国の生徒で『あなたの国ではどう?』といった会話が多くなるのですが、自分一人で日本のことを紹介するより、日本人みんなで補足し合うことでより正確な説明になったりして、日本人がたくさんいるのも悪くないなあと思っていました。

日本人と住む

こちらも同じく英語について会話する機会が多かったのが役に立ちました。その他の観点だと、やはり「先人たちから語り継がれる情報」に大変助けられました。つまり日本人と住んで悪いこともないです。

日本人向けサイトでシェアハウスを探すと、日本人が入居者募集の投稿をする→日本人が応募・入居→退居する際にまた日本人向けサイトで募集というサイクルになるので、代々日本人が住むシェアハウスになりがちです。
語学学校では、同じ時期に入学した人同士で仲良くなることが多いです。というのも滞在期間が限られたワーキングホリデーでは、大半の人が最初の数ヶ月だけ学校に通うので、学校ではワーホリ終了間際の人と出会うことがあまりありません。
シェアハウスでは、すでに学校を修了した人や、他校の人、長く滞在している人などに出会えますので、生活の情報や仕事の情報など色々教えてもらう機会が得られます。(シェアハウスにも色々ありますが。)

私にとって嬉しかったこともう一つのことが調味料でした。現地で日本の調味料を入手するとなるともちろん割高ですし、ミニサイズなんて売っていないので使いきれないこともあります。私の住んでいたシェアハウスには、先人が残した置き土産(お醤油・みりん・料理酒など)がたくさんあり大変助かりました。

日本人と働く

こちらは働くお店の客層とポジションによる面が大きいです。日本人と働く中でどれだけ英語を使う機会があるかがカギになります。

私は日本食レストランでサーバーをやっていましたが、スタッフは全員日本語話者だったのでスタッフ間の会話は日本語でした。ただ、日本人のお客さんが全くと言っていいほどいなかったので、接客は全て英語でした。(日本人のお客さんが多めのお店もあるようです。)しかも基本1人シフトだったので、何があっても自分1人で対応せざるを得ず、いい修行にはなりました。

日本食レストランのキッチンスタッフは、日本人が多い傾向にあり接客がない分必然的に日本語ばかりになります。=英語力に自信がない場合でも職に就きやすいです。それでも店内に外国人スタッフが1名でもいれば、英語を話す機会は得られると思います。
働き始めると、職場で過ごす時間がどうしても長くなり、仕事についての会話が多くなるので環境によっては英語の勉強がピタッと止まりかねません。仕事に関しては日本人と働くか否かではなく、少しでも英語を話す環境があることが大事になると思います。

失敗例を見た?

余計なことを言いますが語学学校では、正直「英語勉強する気あるのかな?」と思うような日本人グループもありました。彼らはほとんど学校に来ないので、関わる機会が少なかったですが…。※もちろん費用は先払いなのでいわゆる金ドブです。学校に来てもずっと日本語を話していたので(嫌でも聞こえてくる)、あれでは何年滞在しても英語力は伸びないのでは、と思ってしまいました。

やはり英語力を伸ばすためには、日本人と関わるか否かではなく、努力するかどうかがカギになります。

成果

レベルの目安は別途調べていただきたいのですが、私の語学学校卒業時の評価はB1でした。(B2をもらえると思っていたのですが、蓋を開けてみたらB1で落ち込みました。)逆にいうと、日本語喋りまくっていてもBには達しました。滞在中私と仲良くしてくれた日本人の友人は、みんなB1以上で卒業していたはずです。
帰国後も勉強を頑張ったのもありますが、現在外資系企業で普通に働けてはいるので、留学失敗ではないと思います。
英語漬けになっていたらもっとレベルアップしていた可能性は高いと思いますが、楽しい時間を過ごせたので後悔はありません。

英語漬けにこだわる必要はなく、ぜひ日本語で英語を整理する時間もとってみてください。

アメリカのスポーツリーグが好きすぎてワーキングホリデーで留学。(2019年秋に帰国) 英語を学び、スポーツ観戦に明け暮れ、そんな経験をシェアしていきます。 英語学習についてと野球観戦記を中心に更新しています。