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ハンドメイド作家はじめの一歩「エルメスから考える新しいSDGs」

こんにちは、メイマル主催のMyu2.(みゆつー)です。
すっかり秋になり携帯するドリンクもホットに移行しつつあります。体調を崩す友人も増えているので、皆様もご自愛くださいませ。

前回の不定期連載「ハンドメイド作家はじめの一歩」記事が大好評で、お陰様で過去1番読んでいただいている記事となっております。もしまだの方がいたら是非ご覧くださいませ。
▷「写真の大切さ」

さて、今日は「エルメスから考える新しいSDGs」というタイトルですが、日経新聞のウェブサイトで【エルメスの工房に見る 素材に寄り添うものづくり】という記事を拝見したんです。

そこにはエルメス初のギターが載っていて。とても印象的な記事だったので皆さんにシェアしたく、その記事から感じたハンドメイド作家に必要な意識も併せてお伝え出来ればと思います。


実はSDGsの最先端?!ハンドメイド作家たち

SDGsは地球上の「誰一人取り残さない」ということベースに、17のゴール・169のターゲットを設けて呼びかけています。この中でも12番目の「つくる責任 つかう責任」はハンドメイド作家に直結しているのではないでしょうか。

ハンドハンドにも様々な種類がありますが、自然からできている素材を使用した作家もいれば、私のような樹脂やプラスチック・アクリルなどをメイン素材とした作家もいますし、シルバーなどの金属製品、陶器、キャンドル、ファブリック、などなど様々なマテリアルが使われています。

再生できない素材を使用している作家は数多く存在します。だからと言って、本当に再生できないのか?というとそれは違う、と胸を張って言いたいのです。

というのも、ハンドメイドに限らず料理でもプラモデルでも何かを作ったことがある方は感じたことのある「もったいない」という感覚。他には物を作ったことがなくても「このコスメまだ少し残ってる…」「この靴最近履いてないし、いらないかも…」そんな感覚を持ったことのある方、すべてに共通して言えるのが【何かに活かそうとしている】意識です。

料理だったらちょっと余った野菜、勿体ないからお味噌汁に入れよう!刻んでカレーに入れよう!と思いついたり、最近履いていない靴はフリマサイトで売ったり、日々「工夫」を行っていると思います。

ハンドメイドでは布の切れ端や、余った素材、いろんなロスが出やすいのですが。多くの作家がそれらを上手に再利用し、新しい作品にしたり、パーツとして販売したり、様々な工夫をしています。その工夫の最先端がハンドメイド作家ではないのか、と記事を読んで感じていたのです。


ハンドメイド作家がSDGsを意識すると「お得」な理由

プラバンの切れ端から生まれたタイルの耳飾りシリーズ。形や大きさはバラバラ。でもそれがこの作品のデザインとなっていて、お客様に好評でした。

写真の耳飾りは私が以前製作した「タイルの耳飾り」というシリーズの作品なのですが、4色展開で作成したものです。これはプラバン作品を作る際にどうしても出てしまう切れ端をランダムに切り取り、着色してタイルのようにレイアウトし仕立てたもの。

プラバン作家をしている以上、必ず切れ端は出してしまう運命なので、ロスをなくす意味でもこうした作品を作っています。

とはいえ、お客様からの反応は良く、「切れ端じゃなくても素敵」とお褒めの言葉をいただきました。ここで「お得」と思ったのは、セールストークに盛り込めることです。

対面販売だとどうしても接客が必要になります。その際にいきなり「かわいいですよね」「よかったらお手に取ってみてくださいね」と声を掛けるより、「実はこの商品…」と商品の背景を話した方がお客様との間にある壁を緩めてもらえる会話ができるので、そのあとのお客様との会話の距離が格段に近づくからです。

なにより、お客様にもSDGsに貢献している意識を持っていただけるので、作家もお客様も双方にとって嬉しいことにつながるのです。ここもお得ポイントですね。


エルメスの「petit h(プティ・アッシュ)」から学ぶ技術の大切さとアレンジ力

表題の「petit h(プティ・アッシュ)とは、エルメスの物作り部門の一つで、ここで展開しているアイテムが冒頭にお話ししたエルメス初のギターだったり、エルメスのティーカップでできた時計などを作り出しているそう。

革、陶器、時計、布、などなど様々な職人たちによって、petit hの商品は誕生しています。

それぞれのプロがどんな用途に適しているか、どんな加工ができるか、どんな強度を持たせることができるのか、いろんな知識と技術が集結しているからこそ作り出せるものだなとしみじみ。

エルメスの原点は馬具工房、その鞍骨(くらぼね ※馬の背に乗せるもの )がギターになるとは、だれが思ったでしょうか。素敵ですよね。ギターにできる技術と、アレンジ力。ハンドメイド作家は見習いたいものです。

ギターといえば、なんとなく木材でできているんだろう、アコースティックギターなら中を空洞に、というイメージが私にはありますが、その創造を飛び越えるものがあるんだな、ととても驚き喜びました。

私はイラストレーターでプラバン作家なのですが、例えばプラバンで洋服を作ろう!とかいう驚くものを作っていけたらいいな…!


次回のメイマルは11/23~25@府中FORiSさん1F

次回のMadeMarcheは11/23祝木~25土までの三日間開催です!前回のキラリナさんよりも出店者数もぐっと増え、ワークショップ・お菓子の販売もありますよ◎

是非お誘いあわせのうえお出かけ下さい!
出店者の紹介をInstagramで行っているので、そちらもチェックしてくださいね。

●Made Marche vol.8
 *↟⍋ Early Christmas *↟⍋
●11/23(㊗木)~11/25(土)
●場所:FORiS 1F 光と風の広場
東京都 府中駅徒歩1分

次回は10/18(水)更新です!お楽しみに!

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最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにとっていい時間になったことを願って。

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