みんなの遊び場 〜 🇩🇪キンダーランドより

こんにちは。

ドイツの遊具メーカーKinderlandが、「みんなのための公園」に関する短いストップモーション動画を出しました。

遊具メーカーの世界も広くはないので、
「この動画見た?」
「これいいよー、見てみて!」
などとちょっとした噂になっています。


こちらの記事で紹介したデンマーク生まれのKOMPANもそうですが、Kinderlandもかなり前から「みんなのための公園」に力を入れてきた遊具メーカーのひとつです。

みんなの遊び場、インクルーシブ公園に関するガイドブックはいろいろと出ていますが、この動画は簡単に分かりやすくまとめられていていいなと思ったので、紹介させてください。

言葉なしでも大まかな内容は伝わるようにつくられているので、需要があるかは分かりませんが、ここからは日本語のだいたいの意訳を。

* * *

『みんなのための公園!』

「みんな一緒に遊ぶべき!」
「一緒に遊べるようにしよう!」

「どうやって?」
「人の成長を計画の手助けと理解しよう!」
「経験をお互いにシェアして共通点を見つけよう!」
「小さくて繊細な介入も見逃さない!」
「遊んでいるみんなの感覚を刺激しよう!」
「欠点を想定しない!」
「一緒に遊べるようにしよう!」
「みんな一緒に遊ぶべき!」

触れ合い、接触 社会的な側面
 (遊具にのぼった子と車椅子の子がお話)
「おぉぉぉぉぉーい、聞こえるー?」
「うーーーん!」

協同/共同/一緒に 社会的な側面
 (子どもとおばあさんが一緒にブランコ)
「わぁぁぁーい!」

スピード 動きの体験/総合的な運動のスキル
 (みんなで一緒に回転遊具で遊ぶ。スピードが出ても車椅子が飛び出すことなく安心)
「もっと速くー!」

高さの体験 動きの体験/総合的な運動のスキル
 (シーソー遊び。高さがあって乗り降りもスムーズ。体の横と後ろがガードされていて高くても安心。)
「わぁーすごい高い!」

細かい運動のスキル 感覚体験
 (砂遊び。砂場まで車椅子でもアクセス可能。滑車を操作しながら一緒に遊べる)
「もっと砂ちょうだい!」
「喜んでー!」

視覚 感覚体験
 (アクリルガラスの下に色のついた影)
「光のシャワーみたい!」

アクセシビリティ
 (スロープの上はベビーカーでもすいすい)
「一緒に遊ぶ!」

「一緒に体験する」
「発見する 観察する」
「一緒に遊ぶ」
「シェアする」

* * *

小さなことから始められるヒントがたくさん詰まっていますね。
「みんなのための遊び場」と考えるとそれを叶えるのは果てしなく長い道のりにも感じられますが、考え方を少しだけ変えるだけで、小さなことから始められそうですよね。

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