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* お誕生日のオンラインNew Gamesセッション *

先日、約50年前にアメリカで発生し世界に広がった新しい遊びのカタチ「New Games」のワークショップを30カ国以上でしてきたDale N. Le Fevreさんのお誕生日でした。

お誕生日の当日、Dale(デール)さんがオンラインでNew Gamesセッションを行われたので、参加しました!

DaleさんのNew Gamesオンラインセッションに参加するのは2回目。1回目の様子はこちらに書いているので、興味がある方は読んでみてください。

New Gamesに関してはこちらの記事に書いています。


今回はお誕生日ということで、古くからの友人やこれまでにDaleさんのワークショップに参加したことがある方など、Daleさんのことを知っている方ばかり12人。始まりからみんな笑顔でとてもハッピーな雰囲気でした。その場に居合わせられることが嬉しくて、遊ぶのが楽しみで、全員がとてもわくわくしてるのが伝わってきます。
ひとりひとり、名前と今いる場所と今の気分を一言で伝える、簡単な自己紹介をしたら、早速遊びの開始!

ここからその遊びのいくつかを紹介していこうと思います。
全て、こどもから大人まで、オンラインでも直接会ってでも遊べるゲームになっています。ワークショップやミーティングなどでも、アイスブレイクやウォームアップ、気分転換に気軽に使えるものもあると思うので、ぜひ試してみてください。

"One Behind"

(5〜35人向き、アクティブ度:中)
リーダーが数秒間ある動きをし、参加者はその動きを見て覚えます。その後リーダーがまた違う動きを数秒間する間、参加者はリーダーの初めの動きを真似します。その後リーダーはまた違う動きをするので、参加者はリーダーがひとつ前にしていた動きを真似する、という風に続けます。
この動きは、両手を上げたり下げたり、右に回ってから左に回ったり、いないいないばぁのような動きをしたり、数秒でできるものなら何でも。

参加者の身体的な状態によって、可能であれば立ち上がってすると、動きも大きくなり、楽しいウォームアップになると思います。
時間があれば、リーダーを交代して続けても楽しいですよね。

"Two Truths and A (one) Lie"

(5〜30人向き、アクティブ度:低)
こちらは前回も登場した、3つの中からひとつの嘘を探す、というもの。自分のことを話すので、初めて会う人たちのことを少し知れるし、すでに知っている人たちの新しい一面を知ることもできて、はじめましてのグループでの遊びやチームビルディングにぴったりです。

例えば、
①「私の背中に大きなタトゥーが入っています」
②「私はアラビア語が流暢に話せます」
③「私は乗馬が得意です」

これは参加者さんひとりの例ですが、彼女の嘘は、①。彼女自身ではなく、娘さんの背中に大きなタトゥーが入っているそうです。
おもしろい嘘や驚くような事実に、盛り上がってみんなで大笑い。

今回も前回と同様、1時間半と限られた時間の中でみんなに順番が回ってくるように、Daleさんともうひとりの参加者さんの話が終わった後にふたつのブレイクアウトルームに分かれて続けました。

"Sun Monarch"

(5〜50人向き、アクティブ度:低/中)
リーダーが「私は太陽です」と言ってゲームを始めます。次に、参加者のうちふたりが太陽に関連する何かをひとつずつ言います。たとえば、「私は明るい」、「私は熱い」。誰でも発言できるので、早い者勝ちです。「私は太陽です」と言った人は「私は明るい」と「私は熱い」のうちの気に入った方ひとつを選びます(例えば「私は明るい」)。選ばれなかった方がそれをもう一度繰り返します(この場合は「私は熱い」)。そしてまた他の参加者ふたりが「私は熱い」に関連することをひとつずつ言い、選ばれなかった方が繰り返す、といったように続けます。

太陽から始まり、関連することを言っていくのですが、テンポよく進みテーマがどんどん変わり、どこに向かっていくかは誰にも分からないのがとてもおもしろいです。こどもたちと遊ぶと、関連するものを考える楽しい練習になりそうですよね。

私はこのゲームは他のワークショップでも遊んだことがあって、その時はみんなで輪になって、真ん中に3つ椅子を置いてやりました。ひとつの椅子とふたつの椅子を向かい合わせに置いて、ひとつの椅子にお題となる文を言う人、それに関することを思いついた人がそれぞれふたつの椅子に座って発言する、そして選ばれなかったほうがひとつの方の椅子に移動して、選ばれなかった文を繰り返す。という感じでするので、この場合はアクティブ度が高めになります。


"In The Manner of The Adverb"

(5〜50人向き、アクティブ度:中)
2人か3人の参加者が部屋から出て(Zoomではブレイクアウトルームに入る)、「泳ぐ」「ホコリをはたく」「シャワーを浴びる」など、グループの他のみんなに実行させるアクティブな動詞を考えます。部屋に残ったグループは「悲しく」「ドラマティックに」「困惑して」など、みんなでひとつの副詞を選択します。別室にいた参加者は戻って、考えた動詞を言います。グループは選択した副詞の感じでその動詞の動きをします。例えば、選択した副詞が「悲しい」で、動詞「泳ぐ」が与えられた場合、悲しい様子で泳ぐ真似をします。動詞を与えた参加者たちはその副詞を推測し、分かるまで別の動詞を与えて推測を続けます。副詞が見破られたら、また別の2人か3人の参加者が部屋から出て繰り返し。

ドラマティックにホコリをはたく、怒ってシャワーを浴びる、など、副詞と動詞の組み合わせによってはとてもおもしろくなり、また分かりやすくなるように動作を大きくするので、笑わないでその動作を続けるのが大変なくらいでした。
副詞や動詞を楽しく学べて、語学の勉強に取り入れるのもよさそうですね。


"Captain Video"

(5〜15人向き、アクティブ度:低/中)
参加者は全員、画面に背中を向けます。リーダーのみが画面に向かい、誰かひとりの名前を呼びます。呼ばれた参加者は振り返って画面に向かいます。リーダーは、画面に向かって簡単な動きをします。 それを見た2人目の参加者は、すぐに動きを真似するのではなく、3人目の参加者の名前を呼び、振り返った3人目の参加者に向けて、リーダーの動きを反復します。3人目の参加者は4人目の参加者に向けて動きを反復します。これを繰り返し、最後の参加者が動きを反復するまで続けます。その後、リーダーと最後の参加者が同時にその動きを行います。

伝言ゲームの動きバージョンです。オンラインでなく直接会う場合には、みんなで円になって、外側を向いて始めると同じように遊べますね。
この日の参加者はDaleさんも合わせて13人でしたが、最初と最後で動きが全く違っていて、おもしろいだけでなく、その違いにみんなで驚きました。

"What Are You Doing?"

(5〜30人向き、アクティブ度:中)
参加者のひとり(Aさん)がある動きをします。 数秒後、別の参加者ひとり(Bさん)が「What Are You Doing?(何をしているの?)」と尋ねます。 Aさんは、自分がしている動き以外で何でも答えます。例えば、泳ぐ動きをしている場合は、「歩いています」など。 次に、BさんはAさんが言った動き(歩く)をし、また別の参加者(Cさん)に何をしているのか尋ねられたら、Bさんはしている動きとはまた違うことを言います。例えば、「跳ねています」。 その後、CさんはBさんが言った動き(跳ねる)をする、といったように繰り返されます。ルールは前回の"This is my nose"に似ていますね。

簡単なルールですが、テンポよく進んでいくと、少しずつ混乱してぐだぐだになってくるのがおもしろいです。こちらも、動詞をたくさん楽しく学べて、語学の勉強にもぴったりですね。

"Face Pass"

(2〜25人向き、アクティビティ:低)
リーダーは参加者ひとり(Aさん)の名前を呼び、変顔をします。Aさんはリーダーの変顔を真似します。 Aさんはまた別の参加者の名前(Bさん)を呼び、新しい変顔をし、Bさんはそれを真似します。一周するまで、繰り返し。

このゲームは恥ずかしがっていてはおもしろくないので、はじめましての一発目では難しそうですが、和んできた頃にするとみんなで大笑いできて参加者同士の距離が更に縮まると思います。

このルールはオンラインバージョンに簡単にしたものでしたが、本来は、みんなで円になって遊ぶようでもっとおもしろそうです。リーダーは変顔をし、隣の人(Aさん)に見せます。Aさんはリーダーの変顔を真似します。 次に、ふたりとも真ん中を向いて、全員に顔を見せます。Aさんは隣のBさんにまた違う新しい変顔を見せ、Bさんはそれを真似して、ふたりで全員に顔を見せます。一周するまで、その繰り返し。



最後のゲームの最中に参加者のひとりが画面からいなくなったな、と思っていたら、ゲームが終わると、ケーキを持ってDaleさんの画面に登場。これには参加者全員びっくり。Daleさんのお隣の部屋で参加していたようです。

みんなでバースデーソングを歌って、Daleさんがロウソクの火を吹き消して、セッション終了になりました。

遊ぶこととDaleさんがだいすきな人たちが集まって、オンラインだけど、短い時間だけど、思いっきりたくさん笑って、ぎゅっと濃い楽しい時間を一緒に過ごさせてもらいました。堅苦しいこと一切なしで、でもお互いをリスペクトし合って、フェアに、楽しく。「一緒に遊んでDaleさんのお誕生日をお祝いしよう!」という場。本当にあったかくて素敵な時間でした。

遊びの力は本当に世界共通ですね。
遠くにいても、ぐっと近づける。一緒に笑い合える。

みなさんも、今自由に会えない家族やお友達やリモートワークで離れている同僚たちとも、ぜひオンラインで一緒に遊んでみてください。

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