「血薔薇の王妃」あらすじ

 世界中の薔薇が保管されているという、雪山の薔薇の塔。絶対に行ってはいけないと言われるそこは、ヴァンパイアの巣窟だった。
 塔に入ったせいで、大切な父を異形に変え、死に追いやってしまった猟師の娘ヴァイオレット。
 父の死を仕向けた仇を討ち、自らの罪を償うため、ヴァンパイアのアーリマンと契約したヴァイオレットは薔薇の塔を登り、各階の薔薇を守護する癖の強いヴァンパイアたちと戦って仇を追う。
 憎悪。裏切り。友情。愛情。薔薇の塔での戦いを通じ成長するヴァイオレットは、辿り着いた最上階で、自らの隠された出生と、薔薇の王との救われない大罪とに向き合う。

 薔薇とヴァンパイアを巡る、贖罪のダークファンタジー。

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