全力でたのしい新オフィスを作ったよ
freeeブランドチーム、アートディレクターのmegです。
今回は、2022.8.22 に移転した新しいオフィス、「大崎ネスト」のたのしい設計について、お話ししたいと思います。
街を歩くようなオフィス「大崎ネスト」
新ネストは、街や商店街を歩くように、路地をぬけて、顔馴染みにあいさつしながら、目的地へ到着するような導線を意識した設計をしています。
寄り道ポイントとしてみんなが集えるリフレッシュスペース、何気なく腰をかけることができるベンチ、待ち合わせのポイントになるような、ランドマーク(あだ名がついてしまうような置物)、予約しなくても使えるファミレスブース、そしてたのしさを盛り込んだ会議室が大崎ネストには点在しています。
みんなの夢を詰め込んだ場所
カルチャーディベロップメントチームが「新オフィスにあったらいいな!」というfreeeメンバーの妄想・夢を社内SNSで大喜利的に集めていきました。
それを移転コアメンバーでリストにして、freeeのカルチャー・ブランド視点で何があったらたのしいかを考え、「駄菓子屋会議室」「はろはろビーチ」「やほやほキャンプ場」「会計歴史館フリカエリ」「Shopフリダシ」といった場所が実現しました。
freeeの公式Shop:フリダシ
フリダシは「みんなが店主になれる新名所」をコンセプトに、freeeのアソビゴコロを発表する場所として作られた場所です。
ちいさなアソビを出発点に 「買いたい」「創りたい」といった前向きな気持ちを作ることができるShopにしたいと思っています。
Shopを覗いてくださる人、グッズを買ってくださる人に、「freeeらしさ」を届けきれるよう、日々メンバーがアソビゴコロを作っています。
リフレッシュスペース「はろはろビーチ」「やほやほキャンプ場」
はろはろビーチ、やほやほキャンプ場は、ちょっと自分の席ではないところで、仕事したいな。少しリラックスしたいな。という時に活用できるスペースです。
なんとなくビーチ・それとなくキャンプ場ではなく、本気でオフィスの中にビーチとキャンプ場を作りました。
のんびり過ごせるビーチは、砂浜の上に座り込んだり、歩いた時の足の感触を大事にしたくて、砂を使うことはパソコンやスマホといったものを扱うこともあり、粒状のゴムが敷き詰められた床を選択しました。
キャンプ場はサクサクした感触を大事に、人工芝を敷き詰め、それをあえて刈り上げることで、リアル感を出し、本格的なキャンプテントやチェアを配置しました。
コンセプト会議室は、社内に12室!
会議室の名前のこだわり
各階の会議室はそれぞれテーマにちなんだ名前がついています。
21F 産業分類ペルソナ・福利厚生・受発注・販売管理
20F 会社設立・開業・申告・カード・アプリストア
19F 勘定科目
18F 人事労務
こんなにいっぱい名前があって大丈夫?
「21F-A」会議室とかの方が「あんしんインテリジェント」なんじゃない?
みたいな議論もありました。
でも、オフィスで過ごす人・オフィスに来る人が
「21F-A」という会議室より、
「タイシャクタイショウヒョウ」ってついていた方がたのしいし、心に残るよね!freeeっぽいよねっということで、「たのしさスパイス」を優先しました。
そして、freeeメンバーに名前を募り、全部の会議室にfreeeらしいこだわり抜いた名前が付きました。
ダイバーシティとアクセシビリティのチャレンジ
女性トイレ・男性トイレに虹色が入ることで
自分のその時点で感じている性別を自由に選択できるようなデザインをしました。
アクセシビリティ
だれもが、同時に、同じ情報を取れるように、新しいオフィスは同じフォーマットのサイン、MAP、ピクトグラムに英語表記と点字を印刷し、同じ高さに設置することにチャレンジしました。
みんながたのしいMAP
私自身、点字を入れるとなると真面目でなくてはならないという先入観があったのですが、「たのしいMAP」を作るにあたり、目に障害があるメンバー・労務メンバー、アクセシビリティチームから、アドバイスとサポートをたくさんしてもらい、堅い考え方がどんどん変わりました。
1400mm四方の大きなイラスト入りMAP。そこに点字を入れて意味があるのか、触りにくいのではないかという、心配がありました。
手を伸ばさないと届かない位置、手首を下に返さないと触れられない位置に点字があることは、スタンダードではないけど、触ってみて「このマップどんだけデカいんだ!」と突っ込みたくなるたのしさもあることを教えてもらいました。
点字もたのしく表現して良いんだ!ということを知れたのは、本当に目から鱗でした。
感謝
コロナ禍で入社した私は、「ちょっと、これどう思う?」と気軽に声をかけ、即意見をもらえること、小さな画面越しに見ていたメンバーと等身大で会って「ランチ行きましょう!」と誘えることが増えていくのは、ふつうに嬉しいです。
そして、たのしさで設計された新ネストを使って、チーム横断ハッカソン、得意を活かしたワークショップなど、新たなムーブメントが日々生まれはじめているのを見ることができ、感動と感謝でいっぱいです。
たのしいオフィスを叶えるためにfreeeのメンバーの一員として、たくさんのご提案をくださったオフィスデザイン会社の皆さま、グラフィックデザイン事務所の皆さまをはじめ、移転にかかわってくださったすべての方々に感謝します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?