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「UIデザインに活かせる!認知心理学とUI設計の10原則」セミナーのメモ

「UIデザインに活かせる!認知心理学とUI設計の10原則」というセミナーに参加しました。大変勉強になったので、メモとして残します。

実際に紹介されていた法則

ツァイガルニク効果
達成できなかったことや中断していることの方が、達成や完了できたことよりも強く記憶に残るという心理現象のこと。

例えば、良くあるテレビの「続きはCMの後で!」。この効果を逆手に取ったものらしい。


アンカリング
人は最初に得た一つの情報に注目する傾向があり、それが価値の見積もり方やそのあとの意思決定に影響を与える。

例えば、Amazonの参考価格。値引き前の値段を載せる事で、実際の価格がお手頃に感じるようだ。

例えば、コストコに入ると、まず高額な家電が並んでいる(らしい...コストコ会員ではない涙)が、これは先に高額の商品を見せることによって、後から見る日用品や食品がとても安く感じる効果を利用している、らしい。


スケアシティ
「チャンスが1回しかない」と思うと、結果や代替案をよく考えずに、すぐに行動を起こすようになってしまう事。

例えば、ショッピングサイトの「残り1点」や「タイムセール」とか、
例えば旅行サイトの「残り1部屋」とか。


レシプロシティ
「互恵性、返報性」の意味。コミュニケーション上で「相手に何かを与えるとお返しがあると期待し、逆に相手から何かを受け取るとお返しをしなければならない」と意識してしまう共通認識のこと。

例えば、コンビニでトイレ借りた場合に、そのまま出るのではなく、つい何かしら買ってしまうケース。
例えばお店の試食。


バンドワゴン効果
多数の人が支持している物事に対して、よりいっそう支持が高くなる現象。
模倣効果とも呼ばれる。集団思考の一種。

例えば、ショッピングサイトの「お客様の声」やレビュー。
例えば、「全米が泣いた」とか「当店人気No.1商品」も当てはまるようだ。
あまりやりすぎるとノイズになる、ネガティブに働くので注意が必要。


ピークエンドルール
体験の中で最も強烈な瞬間と体験の終わりに焦点を当てて記憶するもの。
良い体験だけでなく、悪い体験にも起こる。

前回の記事 でも載せていた法則。
例えば、最後に次回使えるクーポンを発行、とか。


キャッシュレス効果
キャッシュレスにすると、人間は3倍ぐらいお金を使ってしまう。


最後に

コストコ、Amazonが数多く事例で取り上げられていた。
それだけ心理学をうまく取り入れているのだと思った。
コストコの会員になろうかな。。。

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