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28#【高齢の母と知的障がい者の娘の話#2】


 前回、私が目の当たりにした高齢のお母さんと知的障がい者の娘さんのお話をしました。

 2組目のお話です。
こちらは80代のお母さんと50代のダウン症の娘Mさん親子です。

 このお母さん、足腰は悪くなく、自力でスタスタ歩行されます。
 認知症であり、短期記憶障害の症状は著しいです。


 一方の娘Mさんは脊髄側弯症であり車椅子生活です。ダウン症の方ですが、普通に会話されています。
 物事へのこだわりが強いのと、発達遅延があるので、しっかりしている部分と理解できていない部分が融合している感じです。(何かうちの娘Sに似ています😅)

 このMさん親子、現在は、自宅マンションで2人暮らし。頻繁にMさんのお姉さんが訪問されて身の回りの世話をしておられます。

 元々Mさん、数年前は近くのグループホームに入居され暮らしておられたそうです。
 そして外部の福祉サービスなどを上手く使いながら自分らしく過ごされていたようです。


 それだけ聞くとすごく理想的なお話です😌

 ですが、こだわりが強いMさんは思い通りにいかないと激怒するんです。
 これが又、うちの娘と同化してしまうんです😢


 そんなこんなでグループホームでは上手く適応できなくてストレスが溜まり、結局、自宅に戻られたのです。 


 ちなみに、グループホームは全国的にも数は少ないようです。入居するには吟味しないと本人が辛い思いをするので、慎重に決めたいです。


話は戻って…、
 お母さんの認知症の進行と娘のMさんの車椅子生活で、自宅での入浴が難しくなり、お二人揃ってのデイサービス利用となりました。

 利用中は、午前中の時間は仲が良いんです。2人で寄り添って微笑ましいのですが、徐々に雲行きが怪しくなります。

 こだわりが強くそれなりにキッチリしている娘Mさんは、お母さんの行動、言動が許せなくて激怒し、大声を上げるんです。 

 この辺り、私達親子の将来図?😂


 鍵を探していたお母さんに、「何回言ったらわかるの❓鍵はそこにあるでしょう❗️」ってMさんが叫ぶんです。


 それで何故、怒られているのかもわからないお母さん。当然、鍵を探してたことさえも忘れてしまいます。

 私が思うに…娘Mさんは恐らく認知症という概念は理解出来ないと思います。ですが、今までのお母さんの様子ではないと感じ取っておられます。

 そしてお母さんおかしい〜しっかりしてよ〜の感情が表出されてワァー‼️となられるんだと思います。


 この親子、普段はお母さんが娘Mさんの車椅子を押して、スーパーなどに行かれるそうです。 よく2人で外出されています。


 ある日、道端で娘Mさんが興奮し大声で泣き叫んでいたとのことで、どなたが警察に通報されたようです。

 お母さんは警察相手にまともな会話は出来なかったようです。
 そして娘さんはダウン症ですので、(ダウン症であっても会話はできるんですけどね〜😥)結局、警察の人がすぐにMさんのお姉さんに連絡されたそうです。


繰り返しになりますが、
 何だか将来の私と娘を見ているようでとても悲しくなりました。

…前回のTさん親子と今回のMさん親子…母と娘という女性同士の場合、比較的、在宅生活は送りやすいと思います。でもそれはいつまでも続かないし、自分自身、娘Sのためにも認知症になってはいけないと痛感しました。

 食べ物、運動習慣、ストレス軽減など日常生活で出来ることは今すぐにでも始めようと思うのでした。 

 前回と今回はだいぶ主観的になってしまいました。
     …失礼しました。

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