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[親子でキャンプ旅] 富山県美術館の素晴らしさ

GWに岐阜県と富山県に遊びに行ってきました!
キャンプ旅なので車移動です。

宿営地は飛騨市の山の中のキャンプ場。がっつり3泊しました。

のんびり朝食を食べて、昼間は富山県へ。
富山県美術館に行きました。目的は展示内容ではなく、建物。
設計者は、建築家の内藤廣さん。各地の美術館を手掛けられています。
去年、城巡り旅で訪れた、福井県の『一乗谷朝倉氏遺跡博物館』も設計。こちらが素晴らしかったので印象に残っています。(そのうち記事にしたいです)
そんなこともあって、今回はみんなで楽しみにしていました。

○ 駐車場からの動線の良さ

なんと、美術館の1階の大部分が駐車場になっています!
道路から建物内に入るとそこは駐車場。美術館でそんな構造は初めてだったのでビックリしました。

駐車場から美術館入り口に向かうと、すぐに駐車券精算機があり、これは帰りもスムーズだなぁと。
脇にはトイレ。正面にはカフェ、ミュージアムショップと続き、賑やかな雰囲気。
ガラス張りで明るく、ショップのカラフルな雑貨が映え、わくわく感が高まります。
駐車場から向かうと奥に(正面入り口から入ると目の前) 受付カウンターがあり、チケットを購入。

ふと脇を見ると、暖簾が。
暖簾ていいですね。思わずくぐりたくなります。
中はギャラリーでした!

○ ギャラリーは不思議空間

え?!貝がら?
貝がら並んでる?上が赤く光ってる!
覗いてみたら、赤い蛍光塗料が反射してた

頭の中がハテナ?になりながら進むと、、

蟹の脚なのか??
極めつけは、この大群!

よくわからないけど、紅と白の不思議ワールドでした。
こういうことを意図をもって大真面目に創作するアーティストも素晴らしいし、ギャラリーに招いたキュレーターも素敵。
富山といったら紅ズワイガニなので、ご当地アート?

○ 期待高まる2階への階段

明るいカラフルな雰囲気から一転、階段の壁面はマットな濃い灰色。
階段を登ると、ドドーンとひらけた空間で天井が高く、ガラス張り。1階のギュッと詰まった空間からの対比で、「わ〜!」っと声が出ました!
夫と長男はカメラ片手に建物チェックに。
私と次男はベンチで外を眺めていい気分。

○  コレクション展示

目に止まった展示をいくつか。

パブロ・ピカソ 『肘掛け椅子の女』


ジャン・フォートリエ 『シーソーのシステム』


嶋田しず 『ロンド 翔たく影を大地に』

○ 企画展は、エッシャー展でした


絵の中に入った私 なんだか不気味

次男が飽きてしまって、じっくり鑑賞出来なかったのですが、見応えのある展示でした。
体験型の展示もいくつかあり、最近の美術展の特徴だなぁと感じました。
いいアクセントになるので、また新鮮な気持ちで展示に向き合えます。

建築に関しては、企画展示室へのアプローチがトンネルのようになってきます。
天井も壁も木がふんだんに使われていて、落ち着きます。
素敵だね〜とキョロキョロ見ていたら、スタッフの方々が地元産の杉だと教えてくれました。
木に囲まれているからか、音も響かなくて、不思議な感覚。


木彫りのクマ

展示室から出ると、クマのお尻!インパクト大です。

○ 2階屋外展示を見て、屋上へダッシュ!

2階にテラスのような場所があり、今度は彫刻のクマがたくさん。
ひととおり眺めて、すっかり飽きた次男をなだめながら屋上へダッシュ!

屋上は公園のような空間が広がっていました〜
大人も子どもも寛いでる。
オトマトペがテーマで、「ぐるぐる」と言った言葉とアート?遊具?がセットになっています。
なにより、気持ちの良い風が吹き、眺めは抜群!

立山連峰が美しい

展示室以外は無料なので、屋上は観光客が思い思いの時間を過ごしていました。
地元の人も立ち寄りやすそう。

○ まとめ

3階フロアをスキップしてしまったのですが、アートとデザインをつなぐフロアということなので、行ってみたかったです。

新しい美術館ということで、エレベーター、キッズルーム、授乳室、そして室内駐車場完備。
また、フリーで入れるエリアもたくさんあり、さまざまな人に優しく、公園のような清々しい雰囲気でした。
地元産の素材も随所に使われており、好感がもてます。
この場所だから意味のある、美しい美術館でした。

[おまけ]
ふと、富山県の積雪量を調べてみたら、都道府県全国4位でした。
室内駐車場の理由も雪なのかな?

最後までお読みくださりありがとうございました😊

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