シティポップ〜喫茶ロック

現在、日本ではメインストリームではないがシティポップが密かな人気となっている

シティポップとは日本の1970年代中頃から1980年代初頭にかけての洋楽っぽいサウンドだ 
間違ったたとえだが「日本発の洋楽」と言って良いと思う

音の特徴は16ビート主体のリズムにjazzyなコード進行が使われている
そのシティポップが流行るだいぶ前、2001年頃にこれまた一部でだが「喫茶ロック」というムーブメントがあった
各レコードメーカーからコンピレーション盤が出ていた
90年代の「フリーソウル」や
「カフェミュージック」的な動きだった

コンピレーション盤リリース当時の趣旨としては「喫茶店のBGMと言うより、喫茶店の雰囲気のする70年代の音」というちょっとよくらわからないテーマだった 

これは聴くとわかるが、内容は1970年代のフォーク・ロックなのだが、その中でもちょっと洒落たコード進行を使うミュージシャン達の作品だ、ソフトロックにも近い

1980〜90年代の海外のレアグルーヴのように古い音源、特に当時はあまり陽の目を見なかった作品にスポットライトを浴びさせる意味合いがあったように思う

いわゆる若い世代の音楽ファンに
レアな音源を発掘する楽しみを教えてくれる企画だったとも言って良いと思う

今聴いてみると良いのだ、これが!
ここに当時ソニーミュージックよりリリースされた「喫茶ロック、〜地球はメリーゴーランド〜ソニーミュージック編」のYouTubeにupされたものを紹介する
1曲目のガロの「地球はメリーゴーランド」を聴くと彼らが当時やりたかったのは彼らのヒット曲「学生街の喫茶店」ではなく
西海岸的なコーラスを多用したサウンドだったのがわかる
2曲目の「赤い鳥」も3曲目の「笠井紀美子」の曲もどれも素晴らしい

現在の日本のポップスが失ってしまったものがここに詰まっている
ぜひ聞いてみてください

※ 日本のポップスが失ってしまったもの、についてはまた次回!

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